こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをモットーにした私たちは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
記憶の引き出しがあるとしたら、こんまりさんじゃなくても、
ちゃんと整理整頓しておいた方が良いと思う。
嬉しかった記憶は、いつかの自分を支えてくれるから。
「今」を作るのは、いつだって過去の記憶と、未来への希望。
今日の忘れたくないことを、気持ちごと切り取って、
いつでも引き出せるように、大切にしまっておく。
季節の変わり目の11月が、
引き出しごと愛しく思えるような1ヶ月になりますように。
こんな気持ちで考えたテーマ。
同時に、#忘れたくないメモ を楽しむために、こんなことを今月のWISHLISTとして掲げました。
1つ目の記事では、1泊2日で友人が家に遊びにきたという設定で最近のおすすめアイテムを。
2つ目の記事では、日々の気づきを自分の中だけで留めずシェアすることで生まれる好循環について書かせていただきました。
3記事目となる今回は、「いつかのために、形に残したい」なのですが、想像以上に「日常がフォトジェニックじゃなさすぎて、写真とか全然撮ってません!」と言われることが多いので、今回は子育てのシーンを題材に、美しくなくたって、いつか見返すことで家族が楽しく笑い合えるような写真の切り取り方を、私なりにご紹介したいと思います。
まず大前提として、写真は自分が見た景色をそのまま切り取ることができるので、自分以外の誰かに自分の感動したポイントを伝えることができる唯一のツール。
ということは、自分の感性を誰かに伝えるにあたって最適な技術なのです。
その上で、子供の写真を撮る時も、「可愛い!」とかそれだけではなく、将来、子供に対して「あなたのことを、こんな風に見ていたんだよ」というのを伝えることができるのです。
私が、娘とのいつかを想像しながら、「こんな子になってほしい」「こんな気持ちを伝えたい」と思いながら切り取っている視点を5つご紹介します。
1.目の前の景色以外を想像できる子になってほしい
スーパーで買う野菜の奥に、育ててくれている誰かがいることを想像してほしいし、それを自分の手で収穫することで、能動的な子になってほしいと思って、畑や味覚狩りは率先してやらせ、そのたくましい様子を写真に残しています。
2.新しい季節の訪れを楽しめる子になってほしい
「この季節になると、これを焼くよね」というお決まりを作って、いつだって新しい季節の訪れを楽しめる子になってほしいと思い、なるべく焼き菓子の習慣や、一緒に作っているシーンを残すようにしています。
3.知らない土地に好奇心を持ってほしい
中学2年生の頃に「あぁ、もう世界の仕組み全部わかっちゃった」なんて思ったことがありましたが、いつまで経っても世界には知らない景色があることを想像してほしいので、なるべく異文化に触れて旅をして、そしてそれを残すようにしています。
4.家族の存在に自信を持ってほしい
物理的だけでなく、精神的にも帰る場所があるというのは、やっぱり本当に心強いものです。
家族がそんな存在でい続けられるように、子供だけでなく家族3人の写真も沢山残したいと思っています。
5.今のあなたにどんな視線を向けているか知ってほしい
大人はもちろん覚えていると思いますが、子供はきっと今日のことを忘れてしまうんだろうな、と、ふとした時に感じて、切ない気持ちになることがあります。
私も子供の時の記憶は断片的にしかありませんが、そんな中でも家族アルバムで、自分が忘れてしまった親子の時間の写真を見ると、とても嬉しい気持ちになります。
見つめあった時間、ちょっとした会話、きっとほとんどが彼女にとっては記憶の彼方になってしまうから、いつかのために形に残したいと思っています。
と、別にフォトジェニックじゃなくたって、自分たちがそれを見て嬉しかったり幸せになったりするなら、それでいいんだと思います。
昔は写真を撮るのが本当に大変だったのに、今は携帯にカメラがついている時代!ものすごい技術の発展です。
ちなみに上記の5つのポイントは、週末野心学の、はじめての「かぞくの思い出写真術」でもお話ししています。
フォトジェニックなものを探しに出かけずとも、毎日の中にある#忘れたくないメモ を、いつかのために形に残してみてはいかがでしょうか…!
あとちょっとで今月も終わり。
引き続き良い11月をお過ごしください。