フードコーディネーターの鈴木麻友子さんによるコラム「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。

今回は3つの材料で簡単、豆腐を使ったかぼちゃドーナツです。
甘いアレンジ、しょっぱいアレンジもそれぞれご紹介します。

芋栗かぼちゃがおいしい秋。
10月はハロウィンもあり、特にかぼちゃの出番が多い月ですね。

今回は、かぼちゃを使ってコロコロとしたかわいいまん丸ドーナツを作ります。

おうちでドーナツというとハードルが高いように思いますが、基本の材料はなんとたった3つ。
工程も少ないんです。

豆腐を入れて作るので、もっちりとした食感になって美味しいですよ。

かぼちゃのまん丸豆腐ドーナツ

材料（約25個分）

作り方

1.かぼちゃを火が通るまで蒸して潰す。

2.絹豆腐を入れて、なめらかになるまで混ぜ合わせる。

3.ホットケーキミックスを入れて、ヘラで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。

4.鍋に油を入れて熱し、ひと口大に丸めた【3】を、弱めの中火できつね色になるまで揚げる。
（生地を丸めるときに、手に油をつけながら丸めるとくっつきません。膨らむので、気持ち小さめに丸めてください。)

5.油を切ったら、ボウルにグラニュー糖を入れて、【4】を転がしながらまぶせば完成！

素朴な見た目と味わいがなんとも愛おしいドーナツ。

揚げたてのドーナツは、外はさっくり中はしっとりもちっと。
揚げながらつまみ食いが止まりません。

キラキラと輝くお砂糖がまぶされた食感も、美味しさのひとつ。
かぼちゃの優しい甘さがあるので、甘さが気になる方は、まぶさなくても十分美味しくいただけます。

黒ごまをまぶして揚げるのも、香ばしくておすすめです。

次に、簡単なアレンジを2つ、ご紹介します。

欲張りあんドーナツ

材料（6個分）

作り方

かぼちゃのドーナツに切り込みを入れて、あんこを挟むだけ！

わざわざあんこを包まなくても、挟めばできるあんドーナツ。

インパクトのある見た目ですが、もちっと食感のドーナツとあんこは間違いなく最高の組み合わせ。

あんこの中にくるみやナッツを砕いて入れてアレンジしても。

サーモンチーズのおつまみドーナツ

材料（6個分）

作り方

1.スモークサーモンにクリームチーズを塗り、くるくると巻いてから半分に切る。

2.半分に切ったドーナツに【1】を乗せ、ピックを刺せば完成！

見た目もかわいいハロウィン仕様のおつまみ。

スモークサーモンの塩気とドーナツの甘み、クリームチーズのクリーミーさと黒ごまの香ばしさをひと口で味わえます。

ピックは、竹串を程よい長さに切り、黒のマスキングテープを切り口に巻きました。
買わなくても簡単に作れますよ。

ブラックとグリーンのオリーブを散らせば、さらにハロウィンムードになります。

スタイリング

今回は白黒のハロウィンテーブルではなく、ウッディーなナチュラルハロウィンテーブル。

お花屋さんに売っている小さなかぼちゃたちは、木の机やカッティングボードのナチュラルな雰囲気にぴったり。

クロスも、きちんと敷くよりも机が見えるようにラフに敷くと、今回のイメージに合います。

色も、木の茶色と白をベースに、差し色はかぼちゃやお料理のオレンジ色、ダーク系のお花の色くらいに抑えると◎

意外と簡単にチャレンジできるかぼちゃドーナツ。

揚げる前まではお子様でもお手伝いがしやすいので、ハロウィンに一緒に作るのも◎。

秋のおやつにぜひ作ってみてくださいね。

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