NEXTWEEKENDを運営している株式会社ガルテンの福利厚生の中には、月ごとに変わる「オリジナル福利厚生」という枠があります。
毎月マンスリーテーマを設けて企画をつくっているNEXTWEEKENDですが、提案させていただくからには自分たちだってしっかりそのテーマを楽しみながら一ヶ月を過ごすべき…!
そんなわけで代表の村上萌が、福利厚生もマンスリーテーマに基づいて決めています。
この連載では、そんな私たちの福利厚生を毎月ご紹介中。
「きっと今こそ思想を深め、それを言葉にする時代。
会社として、みんなにビジネスのスキルアップをしてほしい思いはもちろんあるものの、それだけでなくやっぱりライフスキルもアップしてほしい!」
というメッセージつきでこのお題が出ました。
そんなわけで今月は、それぞれが探してきた「思想を深めるための一冊」をご紹介したいと思います!
営業マネージャー・広報 あやの:
「娘さんとの向き合い方や取り入れている遊びがいつも素敵だなあと思っている学生時代の先輩が、Instagramのストーリーズでこの本を紹介していたので、即座にスクショしてこの機会に購入。
著者レイチェルと甥のロジャーが自然の中で体験したこと、そこから育まれる『センス・オブ・ワンダー』(美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性)について綴られているのですが、いうなればこの本は、彼女から世界中の子どもたちへの #受けつぎごと がぎゅっと詰まった一冊。
15分もあれば読み終わってしまうようなボリューム感なのに、ページをめくるたびにワクワクし、これから子どもとどんな時間を過ごそうかと想像を膨らませられる。
だけど、こちらの気持ちを見透かしているかのように『必要なのは教えることじゃない、楽しむことなんだよ』と、肩の力がふっと抜けるような言葉も添えていてくれる。
きっと、世界一あたたかくて優しい育児本。
息が詰まりそうになったら何度でも読み返したいし、これから親になる大切な友人たちにも贈りたいな。」
レイチェル・カーソン著 、上遠恵子 訳(新潮社)
営業・広報 こまみ:
「 #夢旅ワンピース の話をみんなとしている中、『私、この地球の魅力を全然知らんのでは..!』と思っていました。
世界の素敵な場所をもっと知りたくて、この写真集をセレクト。
いつか、トランクの中にその場所にぴったりな洋服を詰め込んで旅がしたい。
野心をたくさん見つける一冊になりました。」
MdN編集部(エムディエヌコーポレーション)
コンテンツプランナー やすよ:
「『デザイン』と聞くと、専門的な奥深い世界と考えがちですが、私たちの周りは、デザインなくして存在しないものばかり。
この本の表紙に描かれたキッコーマンの醤油瓶と、サントリーの角瓶のシルエットを見てすぐに『これだ!』と商品がわかるって、実はすごいことだよなあと感じ、迷わずこれに決めました。
紹介されているのは、全部で47つの商品。
その商品とデザインが生まれた由来を、ほっこりするイラストと共に、見開き1ページで紹介しています。
次のページは、それに派生するコラムが載っていて、これまた面白い。
コカ・コーラの発明者は薬剤師で、割れても『コカ・コーラ』とわかる瓶の開発にこだわったとか、バーバリーのチェックが実は公募だったとか、パリのメトロの入り口は、パリ万博時の記念としてあえて風変わりにしたから、100年経った今もパリのシンボルになっているとか…
知らなかったエピソードが盛りだくさん。
身近な商品ばかりなのですが、そこに作り手の想いを込めたデザイン力が合わさって、今があるのだなあと。
まるで現代史を読んでいるような気分でした。
何年も同じものが残る、愛されるってすごいこと。
当たり前こそ、価値のあるものだなと再認識させられました。
ライフスキルをアップしようとして、結局ビジネススキルに繋がっちゃいましたが。笑
コンテンツプランナーとして、こんなコンテンツを世に出せるように頑張ろう!と気合注入できる一冊でした。」
高橋克典 著(遊泳舎)
オンラインストアディレクターひかり:
「365日分の花暦に合わせた挿花を紹介する本。
身近な草花の生け方と、草花をもっと楽しむための季節のメッセージがそっと添えられています。
著者は挿花家の方ですが、この本のもうひとつ嬉しいところが、それぞれ花器の作家さんを紹介してくださっているところ。
1日ずつページをめくりながら、花と言葉と美しい器で感性を磨きたいと思います。」
雨宮 ゆか 著(誠文堂新光社)
経理・総務 いくみ:
「先日、弊社のオーディオ番組『チームガルテンの#こそっと言いたい』で、『20代のうちにしたいと思っていることはありますか?』というお便りをいただいたのですが、私も今年で29歳になるので、30代を迎えるまでに何がしたいかな?と考えるきっかけになりました。
(ラジオネーム『北の国から』さんありがとうございました!)
