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8月も残りわずか、みなさんはどんな夏を過ごしていますか?

子どもの頃に感じた夏特有のわくわく感。

大人になった今でも時折、蝉の鳴き声とともにふと思い出すことがあります。

今回の#かぞくごと ではこちらの記事でもご紹介した4つの切り口の中から“残し方”をキーワードに、今年の夏の思い出の残し方について考えてみました。

データ化され、何をするにも効率がよくなったけれど、
余白まで削られてしまったりもする。
だから、毎日の中で忘れたくない瞬間に気づけるように、
便利にすることと、しないこと。
シンプルなことが求められる時代だからこそ、
かぞくごとでは、日々をしっかり編集して、
必要なものを残していく方法を研究します。

夏ならではの感情が溢れているけれど、時間を重ねていくうちに、色々な感動がぼんやりとして、思い出すこともなくなってしまうかもしれない。

そんな想いで今月は「ひと夏の思い出や感情の残し方についてのアイデア」をかぞくごとアンバサダーのみなさんに聞いてみました。

#かぞくごと って?

家族との何気ない時間を楽しむためにNEXTWEEKENDが作ったSNS上のコミュニティ。今期は20人のアンバサダーと企画を盛り上げていきます。
#かぞくごと に集まる投稿を見るだけでなく、ぜひ家族との小さな野心を叶えた瞬間を切り取って、ハッシュタグをつけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
詳しくはこちらから

 

夏の残し方のひと工夫

✔️アイデア
・「家に写真を飾ると子どもの自己肯定感が向上する」という話を聞いたことがあり、写真を飾ろうと考えていました。

・せっかくなので写真展をイメージして「夏の思い出」がテーマの写真組に。息子のお昼寝中にペタペタとオリジナルの壁アルバムを制作しました。

・全形がひし形になるように写真をレイアウトして、できるだけかっちりした印象にならないようにしたのがポイント。

✔️エピソード
・お昼寝から起きてきた息子は突然現れた写真たちに気づいて、じーっと観ていました。(息子も夏の思い出に浸っているのかな?笑)「部屋の雰囲気が変わって、新鮮だね!」と夫も気に入った様子でした。

✔️アイデア
・今年の夏に出会ったハーブのブーケ。夏が来る度にいつでも思い出せるように、切り花で楽しんだ後お茶パックにつめて草木染めに再利用。食卓を彩るテーブルランナーをつくりました。(草木染めは昨年からの野心でいつか挑戦したいと思っていました)

✔️エピソード
・今年の夏に訪れたハーブ畑で出会った初めての香りに感激。帰宅後、持ち帰ったハーブをお鍋に煮出したら香りが部屋中に広がり、あの日のことを思い出せました。

・思い出のハーブでやさしい色合いに染まったテーブルランナーを敷けばこの夏をいつでも思い出せそうです。

写真に収めて、なんとなくスマートフォンのデータに溜まっていきがちな思い出たち。

残し方ひと工夫で、そのプロセスをも思い出に変えてくれるかもしれません。

 

小さなカメラマンが切り取るかぞくの時間

✔️アイデア
・久しぶりに叶えた、大好きな西表島&石垣島への旅。子ども目線で切り取った今年の夏旅の景色を、スペシャルなアルバムに仕上げました。

・定番のインスタントカメラ「写ルンです」に加え、今回は結婚当初に私たち夫婦が使っていたデジカメを子ども専用カメラとして受け継ぎ、託しました。
(子ども用のカメラを新しく買うことも考えましたが、親から子へ、こんな受け継ぎごともありだなと考えました)

・子どもたちが心動いた瞬間を存分にカメラに収めてもらい、現像して一冊のアルバムに!表紙には、海で拾ったシーグラスや貝殻のかけらをボンドで付けていつでも懐かしく思い出の場所を思い出せるように工夫しました。

・アルバムとは別に、1枚の布に少しずつ島旅の思い出の刺繍を進めています。埋め尽くされるまでマイペースに縫い続ける予定です。

✔️エピソード
・少しブレていたり暗い仕上がりでも、その奥に子どもたちの感動の瞬間があったと思うととても愛おしく感じます。

・ちなみに新婚当初の夫婦写真が古いデジカメに数枚残っていて、家族みんなでかなり盛り上がりました。もう結婚14年目なので「パパ顔違うね」「ママ痩せたね」と色々と比較をされましたが…それも含めていい思い出に。

