器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。
今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。
知っておきたい器のあれこれ、1月のテーマはインテリアにしたい器。
年々増えているお気に入りの器たち。
大体のものは、扉付きの棚の中に重ねてしまっているけれど、それだけじゃあ勿体ないなと思い、インテリアとしても使うようになりました。
大事にしまっているとっておきのアイテムこそ、見える場所に置いておく、そんな使い方はいかがでしょう。
カッティングボードや大きな器は、グルーピングして見せる収納に
▲カッティングボード:NEXTWEEKEND
同じジャンルのものをまとめて収納するときに、かごに入れるような感覚で、器たちも使っています。
キッチンの飾り棚では、コーヒーやハーブティーなどのドリンクグッズをカッティングボードの上に。
グルーピングできて、高さのリズムがつくところも、気に入っています。
買っておいたかわいいお菓子は深鉢に、マグカップをまとめた器と並べて。
隙間時間の休憩がより楽しみになる、お気に入りのコーナーです。
カラフルなプレートは、フルーツを乗せてテーブルに
▲プレート:フランスのビンテージアイテム
ビジュアルにときめいて、直感で購入したアイテムはお持ちでしょうか。
私はちょっとカラフルなものや、絵皿がそれです。
使い道は置いておいて、それでも買いたいアイテムって素敵だなと思います。
そんな風に大好きなビジュアルのアイテムこそ、ぜひインテリアに。
定番かもしれませんが、フルーツのかご代わりに使ってみてはいかがでしょうか。
冬の部屋に、明るくカラフルなアイテムがあるのも、絵のような雰囲気があって素敵ですよ。
繊細なプレートは、プレイスマットのように使って
▲プレート:オオタ硝子研究室
陶器のようなラインの入ったリムがかわいいガラスプレート。
フルーツの盛り合わせ、スペシャルなデザートと、取り出すシーンもそれなりにあるのですが、もっと使いたいなと思っていました。
ここのところは、キャンドルの受け皿として、リビングのサイドボードに置いてみています。
きらめきを反射するガラスだから、キャンドルと相性も◎。
取り出すことを忘れがちだったキャンドルも、使うことが増えて楽しい。
日常に取り入れたいアイテムのプレイスマットとして、プレートを使ってみるの、おすすめです。
ケーキスタンドに焼き菓子を置いたり、ミルクピッチャーにカトラリーを入れたり。
他にもいろんなところで、収納やディスプレイに器を使っています。
▲ケーキスタンド:ミシン ポタリー クリエイション
大きな家具のようにひとつでガラリとは変わらないけれど、小さないいなが増えるほど、少しずつ愛すべき場所に、わが家が育っていくはず。
2024年のインテリアはじめに、ぜひ。
今月の器メモ
カッティングボードなどの木のアイテムは、ガサガサしてきたらオイルを塗るのがお手入れの定番ですが、作家さんによると、洗剤に頼りすぎないことも大事なのだそう。
例えばパンくらいのものだったら、乾拭き程度で十分だし、食材の油分をのばしてあげるぐらいの感覚でいいとか。
そう聞いて洗い方をライトにしてから、ずっと気軽に木のアイテムが使えるようになりました。
“洗いすぎない”を意識してみるの、おすすめです。
Editor:Tomomi Watanabe , ふじのあやこ
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