こんにちは。
NEXTWEEKEND Weekender編集部代表のなおこです。
子育て交換日記も4週目!
「#親子の家時間 どうしてる?」というバトンをオンラインストアディレクターのひかりちゃんから受け取りました。
緊急事態宣言は解除されましたが、夫は週の半分がリモートワーク。
子どもたちは入園式こそなかったものの、ようやく今月から午前のみ園に通えるようになりました。
大阪から東京に引っ越したのが3月のはじめ。
東京観光はもちろん、近所の開拓もままならず、今でも目が覚めたら「引っ越しは夢でしたー!」っていうオチかなと思う朝もあるほどでしたが…
天気予報の日本列島を見た時に東京を探すようになったことと、グルメ番組で「青山の」と聞けば「すぐ行ける距離やん」と思えることが楽しい日々です。
改めて、わが家のプロフィールはこちら。
私:Weekender編集部として
日々の楽しみを発信中。
息子:5歳4ヶ月&3歳4ヶ月
昨年は夫が単身赴任で先に東京にいて、私と子どもたちは大阪、なおかつ子どもたちは保育園通いだったので、引っ越しして家族集合からの突然のステイホーム状態でした。
そんなときに心に響いたのは、宇宙飛行士の野口さんが「自粛期間はまるで宇宙滞在中のようなもの」という観点で答えられていたインタビュー。
野口さんは今まで2回、通算170日もの時間を宇宙船の中で過ごされたそうです。
宇宙船の中では行動が制限されるため、メンタルを崩さぬように心がけていることが今の期間に活かせるとおっしゃっていました。
それを聞いたこともあり、私なりに取り入れた工夫はこの3つ。
1.家の中の仕組みを見直す
2.朝のルーティーンを作る
3.食事はイベントにして盛り上げる
家の中の仕組みを見直す
私は整理収納アドバイザーという資格を持っているのですが、その勉強をしたときに「散らかるのは性格の問題」と諦めずに、「片付かない理由をみつける」ことがコツと知りました。
家時間が多くなりそう…となった時にまず最初に取り組んだのは、食器の返却場所を作ること。
そう、フードコートにありますよね。
それ以前は「食べた食器を片付けて!」と叫ぶか、シンクに終わりかけのジェンガのように積まれているかのどちらかでした。
子どもたちにわかりやすいように仕組みを整えて、家族全体に共有することでお互いストレスフリーになることって他にもたくさんあるんじゃないかなと思ってまだまだ探しています。
そして、同じ環境の方も多かったかもしれませんが、わが家も夫が4月からリモートワークになり、こども園も休園中。
かろうじて私が今仕事をしていない分、家事と育児に専念できるので夫が仕事に集中できる環境を作ることにしました。
寝室は唯一鍵がかかるので、朝起きたらマットレスを壁に立てかけて、キャンプ用の折りたたみテーブル(と言っても結構重くてしっかりしています!)を設置。
夜には寝室に戻すという1日の流れができました。
常設のデスクがあるといつまでも仕事をしてしまうかもしれない状況で、少々手間でも切り替えられるタイミングがあるのは「お父さん、家にいるなら早く一緒に遊ぼ―」と思っている子どもたちにとってもいい環境かな。
ルーティーンを作る
最近毎朝続けているのはスムージー。
最初は「そろそろ私も健康と向き合っていますよ」とアピールすることで夫が安心したらいいなぁくらいの軽い気持ちでした。
それが案外美味しくて!