そんなことを思いながら手に取ったのが、ずっと気になっていたこの一冊…!
いつも可愛らしく、柔らかい雰囲気が大好きな石田ゆり子さんのエッセイ。
好きなこと、もの、場所、時間がとっても明確で、小さな幸せをちゃんと噛み締めながら過ごす生き方が本当に素敵だなと思いました。
心に残っているのは『美しさは、健やかさから』という言葉。
健康で、幸せであることが美しさに繋がるから、心もからだも健やかにあることを心がけているそうです。
私もゆり子さんのように、素敵な年の重ね方をしたいなあ。しみじみ。」
石田ゆり子 著(文藝春秋)
GARTEN COFFEEバリスタ あさみ:
「今年でバリスタ10年目。
いつの間にか、コーヒークラスを担当させていただいたり、教える立場になることも増えました。
学びがある毎日に感謝していると同時に、どうしたらもっと分かりやすく伝えられるだろうと日々模索しています。
オンラインアカデミー #週末野心学 では、月に一度クラスを担当していますが、前日の朝方まであーでもないこうでもないと構成をねったりします。
(小心者というのもあるけど。笑)
それでも毎回あの時こう言えばもっと伝わったかな、今度はこうしよう、と反省し、次への活力にしています。
いつもはコーヒーの本を手に取ってしまうけど、視点を変えてワインの本を選びました。
知らないことを知ることの楽しさ、そして表現の幅を広げて、スキルを楽しく磨いていきたいと思います。」
オフェリー・ネマン 著(パイインターナショナル)
副編集長 ともみ:
「好きなものを目の前にした時の、邪念のない、まっすぐにときめく感覚って、すごく心を豊かにしてくれますよね。
不安やストレスをためやすい時期だからこそ、なるべくそういう健全な感情を少しでも多く日々満たしたい…。
そう改めて思った時にこの本と出会い、今求めていたものな気がしてすぐ購入。
料理家 細川亜衣さんの、旅の記憶から生まれた季節の朝食レシピとエッセイがぎっしり詰まった一冊です。
家にあるパンやチーズ、庭のハーブや季節のフルーツをざざっと盛った、飾らない雰囲気の食卓が最高に素敵で、そうそう私こういうのが好きなんだよなぁなんて改めて確認しながらうっとり読み進め、気付けばすごく癒されていました。
今日トーストがうまく焼けたとか、ちょっといいバターを買っておけたのが嬉しいとか、そんな小さい喜びを大事にすることでいいんだ毎日は、と。
本当に作りたいと思えるレシピ本としての要素はもちろん、夢旅気分に浸れるエッセイや、眺めているだけで幸せな気持ちになる写真集的な要素もあり。
何度も繰り返し読みたい一冊になりました。」
細川亜衣 著(アノニマ・スタジオ)
本棚は人の思考を表すなんて言いますが、みんなの今考えていること、見たい景色が垣間見えた気がして嬉しいなぁ。
突然やってきた非常事態は、きっとこのままじわじわと新しい日常になっていくから、時に妄想したり、思想の旅に出て、ちゃんと新しい理想の生活も見えてきたらいいなと思ってます。
今月もお疲れ様でした!