NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
毎日、溶けてしまいそうなくらい厳しい暑さが続きますね…。
夏バテや紫外線ダメージが深刻なお悩みになってしまう前に、日々の食べ物による「インナーケア」に今こそ力を入れたいもの!
今回は火を使わずに作れて、夏の体やお肌に元気を与えてくれる「食べる万能ソース」と「おすすめアレンジ7選」をご紹介します。
今月のキレイメモ
・トマトに豊富なリコピンやオリーブオイルに豊富なビタミンEで、真夏の厳しい紫外線ケア・エイジングケアを狙います。
・豊富な食物繊維で腸内環境をサポートし、腸活をサポート。
・隠し味のにんにくでスタミナ補給。
・レモン汁に豊富なクエン酸で疲労回復、脂肪燃焼や代謝アップも期待。
ガスパチョ風「食べる万能ソース」
ガスパチョとはスペインの料理で、トマトなどの野菜をたっぷり使っている栄養満点の冷製スープです。
本来、スープとしてのガスパチョは、ちぎったパンも入っており水分量も多いのですが、今回は保存性を考え、アレンジも楽しめるように「食べるソース」としてレシピを作りました!
【所要時間】約10分(冷やす時間は別途必要)
【保存期間】
・冷蔵庫で約2日間保存可能
・冷凍保存で約1週間保存可能
※多めに作って冷凍保存しておくと便利です。
食品用冷凍保存袋に入れて密封し、平らにして急速冷凍を!
【調理器具】
フードプロセッサーがあると短時間で完成するのでとても便利です。
※フードプロセッサーがない方は、ハンドブレンダーやおろし器を使って食材を順番に混ぜ合わせていきましょう!
材料(作りやすい分量 / 2~3人分)
※完熟トマトを使うのがおいしさのポイント!なければトマト缶でもOK!
※トマトは全体が真っ赤でお尻部分から放射線状にうっすら線が見えるものが完熟の印です。
・玉ねぎ…1個
・にんにく…ひとかけ
・ピーマン…1個(パプリカでもOK)
・きゅうり…1本 (ズッキーニでもOK)
・塩…ひとつまみ
・レモン汁…大さじ2(白ワインビネガーやフルーツビネガーでもOK)
・トマト…約250g(大サイズなら2個分)
・EXVオリーブオイル…大さじ3
※にんにくの風味やレモン汁の酸味が苦手な方は、お好みに合わせて分量を少なめに調整してくださいね。【A】お好みで加える(味に深みが出ます)
・パプリカパウダー…小さじ1/3
・クミンパウダー…ひとつまみ
・ジンジャーパウダー…ふたつまみ
※各適量をお好みの味に調整してください(上記は参考まで)タイムやバジルなどハーブの粉末もよく合いますよ。
もちろんなくてもOK。
作り方
1.野菜類は洗って水分をふき取ったあと、皮・ヘタ・種・芯などを除いてざく切りにする。
2.玉ねぎ・にんにくをフードプロセッサーに入れて細かくなるまで攪拌する。
3.ピーマン・きゅうり・塩・レモン汁を加えてよく混ぜる。
4.トマト・オリーブオイルを加え、全体がなめらかなペースト状になるまでよく混ぜる。
5.あれば【A】を適量加えて、好みの味にととのえる。
冷蔵庫で1時間以上寝かせ、味がなじめば完成!
程よい酸味とにんにくの風味が効いたひんやりソースは、夏バテしがちな体に栄養をたっぷり補給してくれる一品です。
トマトのリコピンは、オリーブオイルなど油脂類と合わせることで、体への吸収率が高まります…!
おすすめアレンジ7選
そのまま食べてもおいしいソースですが、今からご紹介する食材とのマリアージュが特におすすめ!
仕事や子育てで忙しい日も、このソースが冷蔵庫にあれば、ちょい足しするだけ&一品で栄養補給が叶います。
その中でもお気に入りのアレンジをご紹介します。
1.お好みのパンに合わせて
ディップスタイルで(バジルがあれば添える)
2.グリルしたサーモンに添えて
(ビストロ風に!)
3.ボイルしたタコと和えて
(刻んだ青じそを混ぜても◎)
4.カツオのたたきやお刺身にのせて
即席カルパッチョに
他にも…
5. 冷製パスタソースとして(生ハムやベーコンを合わせてもおいしい)
6. カレー粉を加えて混ぜれば味変も楽しめる!
7.トマトジュースを加えてスープに(温・冷製どちらでもOK)
このようにアレンジは自由自在!
たっぷり仕込んで気分やシーンに合わせて使い分け、様々なアレンジを楽しみながら、体が喜ぶ夏の栄養補給を叶えて下さいね。
暑さに負けず、体の内側から美しく、おうちごはんを楽しみましょう!
<参考文献>
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店)
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著(SBクリエイティブ)
<参考URL>
食品成分データベース
Editor:Ikumi Takaoka
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