(ずっと前からスムージーが流行っていた理由を今になって知りました。)
「ケールとにんじんを美味しく摂るためにはバナナが合うな!」なんて実験みたいで楽しくなり、いつしか朝起きて今日の野菜はどれにしようかなと考えたり、甘酒と黒ごまを入れてみようかなと工夫したり、いろんなレシピを探すことも日課に。
子ども達もミキサーのボタンを押したい一心で参加しています。
そしてスムージー作りから派生したのが、にんじんや豆苗の栽培。
何気なく水につけてみたら陽当たりが良いからかグングン育ち、豆苗はピンクと紫の花をつけた末に豆をつけて、にんじんには30cmほど葉が伸びた後にコデマリのような白くて愛らしい花が咲くことを知りました。
ボスが、お悩み記事「24時間夫と一緒に過ごす在宅の日々、新婚なのに完全にときめきを失いました。」の中でも「スペシャルな時間を作る」ことについて書いていましたよね。
始業のチャイムが鳴らない場所で家族全員で永遠の夏休みみたいな感覚に陥ってしまいそうでしたが、植物の成長を見守るような小さなことでも毎日少しずつ何かがよくなっていることを実感できるとホッとしました。
食事はイベントにして盛り上げる
家族4人分の食事を作って食べて片付ける×1日3回となると、なかなかの労力ですよね。
前回の「子育て交換日記 vol.14大人の遊びや家事に、子どもを巻き込んでみる」でも、「大人の予定に子どもを巻き込み、〇〇大会にする」という話がありましたが、わが家も実践中。
何かに1日中集中したいときに私がしていることは、朝ごはんのついでに家族分のお昼ごはんのお弁当を作っておくこと。
中身はもう昨夜の残り物とかでOK。
これで中断されることなく夕方まで自由時間を手に入れることができました。
他には、「たこやき大会」、「ピザ大会」、「クレープ大会」、ハワイアンミュージックを流して食べる「ガーリックシュリンプ大会」、没頭しすぎて写真すらないけど、ひたすらキッチンにこもって冷蔵庫にあるものを揚げていく「天ぷらビュッフェ大会」もあったな…。
そういえば、「たまには誰かが作ってくれたものを食べたい(小声)」と言って、夫がパスタを作ってくれた日も。
世界がどんな状況であろうと息子たちは「3歳と5歳の春~夏」の思い出を作っている最中、母は家事も育児もサボるわけじゃないけど、たまにはうまく休めるポイントが欲しい、ということでみんなが楽しめるイベントにしています。
多くの人が赤提灯なんて持ってないと思いますが、BGMだけでもお料理に合わせると雰囲気が出るのでおすすめ。
わが家は引っ越しや、家族集合、離職、転園&休園など、環境の変化が東映の波のごとく一気にザバーンとやってきたので、正直「今日の私は何もできてないのでは!」なんて思う日も。
友達と手紙を交換したり、ZoomやLINE通話で顔を見ながら話したり、ライブ配信を観て料理を作ってみたり、トースターを磨いたり、映画を観て泣いたり、子どもたちとLEGOで本気の動物園を作ってみたり…
書き出してみるとちゃんと楽しんでる!
そんな事もあったよなぁと今を振り返る未来にはどんな景色が広がってるのかなぁ。
宇宙飛行士の野口さんもおっしゃっていましたが、家にいることがまだしばらく続く中でも「ここは閉鎖された場所だ」と思い過ぎずに、「そうそう、偶然にも今日は出かけるつもりじゃなかったんだよな~」くらいに開放的な気持ちでいることが大事だそうです。
私も子どもたちに牛乳がぶちまけられた床を拭くたびに「私は序盤のシンデレラ」と唱えています。気持ちって大事。
さて、次のバトンは、ドタバタ育児を励ましあう戦友のようなGARTEN COFFEEバリスタのあさみさんへ。
親子でできるドリンク作りや、コーヒーについてのライブ配信で楽しませてくれるおかげで、会っていない気がしないのが嬉しいなぁ。
お店の運営も日々変化の時で、新たにGARTEN COFFEEシーズン会員という形でコミュニティを作ったり、次々「今できること」を形にしながら、休みのない家事育児をまわしている姿…本当にたくましい!
いつでも楽しいエッセンスをちりばめてくれるあさみさんならではのおうち時間の工夫、楽しみです。
Illustration:Chiharu Nikaido