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こんにちは、GARTEN COFFEEバリスタのあさみです。

子育て交換日記も6ターン目。

ユーモアの向こうに哀愁を感じる、前回のなおこさんの日記

読み終わった後も芯から温めてくれる、温泉みたいな日記だったなぁ。
って、いつもホクホクな気持ちで日記を閉じて満足してしまうけど、私の番でございました。笑

ふと今までの連載を読み直していたところ、萌さんが交換日記の1ページ目を書いてくれたのが、2019年4月のこと。

vol.1 村上萌編「今日はきっと、20年後の私がタイムスリップに大金を払いたいほど尊い一日」

「子育て交換日記」も3年目なんですね…!すごい。

随分と分厚くなって戻ってきました。

読んでくださる方も、一緒に日記のメンバーに入っているような気持ちで参加してもらえたら嬉しいな、なんて思っています。

今回のテーマは、「実は感謝している、夫のそういうところ」。

我が家は私と夫、長男6歳と次男3歳の4人家族。

長男がこの春小学生になり、一気に「見守る」フェーズに入りました。

ペースを掴むのがやっとで、夫とともになんとか乗り越えた4月。

私たち夫婦は、「雰囲気が似てる」なんてたまに言われますが、性質は真逆だったりします。

超がつくほどせっかちな私と、マイペースな夫。
出たとこ勝負なところがある私と、計画的な夫。
大雑把でガサツな私と、几帳面な夫。
家では当たり屋妻になることもある、外面のいい私。(ごめんね。笑)

凸凹だからこそ、今の形があるんだななんて思ったり。

今日はちょっと俯瞰して、夫のことを見つめてみようと思います。

実は感謝している、夫のそういうところ
1.小さな演出と楽しむための準備
2.同じ目線で一緒に味わう
3.“あの頃”を大切にする

 

1. 小さな演出と楽しむための準備

 

「お弁当は水族館の横にある海沿いでシートを広げて、サンドイッチを食べよう」
「キャンプで火起こししているとき、息子たちはハンモックでお昼寝できたら楽しいよね」
「いろいろな椅子があったらみんなどれに座るかな」

時間がなくてドライブスルーで買ったハンバーガーも、気持ちのいいところまでドライブして椅子やラグを出してくれるだけで、すっかりイベントに。

車にたっぷり積んだおもちゃや荷物を見て、「これ全部持って行く必要ある?(荷下ろし大変そうだな)」
気持ちのいい場所までわざわざドライブ中、「もうここで食べちゃって良くない?(子どもたちお腹空いたら機嫌悪くなるよなぁ)」
と現実的なことを言うのは私。

子育てしていると、“予定通りにいかないこと”ばかりで、良くも悪くも諦めが良くなってしまったように感じます。

でも、夫といると諦めずにやってよかったって思うことがたくさん!

忙しさのあまり手を抜いてしまうところ、現実的に削ぎ落としてしまうところにこそ、小さな演出や楽しむための準備があると、より思い出深いひと時になるんだな。

家の中で聴く音楽も、家事で動き回るからアイフォン で流してジーンズのポケットにIN!していたら、コンパクトで良い音のスピーカーにささっと接続できるようにしてくれたもんだから、洗い物もご機嫌な時間になりました。

こうして、小さな演出をしてくれるだけで、妻のご機嫌は保たれているわけだ。ありがとう。笑

 

2.同じ目線で一緒に味わう

改めて夫の写真を見返していると、子どもたちの目線に合わせて一緒に楽しんでいることに気がつきました。

例えば会話の中でも、休日の夕飯時「今日は何が楽しかった?」という質問に子どもたちの話を聞いたあと、必ず「お父さんは、公園で捕まえた虫をちゃんと逃がしてあげられたこと、お友だちと上手に遊んでいたのが嬉しかったなぁ」など、彼の目線での話をします。

「たくさんの体験をしてほしい」とよく言っていますが、“与える”という感覚ではなく“共に”という彼のスタンスは、子どもたちにも伝わっています。

ちょっとこれは番外編?ですが、レストランを出るとき「美味しかったです」「子ども用の椅子、ありがとうございました」「また来ます」そんな一言を夫は “ご意見・ご感想カード” に書き残していきます。
(そのカードを毎回こっそり撮ってコレクションしている私。笑)

