フードコーディネーター鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。

今回は、作りやすく食べやすいぺたんこチキンカツレツに、爽やかなきゅうりとディルのヨーグルトサラダ。
さらに、余ったディルを使って作る、レモンディルバターをご紹介します。

夏に食べたいカツレツランチ。
カツレツは鶏胸肉を使ってヘルシーに、ぺたんこにして食べやすく仕上げます。

ぺたんこチキンカツレツ

材料（2人分）

作り方

1.鶏胸肉の皮を取り、半分の厚さに切る。

2.鶏肉をラップに挟み、めん棒や瓶の底などで1.5倍ほどの大きさになるまで叩いて伸ばす。

3.鶏肉に塩胡椒を満遍なくすり込み、小麦粉、溶いた卵、【A】の順につける。

【A】に乾燥パン粉を使う場合は、手でこすって細かくする。
生パン粉の場合は、フードプロセッサーで細かくする。

4.フライパンに油を1cmほど入れ、菜箸を入れてみて細かい泡が出てきたら【3】を入れ、こんがりと揚げる。

5.皿に盛り、ミックスリーフや、くし切りにしたレモンを添えれば完成。

ポイントは、鶏肉をしっかりと叩いて薄く伸ばすことと、細かいパン粉を使うこと。

サクッと歯触りの良い軽いカツレツになります。

パン粉に粉チーズを混ぜることで風味がよく仕上がりますよ。

薄いカツレツだと少ない油で済むし、中の火通りも気にせずに焼き色よく揚げることに集中できるので、気が楽ですよね。

こちらは、小麦粉をまぶすときに便利な道具。

パン作りで打ち粉をしたりするときに使う粉振りですが、蓋つきで、片手で使え、使いたい量だけ振って出せるので無駄がなく、とても便利なのでおすすめです。

カツレツに合わせる、簡単なトマトソースもご紹介します。

ケチャップ大さじ3、砂糖小さじ1、オリーブオイル大さじ1、すりおろしにんにく少々を混ぜるだけ。

下味は付いているので、レモンをギュギュッと絞って食べるだけでも美味しいですが、このトマトソースをつけるのも間違いなく美味しいです！

きゅうりとディルの
ヨーグルトサラダ

材料（2人分）

作り方

1.きゅうりを乱切りにし、ディルの茎をとる。

2.きゅうりを皿に盛り、【A】とディルを混ぜたソースをかければ完成！

さっぱりとしたきゅうりのサラダ。
ヨーグルトと相性のいいハーブのディルを使います。

ソースの塩は少々多めに入れると味が締まりますよ。

ソースは、和えるよりも上からかけるのがおすすめ。
水分が出にくく綺麗に仕上がります。

ディルは爽やかでスパイシーな香りがして、わたしも大好きなハーブ。

ギリシャヨーグルトに蜂蜜、グラノーラ、フルーツ（キウイがおすすめ）を合わせ、ディルを添えて食べるのも美味しいです。

ディルは、買うとパックにたくさん入っていて、使い道に困ることもありますよね。

そこで、今韓国で流行っているというレモンディルバターもご紹介します。

バレンタインのコラムでお伝えした「チョコレーズンバター」と同様に、簡単に作ることができますよ。

レモンディルバター

材料（1本分）

作り方

1.バターを柔らかくして、ヘラで練る。
（柔らかくするときは、常温の場合は30分ほどおいてください。
電子レンジなら150wで1分温めればOKです。）

2.レモンの皮を擦ったものと茎をとったディルを、【1】に混ぜ合わせる。

3.ラップにのせ、端をねじって転がし、棒状に整える。

4.冷蔵庫で2時間ほどしっかり冷やせば、完成！

パンにつけても、焼いたサーモンやステーキにのせても。

カリッと焼けたバゲットにのせたら、これが最高に美味しい！
レモンとディルとバターの香りが鼻に抜けて絶妙です。

冷蔵庫に常備したくなるほどの美味しさ。
ぜひぜひお試しください！

スタイリング

暑い季節には、ウッドテーブルにリネンのランチョンマットを敷いて印象を軽く。
ちいさなひまわりを飾るのも夏らしくてかわいいですよね。

丸が多くなりがちなお皿。
オーバル型を持っておくと、変化をつけるのに使えます。

今回カツレツをのせているのは、サタルニアのチボリというシリーズ。
お店でも使われていて、丈夫で何にでも合わせられるので、普段使いに便利ですよ。

高さがないお皿だけだと、横から見たときに変化がなく、つまらなくなってしまいます。

だから、バゲットを筒に入れて立てたり、グラスを足つきにしたり、お花を飾ったり。
（グラスは、背の高いものよりも低いもののほうが、カジュアルに使えます。）

スタイリングするときは横の角度からもチェックしてみてくださいね。

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