NEXT WEEKEND DATE

こんにちは、営業・広報のあやのです。

現在第2子出産に向けた産休中(この記事が公開される頃には生まれているかもしれない…)。

先日、会社のみんながオンラインでベビーシャワーを企画してくれました。

みんなが思いを言葉にして「頑張ってね、待ってるよ!」と伝えてくれることが嬉しくて、有難くて。
ベビーシャワー、まだ馴染みのない人も多いかもしれませんが、改めてすてきなイベントだなあと思いました。

さて、産休中ではありますが、今回のテーマはぜひ書かせてもらいたいと申し出て、いつも通りあさみさんからバトンを受け取り参加させてもらっています。

「子育てをしていて嬉しかった言葉、励まされた言葉は?」

私は総じて、このSNS時代に妊娠・出産・育児ができて良かったと思っています。

時に自分と人とを比べすぎたり、情報に振り回されたり、悲しいことが目立って見えてしまうことなんかもありますが(実際、答えのない育児に不安が募って沼にハマってしまい、夫に一度「もうスマホで調べるの辞めなよ」と言わせてしまったこともありました…)、
それ以上に、友人・知人やフォロワーの方々からかけていただいた言葉に何度となく救われ、価値観や視点をアップデートしながら、この2年間で少しずつ「親」になってきた。そんな感覚を強く持っています。

精神的に孤独にもならず、健やかにいられているのも 少なからずSNSがあるおかげ。

特に昨今のコロナ禍…会いたい人と1人ずつリアルで時間を確保してゆっくりお茶、なんてことが叶いづらい中、どんなに離れていても思いを伝え合う手段があるというのは、本当に有難いですよね。

日頃もっとも頻繁に使っているInstagramを通じて もらった言葉たちは数えきれませんが、今回はその中でも“視点をアップデートしてくれた”という観点で、心に残っている3つをご紹介したいと思います。
(DMでいただいたものに関しては、ご本人に許可をとっています)

子育てをしていて嬉しかった言葉、励まされた言葉
1. 「すてきなお産になりますように」
2. 「パパとママがいつもニコニコしてるからだよ」
3. 「子どもは家族の柱」

 

「すてきなお産になりますように」

第一子の出産を間近に控えていた2年前、会社のみんなが企画してくれたベビーシャワーの会場に向かうワクワクの中で投稿した写真に、高校時代の友人がコメントしてくれた言葉。

一見何気ないフレーズのようですが、これを見たとき、じわっと心があったまって、お産の瞬間を迎えるのが一段と楽しみに感じられるようになったことをよく覚えています。

痛い・辛い・大変などのイメージが圧倒的に先行している「お産」に対して、それ自体をすてきな時間にする、かけがえのない思い出として噛み締めるという視点。
「お産」を経験できることは、とても幸せなこと。

せっかく経験するのであれば、痛みや恐怖に支配されるのではなく自分らしく乗り越えたい…という思いは漠然と持っていましたが、その思いに輪郭を付けてもらったような、そんな気持ちになりました。

初産は完全無痛分娩だったのですが、2回目となる今回は自然分娩(希望通りに進めば、水中分娩の予定です)を選択。

それもきっと、この言葉で視点をアップデートし、「お産」に対して自分なりの価値観を見つけられたからかもしれません。

息子と私がたった1回だけ迎えられるその瞬間が、すてきなものになるようにと願ってくれる友人の気持ちがとても嬉しかったし、すでにお子さんがいるその友人自身、きっとすてきなお産が経験できたんだろうなあと。

お守りみたいなこの言葉のバトンを、私も大切に繋いでいけたらと思っています。

 

「パパとママがいつもニコニコしてるからだよ」

ストーリーズに何気なく家族写真を載せたときのこと。

息子がにっこり笑っている様子に対して、NEXTWEEKENDでもお世話になっている大好きなイラストレーター・湯浅望さんがくださった言葉です。

息子の誕生と同時に、突如始まった育児の日々。
肩肘張らない・背伸びをしないと何度自分に言い聞かせても、割れ物みたいに儚い目の前の生命体に 何か与えてやらねばと 気づけば力が入ってしまっていたと思います。
正解なんてどこにもないのに。

