こんにちは。コンテンツプランナーのやすよです。
昨年11月に次男を無事出産し、6月の職場復帰を見据えながら、ふわふわした気持ちと2歳差育児のカオスが混在している、産育休8ヶ月目です。
産まれたてホヤホヤの次男よりも、イヤイヤ期&赤ちゃん返りの長男対応の方が大変だなんて想像の範疇を超えていました。
まさか自分が男の子2人の母になるなんて想像してなかったなあ。本当に私が産んだんだっけ?と不思議な気持ちになること多々ですが(あるあるだと信じたい)なんとか元気に母ライフを送っています。
さて、最近のお気に入りが白湯という、渋めな長男は今月で3歳。
2歳になってからというもの、おしゃべりがとてつもないスピードで上手になり、コミュニケーションがとっても楽しいフェーズに入りました。
最近では夫の謎の英才教育により、小島よしおの「はいっオッパッピー」(古い)、ジョイマンの「なんだこいつ〜」(古い)、高田延彦の「でてこいや!」(とっても古い)をシーンによって使い分け、「生きてるって〜なんだろ生きてるって〜なあに」(※1)を口ずさむくらいに両親のクセ強めな偏愛文化に染まっています。
※1 「笑う犬の冒険」のコント「テリーとドリー」のそれです。先ほどから細かすぎて伝わらない話ばかりですみません。
一方次男は、兄のおどけた姿や、イヤイヤ期と葛藤している壮絶な姿を見ながら「ニヤッ」と静かに笑っている、穏やか(なのか、したたかなのか…)な赤ちゃん。
新生児期こそ寝てくれなくてしんどいものでしたが、最近寝返りを習得し、ひとり黙々と腕立て&ダウンドックに精進する毎日です。
もうこんなにモテてしまってどうしたらいいんですか!!という具合に、どちらからも送られる「お母さん」熱烈コール。
どうしたって手は2本しかないので(あと5本くらいほしい)長男のメンタルと次男の空腹を満たしてあげる日々に、どんな修行ですかと聞きたくなる瞬間もありますが、今こそ「愛情のコップは兄から弟へこぼれるように〜」という尚子さんの言葉を噛み締めまくっています。ありがとう子育て交換日記!!
何事もまあ手が回らない(というか忘れる)もので、ゴールデンウィークにやっと次男(生後半年)のお宮参りをすませました。ごめんな、次男。
と、長々と我が家の近況を書かせていただきましたが、私はパーソナリティも何も変わらず、愉快に暮らしております。この連載に戻ってこれて心から嬉しいです!
さて、今回のお題は「かつては子どもだった私たちが、子どもの行動や言葉でハッとすること」。
特に長男軸になりますが、我が家はこんな感じです。
1. 「笑って?」
2. 「3%勇気〜♩」
3. 自分の親が記憶以上に厳しかった
「笑って?」
ある日、長男が夫に向かって「お父さん、笑って?」と言ってきたことがありました。
突然どうしたの!と思ったのですが、そう言われてみれば確かに、夫はいつも難しそうな顔をしている気がする…
私も夫も、息子たちを喜ばせたいがゆえに、いかに円滑に日々を送れるかを考えてタスクをこなすことに必死になって、いつのまにか常に真顔になっていたことに気づいた、まさに「ハッとした」瞬間でした。
週末どこに連れていったら喜ぶか、血眼になってスマホで検索している時なんて、子どもにとってはつまらない以外の何者でもないですよね。
思えば私も小さい頃、両親が笑っていると心から安心したなあ。特に父。
子どもたちの前では出来るだけ笑っていたい、会話する時は笑って目を見てあげよう、と心に誓ったのでした。
「3%勇気〜」
忍たま乱太郎のあの曲です。
息子が歌っていたそれに「すくなっ!!」と突っ込んでしまった歌い間違い。
でも日々言葉を耳から吸収している息子にとって、それは間違いではなく、そう感じただけなんですよね。
先日もズボンをはきたがらないので「このままだと笑われちゃうよ?」と言ったら「誰に笑われるの?」と真っ直ぐな瞳で言い返され、確かに…なんかごめん…!と。
いつの間にか間違えることが恥ずかしいことになってしまうものですが、いつでも先入観なしで思うままに行動するって格好良いと考えさせられました。
それにしても、2歳の言い間違いって可愛いですよねえ。
先日長男が1人でハンバーガー屋さんごっこをしていた時、おいしくなーれの呪文(チチンプイプイとか)をかけたかった場面で「アバダケダブラ!」(ハリーポッターの禁じられた死の呪文)と叫んでいました。
さすがにその時は「ハンバーガー死んじゃう!!」と止めに入ったのですが、今でも思い出し笑いしてしまうくらいにはツボな一言でした。一体どこで覚えたんだろう笑
自分の親が記憶以上に厳しかった
厳しかったというよりは、子ども扱いをしない、のほうが合っているのかもしれませんが。
次男が産まれ、潜んでいた長男のイヤイヤ期が本格化。
赤ちゃん返りも相まって、それはそれは扱いにくい存在になりました笑。
この時期特有だろうし、彼なりに葛藤と闘っているんだろうと、強く言いすぎたり叱ったりはしないように努めていたのですが、私の母はまあ力強く接していて笑。
イヤイヤがピークに達して叫び散らかしている彼に向かって「じゃあ一生そこで寝てなさい」、後から「あれで遊びたかった」とごねる彼に対して「目の前のものを全力で楽しまないと、人生上手くいかないよ」などと言うもので「いや2歳児にそれは難しいのでは?」と思うことが多々あります。
もちろん、母なりの愛情あってこその子育て方針だし、息子に関わる人全員が同じスタンスで接する必要はないと思っています。
いろんな愛を受け取って、どう歩んでいくかは息子次第。
だからそんな場面でも、私は特に何もアクションを起こさず静観しているのですが、あぁ私もこういう言葉をかけられて育ったんだな、そりゃ達観もするわなと自己分析にさえなっています。
何歳だろうと接し方を変えない母、すげえ…と偉大さを感じざるを得ません。
ちなみに私が幼稚園の頃、母が怒って玄関外で立っていなさいと外に出されたことがありました。
腑に落ちなかった私は、母がドアを閉めた瞬間にマンションの違う階に住む友達の家にダッシュしてピンポン。
優雅に友達と遊んでいたら、焦った母が探し出して迎えに来たことがありました。
息子にも、それくらいの根性を持って生きていってほしいな。笑
と、角度の違う気付きではありますが、子育ては自分の幼少期にタイムスリップする行為でもあるなあと感じるこの頃です。
これまで長男独占インタビューかのごとく、彼の言動で日々の記録がいっぱいになっていた我が家ですが、次男がジョインしたことで見える景色もぐっと変わることが楽しみで楽しみで。
ここ2ヶ月くらいでやっと、長男も次男を可愛がってくれ、ふたりでゴロゴロしたりキャッキャしたりと尊い姿を見せてくれています。もうたまらん。
男の子2人は大変とよく聞きますが、持ち前の楽観的思考でポップに子育てを楽しみたいな。
さて、お次はともちゃんですね。
あれ?ともちゃんが小さくなった?と思ってしまうほど、どんどん似てきている娘ちゃん。
アートしたりお花摘みをしたり、我が家の長男と真反対の豊かな遊びを知っていて、いいなあそんな過ごし方したいなあと羨望の眼差しを向けてしまう、私の憧れ親子です。
2歳になってますますたまらなく可愛い瞬間が増えたと思いますが、最近どうですか?
Illustration:Chiharu Nikaido