NEXT WEEKEND DATE

こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

この夏NEXTWEEKENDが10周年を迎えるにあたって、この連載では私が過去10年間を振り返っています。前回の2012年に続き、今日は2013年のこと。

2013年といえば、印象深いのは「2020年、東京オリンピック・パラリンピック招致決定!」の年。まさか無観客で決行することになるなんて誰も想像できませんでしたが、一気に未来に向けてみんなの希望が集まった年でもありました。

NEXTWEEKENDはというと、2012年に引き続きまだ私自身としては「個人」での活動がメインでしたが、少しずつ自分の中で社会に役立てるキーワード、その際の考え方の“コンセプト”が見えてきたような年でした。

インパクトある出来事をハイライトすると、こんな感じ。

 

使ってくださる方のライフスタイルを想像して、
ラップトップケースを作ったこと

40年以上続く老舗のバッグブランドSAZABYさんとコラボレーションして商品開発。

イベントなど形に残らないものを多く手掛けていた時代だったので、形として誰かの生活に寄り添えることがすごく嬉しかったのを覚えています。

「色んなことが起こる毎日だけど、毎朝のぼるお日様が小さな悩みを吹き飛ばすように“So What??(だからどうしたの?)”と話しかける太陽くんをデザインしてもらいました」

と過去ブログにも書いていますが、ピンポイントな提案にもかかわらず、これ以外はないくらいに確信を持って進めていました。

自分はデザイナーではないけれど、「コンセプト」をしっかり作ることで誰かの気持ちをちゃんと変えられる、ということを知る大切な機会にもなりました。

これは今、定期的にNEXTWEEKENDで洋服コラボなどをさせていただく際の考え方に繋がっているはずです。


(ここでも女子大生だった頃の副編集長渡邊が登場…!)

NEXTWEEKEND×THERMOSの
魔法瓶を作らせてもらったこと

続いて、こちらも商品コラボレーション。

村上萌としてお話をいただいたのですが、コンセプトを考えているうちに、どうやっても
“NEXTWEEKEND”の思想に行き着いて、NEXTWEEKENDのコラボレーションとして3パターンで提案させてもらいました。

奇抜な提案よりも「季節の楽しみと小さな工夫」「いつかと思っていることを、次の週末に叶える大切さ」そんなキーワードが自分の中に生まれてきたタイミングでもありました。

 

有楽町LOFTでNEXTWEEKENDの
棚を作らせてもらったこと

「この秋したい、10のこと」として有楽町LOFTの商品をセレクトさせていただき、撮影して冊子制作。棚ごとにアイテムを選ぶことまで全てやらせていただきました。

もしかすると初めて“WISHLIST”という切り口に触れた瞬間だったかもしれません。
(自分たちの切り口が今もなおブレてなさすぎることに逆に震えますが…)

この時の撮影風景はよく覚えています。写真に写っているインターンのみんな(左はお馴染みの副編集長渡邊に、右は昨年デザイナーとして独立した1番の古株でもあったひかりちゃん)と一緒に、私の祖母の家の庭で一日中試行錯誤をしながら撮影をして、どうしたら少しでも誰かの心を動かせるかということに向き合った時でした。

一人ではピンポイントになる提案も、NEXTWEEKENDという考え方を軸としたチームでやれば、こんなに大きなことができるのか…!ということを実感しました。

 

カスタマイズエブリデイの出版

2013年は初めて本を出版させてもらった年でもありました。

「カスタマイズエブリデイ-コーヒーは、ダブルトールノンファットエキストラホットラテ-」
タイトルが長過ぎて、Amazonでは半角カタカナで表示され呪文のようでもありましたが…。

なんとなく気づきかけていたことを制限のある書籍の中で綴らせていただいたことで、NEXTWEEKENDの根幹にある「面倒くさいより、せっかくなら!」というカスタマイズ精神はここで確固たるモットーになりました。

今やInstagramで #カスタマイズエブリデイのハッシュタグを検索すると、なんと約27万件の投稿が集まっていて、みなさんに育ててきてもらっていることが本当に嬉しいです…。

 

「同じアンテナ」を持つ人たち同士が
繋がる素晴らしさに気づいた、GreenWeekend

クライアントがいて、そこに向けて提案するイベントや展示会とは違って「この季節に、こんなことができたらきっとみんな楽しいはず…!」そんな気持ちで、イベントを主宰し、そこに協賛を集めていく、という形で初めて企画したのがGreenWeekendでした。

当時まだ決して使いやすくはなかったInstagramですが、参加してくださった方に「ハッシュタグ」という共通言語をお伝えして、そしてイベントの前後にその方同士がつながっていくことで生まれる“目に見えないコミュニティの在り方”。

今後NEXTWEEKENDがコミュニティメディアへと変わっていくにあたり、GreenWeekendは間違いなくそのきっかけになりました。

そして、こうして昔の写真を振り返っているとイベント会場に写ってらっしゃる方が、今もNEXTWEEKENDのイベントに来てくださっていたりするのは、本当にありがたいことだなぁと思います。

NEXTWEEKENDとして、少しずつ「そっか、そういうことを伝えたい人たちなのね」と分かっていただける機会が増え、チームとして動けるようになってきた、そんな1年でした。

まだまだ会社は個人法人で社員はおらず、売上の多くは個人でのプロデュース活動でなんとかバランスを取っていた時代でもありました。

バナナ・リパブリックの店舗の中にティーパーティの空間を作ったり…

GUの試着室をプロデュースさせてもらったり…

初めてのことがほとんどなのに、小さなチャンスを目の前にした瞬間、嘘をつかない程度に「できます!」と背伸びをして、そして本番までに周りの方に助けてもらいながら、本当に背を伸ばすような慌ただしい日々。

自分がどこを目指していくのか、NEXTWEEKENDをどうしていきたいのか、まだまだ模索している時期でもありました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回は2014年でお会いしましょう…!

NEXTWEEKENDロゴ
イラスト企画開催

10周年特別企画の1つとして、Instagramで開催しているカウントダウン投稿。

お馴染みのNEXTWEEKENDロゴを使って、お世話になったクリエイターの皆様に、お祝いデザインを制作いただいています。

 

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NEXTWEEKEND(@nextweekend_jp)がシェアした投稿

カウントダウンをスタートさせていただいた際、「わたしもロゴを使ったお祝いに参加したい!」というお声を多数いただいたので、今回この記事にて配布させていただくことにしました。

(▲画像を長押しして、保存してご使用くださいね。)

#週末野心祭 」のハッシュタグを通して、皆様からお寄せいただく投稿も楽しみにしています!

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