でも湯浅さんがくれたこの一言で、大切なことはとてもシンプルなんだな、と気づくことができました。

毎日朝から晩まで息子のツルツルのお肌を見つめすぎて、ふと鏡で自分の顔を見た時 あまりの肌状態の違いに絶望したことがあったのですが(笑)、それと同じくらい、息子は私や夫の顔ばかり見て過ごしているわけで。

息子にとっての「当たり前」を作るのは 親になったばかりの我々が頭でっかちに考えて繰り出す荒い技の数々なんかよりも、無意識にとっている行動・言動の方なんですよね、きっと。

息子が顔をクシャッとさせて笑うことや、楽しい時にキャッキャと声をあげることは、決して大袈裟ではなく「生きていて良かったな」と感じさせてくれる幸せな事象ですが、その中に少しでも 私たちが日頃していることが投影されているのかと思うと、嬉しくて嬉しくて。
親としての自分に対する自己肯定感が、ぐんと上がるきっかけになりました。

そして今まで以上に、息子と目を見て笑い合う時間を丁寧に噛み締められるようになりました。

遠く離れたニュージーランドから届いた、ご褒美みたいな言葉。

人の心に寄り添うのに、物理的な距離なんて関係ないSNSの時代…有難いし、私もそんな風に言葉を使っていきたいです。

 

「子どもは家族の柱」

2人目を授かり、まだ間もない時期。
もちろん喜びでいっぱいでしたが、一方で気持ちがナーバスになってしまうことも少なくありませんでした。

今思えば1人目の時より重い悪阻が主な原因だったと思いますが、そんな状況でもお構いなしに(当たり前ですが)求めてくる息子のエネルギーにも日々圧倒され、「自分なんかに2児の親が務まるのか…」と不安を抱えてしまっていたのが正直なところ。

そんなとき、2人育児の大先輩である礼子さん(NEXTWEEKENDの読者さんにも人気のカフェ「NAVY」のオーナーさんです)から届いたDMに心底救われました。

「おめでとう、大丈夫だよ。一緒に育っていくからね。
子どもは家族の柱だから。みんなで支え合っていけばいいよね」

無意識のうちに 自分が世話をしなきゃ、どうにかしてあげなきゃと とにかく与えねばならないというマインドになってしまいがちで、その対象が1人から2人になる事実に漠然と押し潰されそうになっていた私。
でも礼子さんのおかげで、180度視点を変えることができました。

子どもは柱。
夫や自分と同じように、家族を支えてくれる存在。
親である自分が、子どものことを頼ったって良いんだ。

そう思ったら肩の荷がすっと下りて、子ども2人と夫と生きていける未来がシンプルに楽しみになりました。

そこから今日までは、あっという間だったなあ。

お産への恐怖も 2人育児への恐怖も一切なく、ただただ新しい家族の一員を迎え入れられるワクワクに溢れているのは、この言葉(考え方)に出会えたおかげです。

 

今回3つを選んでみたら、偶然にも全て先輩ママたちからもらった言葉でしたが、正解のない子育てに向き合う上で、たくさんのロールモデルに出会い、多様な価値観に触れられるSNSがある時代を生きられて本当に良かったな、と改めて感じています。

私たち以上にデジタルネイティブな子どもたちにも、恐ろしいとか排除すべきとかいう概念ばかりに囚われず、そういう素晴らしい側面をきちんと享受していってもらえるよう サポートしていきたいな。

次は、でわさんにバトンを回します。

お互いもう少しで2歳になる息子を持つ私たち。
ということは親歴も間もなく2年…!感慨深いね。

純粋で真っ直ぐなでわさんの感性に触れた言葉たちがどんなものか、教えてもらえるのを楽しみにしているよー!

Illustration:Chiharu Nikaido

Share On