NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、彼ができたのに忘れられない人がいるという相談者さんからのお悩みです。

萌さんこんにちは。
いつもNEXTWEEKENDの配信や創り出すライフスタイルが大好きで憧れています。
お悩み相談も萌さんの相談者さんに寄り添う言葉があたたかくて、人生の勉強にさせていただきながら拝見させていただいています。
気持ちの整理が付かず、いただけるアドバイスがあれば、、と思い相談をさせていただきます。
私は最近お付き合いを始めた方がいます。
出会ってから連絡は毎日とっており、3回目に遊んだ日にお付き合いをする運びになりました。
彼から言ってくれて、私もその場で返事をしたのですが、私自身の気持ちはいいなぁという、この人と付き合ったら幸せだろうなという思いでした。
一緒にいる時や会っていない時でも言動すべてに大切にされているなぁ。という実感がすごくあります。
この人と付き合えて良かったな。と思うのですが、私の中で数年前から信頼している年上の男性(未婚の方です)のことを日々考えてしまっていることがあります。
数年前にすれ違ったタイミングでお互い好きになり、お付き合いはせずに会わなくなりました。
何年も会っていないのですが、連絡をとるだけで安心できるような存在で、人として好きで私にとって大切な人です。
家族のことや仕事のこと、お互いにいろんなことを話してきたので、今はもう連絡はしないですが何かあったときに“この話を話したいな” や “なんて言ってくれるかな” など考えてしまうほどです。
今お付き合いをしている彼のことを一番に考えたい。という気持ちがあり、彼のことだけを考えていればもっと好きになっていくのだろうなということはわかっているのですが、信頼している年上の彼のことが頭の片隅にある自分に悩み込んでしまいます。
長くなり、拙い文章ですみません。
こんな私ですがアドバイスをいただければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。
(24歳・女性・会社員)

2022年最初のお悩みコーナーです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

きのうまで、観光庁によるワーケーション推進事業の一環で社員の数人と家族単位で鹿児島県のヨロン島に行っていました。

これまでの人生で見た海の中で一番美しいのは言うまでもなく、コンドミニアムで朝起きてコーヒーを淹れて、ゆっくりと海沿いの朝食会場まで歩いていき、子どもを保育園に送って午前中は仕事、午後からは島ならではのアクティビティという、束の間の新しい日常を社員の家族たちと過ごせたこと。

これからの時代に大切な、0か100ではない多様な選択肢を改めて実感できた日々でした。

前置きが長くなりましたが、お悩みをお送りいただきありがとうございます!

最近お付き合いをスタートされた、というのも嬉しいニュースですね。

かつて好きだった人が頭の片隅にいて、ことあるごとに思い出してしまうということに、悩む必要はないと思います。

その彼とこれからどうこうなりたいとか、今も頻繁に会っているようなのであれば話は別ですが、「あの人ならどう思うかな」と考えてしまうことは、今の彼と比較しているわけでもなく、相談者さんの気持ちの一種の受け皿として彼が存在している、ということなのではないでしょうか。

映画や音楽、本に詩、恋愛がテーマの作品は世界中に沢山存在しますが、彼との出会いがあったおかげで、共感できる作品も増えたはず。

そのおかげで誰かに優しい言葉を選べたり、強くなれたりしているのであれば、それは立派な「人生の糧」です。

今の彼と時間を重ねるごとに、昔の彼が心の中に思い浮かぶことも減っていくはずです。

もしいつまで経ってもそうならないのであれば辛くなってしまうので、その時にまた身の振り方を考えたらいいと思います。

相談者さんの場合、お互いに好きだったタイミングが違い、お付き合いしなかったというのもポイントですよね…。

小さな頃、「トムとジェリー」の中に出てくるテーブルいっぱいのご馳走を見て、骨つき肉やピンク色の大きなゼリーを「いつか食べてみたい」と願い、憧れを募らせていたのと同じにしては申し訳ないかもしれませんが、彼が素敵な人で、相談者さんにとって掛け替えのない存在だと言うことは前提だとしても、あまりにも美しい感情のまま終わっているのだと思います。

「付き合っていたら、どうなっていたかな…」という肝心の部分が、ずっと想像でしかないから、美化されていくことも大いにあるはず。

当時の感情も楽しかった会話も、思い出は美しいままで心の中に展示しておき、たまに見返すことがあっても、その気持ちに罪悪感を持って今の彼に伝えたり、今回のように悩んだりするよりも、今の自分に活かす気持ちでいたらいいと思います。

2022年の始まり、一緒に歩きたいと思う人が隣にいてよかったですね…!

応援しています!

お悩み募集中!

「編集長がこたえます!」では、みなさまからのお悩みを募集しています。

大きな声では言いづらいけどちょっと誰かに聞いてほしい…

そんなお悩みがある方はぜひ以下のフォームからご投稿ください。

お悩み投稿フォームはこちらから

※すべての質問に回答できるわけではございません。
また、頂いたお悩みはNEXTWEEKEND/村上萌の発信する他のコンテンツで使用させて頂く場合がございますこと予めご了承のほどよろしくお願いします。

「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
Amazonで購入する

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