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大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、元彼と比較してしまい結婚相手を決める覚悟ができない相談者さんからのお悩みです。

こんにちは。いつも楽しくNEXTWEEKENDのコンテンツを拝見しております。
今回は、結婚相手の選び方について自分の中でどうしても覚悟が決まらず、ご相談させていただきます…。
私には現在、お付き合いして半年ほどの年上の彼がいます。
とても優しく、私のことを大事にしてくれるとても良い人です。
私も彼に対して愛情を感じていて、趣味も合って一緒にいてとても楽しいです。
ただ、このまま「結婚」と考えると、彼の収入面などで不安もあり、なかなか踏ん切りがつきません。
32歳という年齢もあり、良い人がいれば結婚したいという、焦りも年々大きくなっています。
とはいえ、結婚するからには「この人となら」と納得できる相手としたいという思いと、「結婚」という、後戻りできない大事な決断を前に、どうしても「この人だ」と自分の中で覚悟が決まりません。
そんな中で、昔付き合っていた同い年の元カレのことも頭によぎります。
学生時代から3年ほど付き合っていた元カレとはもう何年も前に私から切り出して別れていますが、険悪な雰囲気で別れたわけでないこともあって、別れたあとも定期的に連絡を取り合うような友達関係でした。
元カレもまだ結婚はしていないようで、今の彼に対して不安に感じている収入面などは元カレの方が安心できることもあり、正直、今お付き合いしている彼と元カレと、どちらと結婚した方が良いかな?とつい考えてしまいます。
なんて自分勝手なんだろうと自分でも思いますし、きっと「この人なら間違いない」という正解なんてものはなく、どの人を選んだとしても、自分の決断を正解にし続けられるよう、選んだ人と都度向き合っていくしかないと頭では思うのですが、、
この先の人生を共にする生涯のパートナー選びと考えると、どうしても覚悟が決められません。
萌さんは、今の旦那さまとご結婚されるとき、「この人と結婚しよう」と思えた理由などがあったかどうか、差し支えなければどんな理由なのか、お伺いできたらありがたいです。
また、どうすれば「この人と結婚しよう」という覚悟が決まるのか、アドバイスをいただけましたらありがたいです。よろしくお願いいたします。
(32歳/女性/自営業)

昔から「これって何かもっと良い案にできないかな?」と考えるのが好きで、傘の改善案にはかれこれ20年以上の月日を費やしてきましたが(結局何も生まれてない)、今日はずっと段ボールについて考えていました。

サンプルやいただきものの多い仕事柄というのもあるのですが、コロナ禍も相まって何かが自宅に届く機会があまりにも多く、段ボールは溜まっていく一方…。

風船みたいなものの中に入れて送ったら、一瞬で割れるしゴミも少なく済む!と思ったのですが、配達の方からしたら運びづらすぎますね。

風の強い日なんて町中に転がっていくかもしれないしな。うーん、難しい。

さて!お悩みを送っていただきありがとうございます。

結婚の決め手に悩んでいるのですね…。

正直私自身は24歳というなかなかに早い年齢で結婚したこともあり、当時は自分のライフスタイルが確立しているわけでもなければ結婚観を語れるほどでもなく、それなりに色々なドラマはありましたがシンプルに目の前にいた大好きな人との未来を描いた結果だったので、その時の心境はあまり参考にはならないかもしれません。

相談者さんがご自身でおっしゃっている

“「この人なら間違いない」という正解なんてものはなく、どの人を選んだとしても、自分の決断を正解にし続けられるよう、選んだ人と都度向き合っていくしかないと頭では思うのですが、、”

というのが、ほとんどすべてだと思いますが…。

ただ、俗にいうマリッジブルーのような時に突然元彼が頭によぎる、なんてことはあるかもしれませんが、今の時点で彼の収入面と元彼のそれとを比較しているというのは、もしかすると相談者さんは、そもそも今の彼と隣に立って一緒に未来を作っていくというよりは棚に並んだ彼らを見つめているところがあるかもしれないな、と少し思いました。

スーパーに売られたアボカドならその時一番美味しそうなものを選べばいいのですが、結婚相手ともなると、そこから先を一緒に歩き続けなくてはいけません。

だから私は“変化を一緒に楽しめる相手かどうか”というのが、とても重要だと思います。

容姿も収入も、環境だって変わります。

価値観だってもちろん変わっていきますが、この人となら一緒に変化を楽しみたいと思えるのであれば、きっと共に作る道は面白くなるはずです。

彼だって相談者さんを選ぶ立場にあります。

焦る気持ちもあるかもしれませんが、“私の結婚相手に相応しいかどうか”ではなく、“私たちの未来は楽しくなるはず”と、彼のことも一人称で思えた時に、きっと今とはまた違う景色が見えると思います。

ちなみに私の夫はアスリートということもありますが、10年以上一緒にいて5回も移籍をしていて、年収だって10倍以上になることもあれば突然退団になったことだってあります。

車も家具も全て売り払って二人で海外に挑戦をしに行ったけど、2ヶ月で泣く泣く戻ってきたこともありました。

だけど「彼との人生は、こんなはずじゃなかった」と思ったことは一度もないし、むしろその全ての決断と結果に、自分が影響しているとも自負しています。

クリントンが大統領だった時、当時ヒラリー夫人とガソリンスタンドに立ち寄った際、ヒラリーの元カレが働いていたことがあり、「君は田舎のガソリンスタンドで働くことにならずに、僕と結婚してよかったね」とクリントンが言ったのを聞き、ヒラリーはすかさず「あら!彼と結婚していたら彼がアメリカの大統領になっていたのよ」と答えた、なんて話もありますが、人生を共にしていくということは、やっぱり共にまだ見ぬ道を作っていくことなんだと思います。

ロマンチックな意見に聞こえるかもしれませんが、人に説明しやすいスペック以外の部分で、どれだけ彼のことをご自身が愛しく思えるか、あらためて彼と向き合ってみてくださいね!

愛情を感じられる相手に愛されているって、本当に尊いことだと思いますよ!

応援しています。

 

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「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
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身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
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自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
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