NEXT WEEKEND DATE

NEXTWEEKENDを運営している株式会社ガルテンの福利厚生の中には、月ごとに変わる「オリジナル福利厚生」という枠があります。

毎月マンスリーテーマを設けて企画をつくっているNEXTWEEKENDですが、提案させていただくからには自分たちだってしっかりそのテーマを楽しみながら一ヶ月を過ごすべき…!

そんなわけで代表の村上萌が、福利厚生もマンスリーテーマに基づいて決めています。

この連載では、そんな私たちの福利厚生を毎月ご紹介中。

小さな感情を大切に #こそっと言いたい」がテーマの今月はこちらのお題でした!

読書の秋到来。

ということで今月は、今の自分の気持ちを後押ししてくれる本を選ぶことがお題!

どんな気持ちでこの本を選んだのか、それぞれが選んだ一冊をご紹介します。

 

コンテンツプランナー さき:
「日々の暮らしのなかで見つけたささやかで素敵なエピソードを綴った、『暮しの手帖』誌のベストセラーエッセイ集『すてきなあなたに』。

1969~1974年の1月から12月までの暮らしが短編で綴られていて、よし読むぞ!と意気込んで読むものでなく、気の向くままに好きな章をランダムに読めるのが嬉しいのです。

バターのことを『バタ』、小麦粉のことを『メリケン粉』と表現するなど、少しレトロな言葉遣いもどこか温かみを感じられて、ほっとします。
そして花森さんが手掛けた挿絵も全部可愛い…!

白い村でめぐり会ったマカロニパイのエピソードや、港町リスボンでのコロッケとコーヒーのエピソード。
写真は一切掲載されていないのですが、読むだけで情景が浮かぶよう。

一昔前の暮らしを垣間見ているようで、なんだかおおらかな気持ちになれる一冊です。
こんな穏やかな暮らし、憧れるなあ。」

 

 


営業マネージャー・広報 あやの:
「子どもが産まれてから、『男の子|女の子らしい』という概念について、今まで以上に向き合い、考えるようになりました。

赤ちゃんグッズを見に行っても、男の子は青、女の子はピンクが当たり前。
服も、男の子は恐竜や乗り物、女の子は可愛らしい動物やハートモチーフ。
髪の長い息子は『女の子みたい』と言われ、髪がなかなか生えない子は『男の子みたい』…?などなど。

疑問も持たずに塗り固められた固定概念を押し付けるのではなく、生まれながらに持っている自分らしさを伸ばしてあげることに全力を注ぎたいと思うと、納得のいく言動をするためには、まだまだ得るべき知識・視点があるなと痛感する日々。

この秋で2人の男の子(一旦)の母になる予定なので、SNSで先輩ママが勧めていた『ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか』という一冊を産休中の課題図書にしようと選んでみました。
夫とも共有しながら、私たちらしい子育てのヒントを得たいと思います。

そんな機会をくれる #弊社の福利厚生 に、心から感謝…!」

 

 


総務・コミュニティマネージャー いくみ:
「NEXTWEEKENDからの発信はもちろん、自分のSNSや日常会話の中でも、言葉選びには気をつけているのですが、どうやって磨いていこうかな…と考えていた時、今回の福利厚生テーマが発表されました。

私が選んだのは、日本テレビアナウンサー藤井貴彦さんの本『伝える準備』。
(先日公開したこのおすすめ本の紹介記事でWeekenderの方が推薦してくれました…!)

ただニュースを読み上げるのではなく、いつも自分の言葉で伝えてくれるのが印象的で、すごく気になっていた人物のひとりです。
そんな藤井アナが、どんな風に言葉に向き合って、準備をしているのか。
今私が磨いていきたいことのヒントが詰まっていると思い、この本を選びました。

『言葉を寝かせて、伝わる表現を探す』、『自分と向き合う5行日記のすすめ』など、日々訓練ができそうな具体的な方法も書かれていたので、これから実践していくのが楽しみです!

今まで色んな言葉に励まされてきたので、私もいつか誰かの力になれるような言葉をかけられる人になりたい…!(壮大)」

 

 


営業・広報 こまみ:
「本屋さんを巡ること1時間。
いつも見ている小説コーナーにも雑誌コーナーにもなかなか心惹かれず、そんな自分の直感を歩きながら向き合ってみたら『おいしいものが作りたいなあ』と思って、久しぶりのレシピ本コーナーへ。

食が楽しくなる秋、自分で作る料理の味のレパートリーを増やしたいと思い、手軽にいろんな味に挑戦できるパスタの本『フライパンパスタ』を選んでみました。
(意外とパスタって難しいですよね。外で食べた方が断然おいしいって思っちゃう)
ぱらっとのぞいただけで食べたいもの、挑戦したい味を見つけられたので即決しました。

