NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「季節を愉しむ、12ヶ月の誕生日ケーキ」。
パティシエしてとして活躍しているWeekender編集部代表コラムニストrisaさんが、季節を取り入れたお誕生日ケーキのレシピをお届けします。
誰もが必ず持って生まれた大切な1日“お誕生日”。
そして1年に1度、自分でキャンドルの火を消せるのが、この日のケーキ。
新連載「季節を愉しむ、12ヶ月の誕生日ケーキ」を通して、誰かの心にそっと寄り添えるような、季節に合った思い出を彩るお手伝いができたら嬉しいです。
梅雨が明けると、本格的な夏のスタートですね。
今年の夏にやってみたいことへ思いを馳せながら、梅雨ならではの時間も楽しみましょう。
今回は7月にお誕生日を迎える皆さんに、爽やかなヨーグルトとレモンを使用したレシピをお届けします。
土台には市販のクッキーを使用。
彩りをもたらしてくれるハーブで、初夏の爽やかさを演出するのもポイントです。
はちみつレモンのヨーグルトムースケーキ
材料(15cmセルクル型1台分)
【ヨーグルトムース】
・プレーンヨーグルト:300g
・生クリーム:100g
・三温糖:100g
・板ゼラチン:7g(1枚1.5gだと5枚)※粉ゼラチンの場合も同量でOK
・レモンの皮:1玉分【土台】
・お好きなクッキー:80g
・無塩バター:20g【はちみつレモン】
・レモン:1〜2玉
・はちみつ:お好きな量【飾り用のデコレーション】
・生クリーム:100g(6〜7分立て)
・フレッシュハーブ(今回はミントとレモンバーベナを使用しました)
下準備
・お皿にセルクルをセッティングしておく
※セルクルは100円ショップでも販売されていますが、底が抜ける15センチの型でももちろんOKです!
・板ゼラチンは氷水につけて柔らかくしておく
※粉ゼラチンの場合は、倍量の水に振りいれて軽くかき混ぜておきましょう。
粉ゼラチンに水をかけると、全体に水分が行き届かず、ダマの原因になります。
板ゼラチンと粉ゼラチンの違い
粉ゼラチンの方が使い慣れている方もいらっしゃると思いますが、せっかくなので板ゼラチンとの違いをお伝えさせてください。
✔️板ゼラチンの特徴
見た目に透明感がでて、粉ゼラチンよりも口あたりがやわらかく、なめらかな仕上がりに。✔️粉ゼラチンの特徴
弾力がでる分、固まるまで少し時間が必要。
板ゼラチンと比べると少し不透明な仕上がりに。
今回のレシピは、口あたりと仕上がりにこだわりたかったので、板ゼラチンをおすすめしています◎
作り方
〜土台〜
1.クッキーは袋に入れ、綿棒などで砕く。
2.【1】と溶かしバターを合わせて、セルクルに敷き詰めておく。
〜ヨーグルトムース〜
1.ヨーグルト、三温糖、レモンの皮を鍋に入れ、弱火で温める。(45〜50℃くらい)
2.温めた【1】の中に氷水で柔らかくしておいたゼラチンを水気を絞って入れ、ホイッパーでよく混ぜる。ザルにこし、氷水を張ったボウルに入れ粗熱をとって冷ます。
3.冷ましている間に生クリームを6分立てし、冷えた【2】に生クリームを2回に分けて入れ、ホイッパーですくうようにして混ぜセルクルに流す。
※1時間以上、冷蔵庫で冷やし固めます。
4.冷やしている間に、はちみつレモンを作る。
スライスしたレモン、ムースで使用した皮なしレモンもスライスし、お好きな量のはちみつに漬けておく。
5.【3】が冷え固まったらセルクルを外す。
※セルクルを外す際は、ナイフなどで隙間に切りこみを入れておいたり、温めておいた布巾などをセルクルに当て外すと綺麗に外れます。
6.飾り用生クリームを絞り、真ん中にはちみつレモンを乗せて、ハーブで彩りをプラスしたら完成です。
※今回は丸口金を使用してデコレーションしましたが、お好みでカスタマイズしてくださいね!
残ったシロップはソーダ割りにして“はちみつレモンスカッシュ”にしても美味しいですよ。
今回はバースデープレートとして、レモンの葉っぱに白い極細ポスカでメッセージを書いてみました。
暑い季節でも、さっぱりと食べられるムースケーキ。
レモン好きな私自身がずっと作り続けている、大切にしたいレシピの一つをお届けしました。
7月にお誕生日を迎える皆様、その日をお祝いする皆様にとって、気持ちが上がるケーキになれば嬉しいです。
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