フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。
今回は餃子の皮で作る、ひき肉・チーズ・かぼちゃの3種のラビオリです。
9月も後半、食欲の秋がやってきましたね。
寒くなり始めると、マカロニグラタンやラザニア、温かいパスタ料理がいっそう美味しく感じます。
今月のコラムでは、手軽に作れるラビオリをご紹介したいと思います。
ラビオリとは、小麦粉で作った生地にひき肉などを挟んだパスタのこと。
今回は、同じく小麦粉でできている餃子の皮を使って、ひき肉、チーズ、かぼちゃの3種を作ります。
いろいろな包み方のアレンジもできる、見た目も楽しいラビオリです。
餃子の皮は、厚めのものや、もちもちの生地のものがおすすめです。
(薄めの皮だと、茹でたときに水餃子感が出てしまいます)
スーパーなどで厚めの生地を見つけたら、選んでみてくださいね!
ひき肉のラビオリ
(ガーリックトマトソース&ブッラータチーズ)
材料(2人分)
お好みのトマトソース…150g
イタリアンパセリ…適量
オリーブオイル…適量
ブッラータチーズ……お好みで
合挽き肉…100g
にんにくみじんぎり…1かけ分
塩胡椒…少々
作り方
1.ボウルに【A】を入れ、混ぜ合わせる。
2.【1】を10等分し、餃子の皮で包む。
包み方はスタンダードな包み方。
真ん中にタネを置いたら、皮の周りに水をつけ、半分に折りたたんでしっかりとくっつける。
その後、フォークで押しつけるように線をつける。
3.鍋に湯を沸かし、【2】を入れて3分ほど茹でる。
4.フライパンにトマトソースを入れて熱し、茹で上がったラビオリを入れて絡める。
5.皿に盛り、お好みでブッラータチーズ、千切ったイタリアンパセリ、オリーブオイルをかければ完成。
にんにくの効いたお肉とトマトソースがぴったりのラビオリ。
モチっとした皮がソースによく絡みます。
ブッラータチーズと一緒に食べるのも贅沢でおすすめですよ。
チーズのラビオリ
(レモンガーリックバターソース&焦がしアーモンド)
材料(2人分)
カッテージチーズ…100g
ほうれん草…1束
塩…少々
バター…30g
レモン汁…大さじ1
にんにくみじんぎり…1かけ分
アーモンドスライス…適量
作り方
1.アーモンドスライスをフライパンでこんがりするまで乾煎りする。
2.ほうれん草を塩茹でし、水気をよく切ってからみじん切りにする。
3.ボウルに【2】、カッテージチーズ、塩を入れて混ぜ合わせる。
4.【3】を10等分し、餃子の皮で包む。
皮の真ん中にタネを置いたら、皮の周りに水をつけ、半分に折りたたんでしっかりとくっつける。
半円型になったら、両端をくっつけて丸い形に整える。
5.鍋に湯を沸かし、【4】を入れて1分ほど茹でる。
6.フライパンににんにくとバターを入れて溶かし、香りが出てきたらレモン汁を加えて混ぜ合わせ、茹で上がったラビオリを絡める。
7.皿に盛り、【1】を散らせば完成。
さっぱりとしたカッテージチーズのラビオリ。
レモンガーリックバターと香ばしいアーモンドとの相性が抜群です。
ワインのお供としてもおすすめの一品です。
かぼちゃのラビオリ
(ブルーチーズのクリームソース)
材料(2人分)
かぼちゃ(種を除く)…100g
ベーコン…5枚
はちみつ…大さじ1/2
塩胡椒…少々
ブラックペッパー…少々
生クリーム…100ml
ブルーチーズ…10g(苦手な方は抜いて、粉チーズを足してもOK)
粉チーズ…大さじ1
塩…少々
作り方
1.かぼちゃの皮を剥き、火が通るまで蒸して潰す。
2.ベーコンを細切りにし、フライパンで色づくまで炒める。
3.ボウルに【1】【2】とはちみつ、塩胡椒を加えて混ぜ合わせる。
4.【3】を8等分し、餃子の皮で包む。
皮の真ん中にタネを置いたら、皮の周りに水をつけ、三点をしっかりとくっつけて三角形の形に整える。
5.鍋に湯を沸かし、【4】を1分ほど茹でる。
6.フライパンに【A】を入れて熱し、茹で上がったラビオリを入れて絡める。
7.皿に盛り、ブラックペッパーをかければ完成。
ハロウィンにもぴったりなかぼちゃのラビオリ。
甘さのあるかぼちゃと塩気のあるベーコン、クリーミーなソースがよく合います。
ブルーチーズが苦手な方や子ども向けには、ブルーチーズを抜いて、代わりに粉チーズを少し足しても◎
スタイリング
今回はわかりやすく秋らしさを感じられるスタイリングに。
濃いブラウンの生地感が厚いクロスを敷きました。
ブラウン系のクロスはカッティングボードのようなウッドな小物との相性も良く、落ち着いた秋冬のテーブルにしっくりきます。
テーブルフラワーには、ワインレッドのようなカーネーションやバラ、ポイントとしてワレモコウなどが雰囲気良く飾れますよ。
餃子の皮を使うラビオリは、中身を作るのも包むのも意外に時間がかからず、お好きな形にできるので少し気が楽かと思います。
見映えもするので、ハロウィンやパーティーの一品にも作ってみてくださいね。
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