ステイホームでペペロンチーノを極めたと言っていた友達みたいに、パスタのレパートリーを広げられるといいな、と思いながら小さな挑戦をしてみたいと思います。(広く浅く。笑)」

 

 


経理 ゆうこ:
「人からかけられる言葉、自分が話す言葉、そしてそれが文字になることも多くなった今、なんか難しいなぁなんて思うことが増えた時に見つけた『ことばのかたち』という絵本。

最初のページにある『もしも話すことばが目に見えたらどんな形をしているのだろう』を切り口に、水彩の優しい絵と想像しやすい言葉で綴られていて、言葉を覚え始めた息子に教えてあげたい大事なこと、そして、SNSやリモートなど直接ではなく文字を通して人と交流することが多くなった今、改めて心に留めておきたいことが描かれていて、私にとって大事にしたい一冊となりました。

言葉の選び方、話す声、言葉の向こう側にある風景を想像しながら話せる人、言葉を伝えられる人になりたいなぁ。

なかなか以前のように文庫本をじっくり落ち着いて読む機会が減ってしまったのですが、絵本を息子に毎晩読んであげていると、忘れかけていた大事なことが分かりやすく短い言葉や絵で描かれていて、ハッとさせられることが多いです。
これからもそんな素敵な絵本と出会えますように。」

 

 


GARTEN COFFEEバリスタ あさみ:
「NEXTWEEKENDに仲間入りして来月で丸3年。
季節の楽しい提案を、コーヒーを使ったレシピやブレンドコーヒーに落とし込んでいます。

それに伴いコラムや記事を書く機会を多くいただいてます。
How toだけじゃなくて、文章からも“今しか味わえない情緒や季節感”を感じて欲しいと思いパソコンに向かうけれど、同じような言い回しになることもしばしば。(語彙力、表現力磨きたいなぁ)

そこで今回、四季に恵まれた日本の自然美を表現する言葉が満載の一冊『日本の風景が織りなす 美しい季節のことば365』を選びました。
写真集を眺めるようにパラパラとめくるだけでも、季節の移ろいを感じることができます。

風や空を表現する言葉だけでも無数!
日本人の感性や情緒は美しいな…ロマンチックで、想像力をかきたてられます。

例えば新しい季節のブレンドを作る時、身体で感じる風や光、匂いなんかも刺激になりますが、言葉から感じることも。
表現したいことをより具体的に伝えられるようにたくさんインプットして、伸び伸びアウトプットしていきたいです。
(私の成長も是非見届けてくださると嬉しいです。笑)」

 

 

 


副編集長 ともみ:
「散歩中に立ち寄った素敵な古本屋さんで直感で選んだ二冊は、自分が今したい暮らしに関する本でした。

一冊は、有元葉子さんの『私の住まい考』。
個人的に今、移住予定で新居を建てているのですが、家づくりでは『なんとなく好きだから』『おしゃれだから』みたいな理由だけでは決めきれないことが多く、自分や家族の性格や、心地いいと感じる行動パターン・習慣など、本質と向き合うことが重要なんだなと日々痛感しています。

この本は有元さんの自宅、スタジオ、別荘、イタリアの家(!)を紹介しながら、住まい作りで大切にされていることを紐解いている一冊なのですが、まさに今響く言葉が沢山ありました。
すぐ取り入れられる具体的な情報を得たいというよりも、流行や一般常識に流されない、本質的で研ぎ澄まされた暮らしのヒントをもらいたい方におすすめです。

もう一冊は『食べられる庭図鑑』。
野菜、ハーブ、果樹から雑草まで、あると楽しい&育てやすい植物が、素敵な写真やコメント、レシピなどと共に紹介されていて、眺めているだけで楽しいのです。
金木犀、ジューンベリー、チコリー、いちじくなど、新居の庭で育てようと決めたものに早速ポストイットだらけ。
生態系を生かすサスティナブルな庭作りについても教えてくれるのですが、これを読んでからは虫への抵抗もかなりなくなりました(取り急ぎ、頭では…!笑)。

普段は気になった本をネットで購入することが多いですが、本屋さんで直感で選ぶ過程を通して、今の自分と向き合えるいい機会になりました。」

 

それぞれと日頃会話をしたり、SNSの投稿を見たりしながら、「こんなこと考えてるのかな?」と想像を膨らませることは多いのですが、今回の選書を見て、「やはり!」とか「そう来たか」とか、思考の背景を知ることができて、
私自身も楽しく、参考になりました。
毎日状況が変わる世の中ですが、小さな心の声に耳を傾けていきたいものですね!
今月も読んでくださった方、ありがとうございました。

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