「今日も楽しく食事が出来ました」「美味しかったです。また来ます」そんな一言だけど、彼らしいなと思う瞬間。

引っ越して来たばかりにも関わらず、息子たちがマンションにお掃除に来てくださるご年配の女性と知らない間に仲良くなっていたのですが、「いつもきれいにしてくれてありがとう」と言っているところに出くわし、これは夫のおかげだなぁと感じているところ。

思っていても伝えなければ伝わらないのは、家族も他人も同じ。

どんな時嬉しかったか、悲しかったか、やってもらったことにどう思ったか、自分の気持ちをちゃんと感じて、表現できるって大事ですね。

 

3. “あの頃”を大切にする

子どもが生まれてから、2人きりのデートなんて全然出来ておらず、片手で数えるほど。

ますます強くたくましく、肝っ玉母ちゃんになっていく私…(心配。笑)

写真を見返して「あの頃デートで行ったお店美味しかったよね」なんて昔の思い出話なんかをふとしてくれるんですが、ちゃんとその先に「次行くときはおしゃれしていこう」など、“あの頃の輝かしい過去の思い出”だけではなく、未来の話を添えてしてくれます。

そういうちょっとしたことが、素直に嬉しい。

前になおこさんも日記の中で書いてくれていましたが、「妻」「母」「井野さん」「○○くんのママ」「あさみさん」…1日中色々な役割、顔を使い分けている中で、自分に戻る瞬間って実は意識しないと難しかったりします。

全てが繋がって今があるはずなのに、“結婚前の2人” “独身時代の私”なんて前世の話くらい遠く感じる(のは、私だけでしょうか。笑)

でも、会話の中に過去と未来があるだけで、すごく嬉しい気持ちになります。

先日、6年暮らしたお家から引っ越しました。(リノベーション可な物件を、夫と仲間たちでほぼDIYして仕上げてくれたお家)

初めての子育ての全てが詰まっていて、ドラマチックな毎日をフレームのように囲ってくれた、愛おしいお家。

“どれだけ忘れたくなくても、薄れてしまう記憶だから、上書き保存される前にちゃんと記録に残そう”と、カメラマンのお友達に家族の1日を撮ってもらいました。

公園の朝ごはんピクニックも、ちょっとおめかしした姿も、なんでもない家族のひとときも、第三者だからこそ見える視点で切り取ってくれました。

写真スタジオより、大きな木の前のようが私たちらしいねと撮ってもらった家族写真。

「結婚式も、マタニティフォトも、木の前で撮った写真あるよね。3枚を並べて飾ろうか」と夫。

“あの頃”を一緒に大事にできているのは、“今を残す” “今を大事にする”ことを意識しているからかもしれないな。

あ、先ほど書かせてもらったようにいつも子どもたちと同じ目線で楽しんでいる夫は、あまり写真を撮りません。
(たまに、撮ってよーってリクエストします)

世のお父さん、ぜひお母さんの写真もたくさん撮ってあげてくださいねー!それだけでとてもとても嬉しい。

お母さんが写ってる写真って案外少ないんですよね。

こうして、第三者のカメラマンさんにお願いするのもとってもおすすめ。

撮影してもらう前に、どんなシチュエーションで撮ってもらう?私たちらしい場所や過ごし方ってどんなかな?って会話するだけでも、家族が今大事にしていることが見えてくる気がします。

“あの頃”を大切にするだけじゃなくて、“あの頃”と“これから”を大切にするための“今”なんだな。
当たり前だけど、全て繋がっていますね。

 

さて、次にバトンを渡すのは、あやのちゃん。

旦那さまのあつしくんは、必ず会社のイベントには参加してくれますし、毎日繋いでいる会社のZOOMに顔を出してくれることも。(登場すると何かしら笑わせてくれる、エンターテイナー!笑)

あまりのムードメーカーっぷりに、ますます社内であつしくんの存在感が増し…
定例会議で行なっている、今週のありがとうを社員で伝え合う「ありがとう報告」の あやの欄はいつしか、“あやの&あっくん”になってました。笑

あやのちゃんが少し長めの出張に行くときは、仕事に家事に育児に奮闘してくれる頼もしいお父さん。(すごい!)

それぞれが尊重し支え合い、まさに一つのチームと感じる倉方家のお話、楽しみにしています!

 

Illustration:Chiharu Nikaido

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