こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

この夏NEXTWEEKENDが10周年を迎えるにあたって、この連載では私が過去10年間を振り返っています。

2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年

と綴ってきましたが、いよいよ2020年に入ります。

この年は多くの人にとって生活が一変した年だったかと思います。

今までずっとしてきたことができなくなった時に、すべきことを改めて考え、新しいことも沢山誕生しました。

NEXTWEEKENDにとってもこの2年間は重要な年になりました。

ハイライトはこんな感じです。

リアルかけこみ横丁開店

2020年の年明け早々は、NEXTWEEKENDで月に2度ほど連載して、私が皆様のお悩みに回答する「編集長がこたえます」の書籍化（「深夜の、かけこみ横丁」）を記念して、東京と大阪の書店でトークイベントを行わせていただき、外苑前では一夜限りのリアル横丁を開催しました。

弊社オフィスと同じビルにある大好きなBARトーストにてママとしてカウンターに立ち、外まで行列ができるほど沢山の方に来ていただいた楽しい思い出。

この時はまだ別の国で新しい感染症が流行っているらしい、という情報が飛び交うくらいのタイミングで、次々と机を周りながら乾杯して“集えた頃”の良き時間でした。

いつかまた開催したいなぁ。

#今日の小仕事
スペシャルライブスタート

これまで高頻度で開催していたNEXTWEEKEND HOUSE（弊社オフィス）での今日の小仕事マルシェですが、この年初めて“中止”を決断しました。

開催の目処が立たないとはいえ何もしないわけにはいかない…！と、ライブ配信としてリスタート。

事前に皆さんにデータをお配りして、ライブを通して一緒に夢を叶えるという企画。

今では当たり前になったことを“新しい生活様式”として挑戦し始めたタイミングでした。

第一回のゲストはイラストレーターのNozomi Yuasaさん。

自然の中にある花や落ち葉を使った塗り絵は、この時のみんなの気持ちを随分と励まし、自粛の日々に明るい希望をくれました。

（データはこの記事からダウンロードできます）

studioCLIPとのアパレルコラボ

リアルイベントの延期や中止が相次ぎ、様々な価値観が交錯して不安な世の中で、今までよりもstudioCLIPとのアパレルコラボに思いをのせてお届けする機会が増えました。

母の日の贈り物に提案した「花言葉のカーディガン」。

今いる場所から旅を想像できる「夢旅ワンピース」。

着るだけで目の前が映画のワンシーンのようになる「物語のスカート」。

どれもこの時の気持ちをぐっと詰め込んだコンセプトばかりで、今も多くの人が着てくださっていることを嬉しく思います。

オンラインアカデミー
週末野心学スタート

これまでNEXTWEEKEND HOUSEで毎月開催していた大人のブランチアカデミー「週末野心学」を完全にオンラインで開催することに。

今ではオンライン講座は当たり前ですが、たった2年前のこの時はまだ勇気と決断力とスピード感が求められ、ひとつひとつの選択に悩みながらも進んでいく、そんな時期でした。

結果的には今までよりも多くの方に日本中から参加していただけるようになり、いつでも翌月が楽しみでした。

母との共著「受けつぎごと。」の発売

素敵な編集者さんにお声がけいただき、祖母から母に、母から私に。

伝えていきたい、「受けつぎごと。」というコンセプトで、初めて母と共著の本を出版しました。

ここで向き合ったことが、後々NEXTWEEKENDが家族のチーム化をキーワードに企画を進めていく土台になった気がします。

#DiscoverKagoshima

「やっとコロナが終わる…！」この年の終わりにGO TOトラベルが始まり、多くの人が胸を撫で下ろしたところだったかもしれません。

NEXTWEEKENDでもようやくDiscoverシリーズが復活できるようになり、鹿児島県庁とがっつりとツアーを造成したところで、再び感染者の増加、GO TOトラベル延期で計画をがらっと変えることにしました。

誰も正解が分からない中での観光の提案は言葉も企画も慎重になりましたが、多くの方が“今いる場所”から参加してくれる新しい提案になったと自負しています。

その他にも、この年は本当に現代ツールがあってよかったな…と思うことが沢山ありました。

これまでずっと一緒に取り組んできた北海道上川町の温泉街が大きくダメージを受けていると聞いて、みんなで送ったSNSのエール #層雲峡へのラブレター や、

個人的には初めてキッチンからライブ配信をする企画に挑戦してみたり…。
（ステイホームが合言葉にもなっていた頃、毎週日曜日皆さんと一緒にオンラインで乾杯するのが楽しかったなぁ）

これ以来毎週水曜日の定番となった弊社営業・広報の川島文乃による「チームガルテンの #こそっと言いたい」がスタートしたり、

そして、この年の年末にある日突然 #ありがとうNEXTWEEKENDというハッシュタグをつけて投稿してくださる、というオンライン寄せ書きが始まり、分からない中模索してきたけど「どれもやってよかったな」と肯定していただけたような、目頭が熱くなる出来事でもありました。

大切なのはひとつの正解を探し求めることよりも、過去の成功に固執せずその都度ベストを考えていけること。

そんなことを痛感し、そしてその時のひとつひとつの決断によって、内外含めあらためて絆を深めることができた1年でした。

10年分を振り返ってきましたが、次回は2021年！

あっという間に今に近づいてきました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

続きは2021年でお会いしましょう。