緊急事態宣言も解除され、日常を段階的に取り戻すための動き出しが始まった今週。
これからどうなっていくかはまだ誰にも分かりませんが、安全のためにしばらく「新しい習慣」を守り続けなくてはならないことは確実。
NEXTWEEKENDでは引き続き、個人が安全を守りながら、日々を楽しんだり社会のために少しでも貢献できる方法を発信していけたらと思っています。
今日の記事のテーマは「おうちでできる、新しい経済の回し方」。
外出自粛が続き、立ち行かなくなってしまったビジネスをメインに、たくさんの新しい取り組みやサービスが生まれたこの数ヶ月。
緊急事態の中生まれる挑戦こそ本質的で、新しい価値観や気づきを与えてくれるものが多かったように感じています。
今回は編集部が実践したものの中から、おすすめをいくつかご紹介したいと思います。
※紹介するサービスは2020年5月28日時点のもので、終了する場合がございます。
詳細は各サイトでご確認ください。
生産者を応援する
畑のシーズン会員になってみる
「信頼している大好きな農園のシーズン会員になりました。
シーズン会員とは、アメリカなどの個人農家ではメジャーになりつつあるCSAという仕組みをベースにした考え方。
(※CSA/Community Supported Agriculture:消費者が年会費を支払い、生産量を契約者の数で単純に割って量を決めるという方式)
豊作でも不作でも、量が多い日も少ない日も、会員はシーズンの始まりに同じ価格を一括で支払うというものです。
その時の収穫物の総量を会員で分けた量の野菜が届きます。
私は、札幌で一緒にシェアファームもやらせてもらっていた『谷口めぐみ農園』のシーズン会員になりました。
急遽波が激しい時代になったからこそ、CSAが少しずつ増えて、定期的に信頼する農園や事業者の方から物が届く仕組みになっていったらいいなと思っています。」
(編集長 村上萌)
ファーマーズマーケットをオンラインで楽しむ
「毎週末に青山の国連大学前で開催される、生産者、消費者、シェフの一大コミュニティ『青山ファーマーズマーケット』。
しばらく休まざるを得ない状況になった現在、オンラインのプラットフォーム『Farmers Market Supporter Club』の運営をされています。
ここでは、生産者さんの商品を事前にオンライン購入し、近隣のピックアップ場所で商品を受け取ることができます。
私は自宅まで届く、青山パン祭りとのコラボBOX『パンと野菜の朝食セット』を注文しました。
『ファーマーズマーケット事務局と青山パン祭り運営メンバーと話し合い、今私たちに出来ることは、毎日の食卓を充実したものにするお手伝いではないか?と考え、お家で朝食を楽しめるBOXをパン屋さんや農家さんと一緒に作りました。』とのこと。
注文する際、農家の方へのメッセージを書く欄もあり、心ばかりですがエールを送りました。」
(GARTEN COFFEEバリスタ あさみ)
少し先の約束を買う
一緒に行きたい宿を贈る
「自分の好きな宿のサポーターとなり、未来の宿泊料金を前払いできるサービスで、泊まりたい宿のチケットを買いました。
ラインナップがすごく素敵な『CHILLNN』は、ページの作りもSNSの発信もすごく愛があり、宿の魅力も伝わるので見ているだけでわくわく。
ボランティアによって運営されている『種プロジェクト』は、一口5000円からで手数料もなし、有効期限3年というのもすごく親切。
どちらも誰かにプレゼントすることができるというのも素敵です。
リストに好きな宿があったら、思い出の相手に。
気になる宿があったら、今一緒に行きたい相手に。
少し落ち着いたら行こうという気持ちがあるなら、今のうちに未来の予約してみるだけでも小さな支えになるかもしれません。」
(副編集長 ともみ)
未来のランチチケットを買う
「未来のランチの予約ができるということで、渋谷のレストラン『sta.』のチケットを買いました。
いつ行けるかはまだ分からないけど、好きなお店、行きたいお店を応援する気持ちも込めて。
いつかの自分にご褒美にもなるので今から楽しみです。
同じようにランチチケットを買った友達と一緒に行く約束もしました。
今はディナーチケットも登場したみたいなので、誰か誘って買おうかなと思っています。
テイクアウトで利用できないちょっと離れた場所でも、こうしてお店を応援する手段が増えたのは嬉しいですよね。」
(営業・広報 こまみ)
テイクアウトやデリバリーを楽しむ
おうちでお店のフルコースを楽しむ
「出張シェフの作り置きサービスがすごく需要が上がっているそうですが、家でもそんな本格フルコースを食べれる時代は、この状況だからこそ手が届くものになったなあと。
家族と記念日などに会えない環境でも、『お祝い』という形で常に外食産業と関わっていたいなあと思い、まずは自分の誕生日に親への感謝を込めて、IWAI OMOTESANDOのコース料理が届く『IWAIのお祝いごはん便』を送りました。
楽しんでもらえたらいいな。」
(コンテンツプランナー やすよ)
花屋さんのデリバリーを頼む
「おうち時間が増えてから尚更、部屋に花を飾ることが癒しに。
好きな花屋さんや憧れの花屋さんでも配送やデリバリーをしてくれるところが増えたので、定期的に注文しています。
NEXTWEEKEND HOUSEの季節のお花をいつもお願いしている『Fiore Soffitta』さんも、4400円(送料、税込)で自宅用のブーケを配送してくれています。」
(経理・総務 いくみ)
すでに利用したものや、気になったサービスはありましたか。
NEXTWEEKENDでは、「今推したいオンラインサービス」「MYおとりよせリスト」など、おすすめをシェアできるInstagramストーリーズ用のテンプレートをご用意しています。
みなさんも「誰かに出会ってほしい大切なもの」をシェアする時に、ぜひ自由に使っていただけたら嬉しいです。
Illustration:Chiharu Nikaido