✔️アイデア
・一生懸命抱っこする姿やぴたっと寄り添う姿、私がその姿を切り取り残しておくのはもちろん、彼女目線で「弟のかわいいなと思うところ」を残したアルバムがあったら将来姉弟の宝物になるのでは、と思い私のデジタルカメラを渡しました。

・⁡インスタントカメラを渡すことも考えましたが、「どんな風に撮れたか」をすぐに確認したがる娘にはコンデジが良いのかもと思い私のGRを貸してあげることに。

✔️エピソード
・ずっと楽しみにしていた弟が可愛くて愛おしくて仕方がない様子のねぇね。1日に何度も「○○くん抱っこしたい」とソファで座って準備して待っているくらいなのです。

・目を輝かせながら撮ってくれた写真たちやどんどん近寄っていってピントが合っていないものも、それもまた愛おしいなと感じました。⁡夏の終わり、ある程度枚数が溜まったら製本してあげようと思っています。

はっとするような、子どもならではの視点で切り取られる世界。

私たち大人が見えていない発見があるかもしれませんね。

作る時間も思い出に

✔️アイデア
・たくさん写真は撮っているもののデータ化せずにいる思い出たち。いつでもさくっと記録を残すためにシールプリントを活用し、アルバムを作り始めました。

・プリクラ帳のように無造作に貼ってみたり、並べてみたり、ノートに貼るだけで見返すことが楽しくなりそうなアルバムになりました!

✔️エピソード
・数ページできたときに、家族に見せたら楽しい!と開いて見てくれました。

・日常の出来事をアナログに残しながら、家族が集まったときの会話のきっかけになるよう、これからも楽しみながら綴りたいと思っています。

 

小さな手が書き記す夏の思い出

✔️アイデア
・様々な発見のある夏の登園時間。その日みつけた「はっけん」を帰ってから2人で復習して、子どもの言葉と絵でファミリーノートに記録しました。

・子どもに「今日はどんな発見があったっけ?」と問いかけて、出てきた言葉をそのまま書くようにしました。

✔️エピソード
・これまで保育園の送迎は自転車でしたが、下の子が生まれてから徒歩登園に。自宅から保育園は子どもの足で30分弱と少し遠いので、少しでも楽しみながら歩けるようにと、植物や生き物、景色を「はっけん」しながら登園しました。

・これまでの自転車登園では気づかなかった夏を発見し、子どもと一緒に楽しむことが出来ました。そして子どもの言葉をそのまま書き記すので、今この時にしかない子どもの自由な語彙を残せると思います。

・またこれをきっかけに虫が大の苦手な娘もダンゴムシを手のひらに乗せられるようになりました!

✔️アイデア
・この夏は年長さんの夏休み。お兄ちゃんが小学校に上がる前の最後の夏を意識して、今年は「えにっき」を書いています。

・そして、私も「今」を残すために「クロッキーノート」に子ども達の記録を。

・「えにっき」に加え子どもたちには「キッズカメラ」も渡し、それぞれの夏を残しました。

✔️エピソード
・はじめてのえにっきは、書いてもらえばなんとも愛おしいものになりました。

・息子の紡ぐ言葉や描く絵はもちろん、めんどくさい日は、字を空間いっぱいに書いて文字数をかせごうとする子ども心を思い出したり、それを母になって見る感慨深さを感じたり。

・モチベーションになるようにと、パパにコメントを添えてもらっていて、あまり「書いて伝える」ことをしない夫の言葉を読んでクスッとしたり、そんなとても楽しい夏を過ごしました。

・さらに、愛おしさに泣けたのは、兄弟がキッズカメラで撮り合っていたムービーや写真の記録。画質がそれほど良くないのがまたフィルム感を演出して、過去の写真たちを久しぶりに見返して泣ける泣ける…今年は兄が弟の姿をLIVEしながら撮っている言葉ややりとりがとにかく愛おしくて。舌ったらずな兄とそれにたどたどしい言葉で応じる弟の関係性がそこに映っていました。

・今年の夏のわが家は、いつかこれらを見返す日を想いながら、今を残しています。

1日1日で成長し、違う姿が見られる子どもたち。そんな今しかない一瞬を彼らの手で残していくプロセスこそが、家族の思い出になりますね。

 

それぞれの夏。

いつも通りの毎日だったという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな日々の中にもきっと、いつか振り返って懐かしく、幸せな気持ちになるような一瞬があるのかもしれません。

みなさんの今年の夏の残し方もぜひ #かぞくごと のハッシュタグで教えてくださいね。

 

Writer : Miho Nakaaki
Designer:Hikari Mogami

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