NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「季節を愉しむ、12ヶ月の誕生日ケーキ」。
パティシエしてとして活躍しているWeekender編集部代表コラムニストrisaさんが、季節を取り入れたお誕生日ケーキのレシピをお届けします。
実りの秋を迎え、少しずつ秋の訪れを感じることが増えてきたように思います。
今回は10月にお誕生日を迎える皆さんに、秋のお茶時間にも登場させたくなるような“りんごのバタークリームケーキ”のレシピをお届けします。
市販のスポンジやジャムを使用する分、少し手間をかけて作るバタークリーム作りにも、ぜひ挑戦してみてくださいね。
あたたかい紅茶と共に、秋を愉しむお祝いの場になりますように。
バタークリームとは?
「バタークリーム」とは、バターで作られたクリームのことです。
基本的な材料は、バター、卵、砂糖を使用しますが、“イタリアンメレンゲ”“パータボンブ”“アングレーズ”と実は3種類も作り方があります。
今回は卵黄を使用したパータボンブの作り方でご紹介しています。
卵黄を使用する分、黄色っぽく濃厚な味わいになるのが特徴です。
りんごのバタークリームケーキ
【所要時間】約45分+冷やす時間60分以上
材料(直径15cmの丸型1台分)
・ココアスポンジ(市販のものでOK):直径15cm 2枚スライス
・りんごジャム (市販のものでOK):適量
・アーモンドスライス(ローストしておく):適量
・飾り用ハーブ【紅茶シロップ】
・アールグレイ茶葉:2.5g
・砂糖:50g
・湯:75g【焼きりんご】
・りんご:半玉分
・砂糖:適量
・シナモンパウダー:適量【バタークリーム】
・卵黄:4個分
・砂糖:80g
・水:40g
・無塩バター:160g
下準備
・紅茶シロップを作っておく(作り方記載)
・焼きりんごを作って粗熱をとっておく(作り方記載)
・バターは常温でやわらかくしておく
・アーモンドスライスはローストしておく
作り方
〜紅茶シロップ〜
1.茶葉に湯を注ぎ2分蒸らす。
2.茶こしで茶葉をこし、紅茶液と砂糖を入れ鍋で煮詰め、粗熱をとる。
〜焼きりんご〜
1.りんごをスライスし、天板に並べ砂糖とシナモンパウダーをまぶす。
2.トースターやオーブンで、りんごがしんなりするまで焼く。
〜バタークリーム〜
1.卵黄、砂糖、水を合わせてボウルに入れ、ホイッパーで混ぜながら湯煎で温める。
※湯煎にするときは、深めの鍋やフライパンに水を張る。
(強火で温めすぎると卵が固まりダマになるので注意してください)
2.80度まで温度が上がったらそのまま1分加熱し、湯煎から外す。
3.粗熱がとれたら、常温でやわらかくしておいたバターに【2】を3回に分けて加えミキサーで白っぽく、もったりするまで混ぜる。
〜ケーキ組み立て〜
1.ココアスポンジ2枚に作っておいた紅茶シロップを塗る。
2.底になる方のスポンジには、紅茶シロップに加え、りんごジャムを塗り、ローストしておいたアーモンドスライスを散らす。
3.バタークリームは全体の半分を残し、残りのクリームを上に載せる。
パレットやスプーンで平たくならしておくと◎。
4.2枚目のスポンジを乗せ、残しておいたクリームでデコレーションをする。
※ネイキッドケーキ風に仕上げるので、外側はうっすらスポンジが薄く見える範囲で大丈夫!
5.お好きな絞り口金でデコレーションをし、焼きりんごやナッツ、ハーブで彩り仕上げる。
※今回は写真のような口金を使用。
今回は赤のチェックのテーブルクロスや、りんごを使用しセッティングしてみました。
生クリームに比べて、扱いやすいバタークリームを使用したレシピ。
口溶けもよく、さっぱりと食べられるのもバタークリームの良さでもあります。
ジャムやフルーツを変えて、季節ごとに愉しめるのもポイント。
10月にお誕生日を迎える皆さん、その日をお祝いする皆さんにとって気持ちが上がるケーキになれば嬉しいです。
Editor:Saki Goda
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