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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。

フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩

今回は、普段の食卓にも、特別な日にもマッチする「ブリとりんごのバルサミコソテー」です。

 

ブリとりんごの
バルサミコソテー

過ぎゆく秋の情緒とひきかえに、冬の気配をひしひしと感じるこの時期。

ボジョレーヌーヴォーも毎年恒例の11月第3木曜日に解禁され、ホリデーシーズンに向けてテーブルシーンも楽しくなってきました!

そこで今回はワインにも合う、旬のお魚が主役のレシピをご紹介。

エイジングケアや腸活をサポートしてくれる、嬉しい常美菜です。

【保存期間】冷蔵庫で約3日間
【所要時間】約20分(下準備の時間は除く)

材料(作りやすい分量)

・ブリの切り身…2~3切れ
・胡椒…少々
・りんご…1/2個
(※「ふじ」など、ほどよい酸味で歯ごたえのある品種がおすすめ!)
・玉ねぎ…1/2個(なくてもOK)
・ オリーブオイル…大さじ1
・ 薄力粉または片栗粉…大さじ2
【A】
・バルサミコ酢…大さじ1/2
・濃口醤油…大さじ2
・本みりん…大さじ2
・白ワイン…大さじ2
・はちみつ…大さじ1
・すりおろしにんにく…小さじ1/2
【B】
・シナモンパウダー…少々
・セージ粉末(あれば)…少々

作り方

【下準備】
【A】をよく混ぜ合わせておく。

ブリの両面に塩(分量外)をまぶし、20分以上おく。

(このひと手間で臭みが抜け、タレ馴染みもよくなり、美味しく仕上がります。)

1.下準備したブリの切り身の水分をキッチンペーパーでそっと拭き取り、胡椒をまぶしたら、全体に薄力粉または片栗粉をまぶす。
(粉をまぶすことで、焼いたときに旨味を逃さず、パサつかず、ふっくらと仕上げることができます。)

りんごは皮は剥かずに芯を除き、くし切りにした後、一口大に切る。

玉ねぎは薄切りにする。

2.フライパンにオリーブオイルを加え、中火でブリを重ならないように並べて、皮目から3分焼く。
片面に火が通ってきたら裏返す。
(皮目部分に魚独特の臭みが集中しているので、皮目から火を通すことで、臭みもなく、パリッと美味しい仕上がりになります。)

3.【A】を回し入れ、りんごと玉ねぎを加えて、中火でさらに3分加熱する。

4.全体に火が通ってきたら再度ブリを裏返し、【B】をまぶして全体を軽く和え、蓋をして弱火で数分加熱する。


5.数分おいて、味がしっかり染み込んだ頃に、器に盛り付ければ、完成。

仕上げにピンクペッパーやローズマリー、タイムの枝をトッピングすれば、より華やかでクリスマスの食卓にもぴったりのメイン料理に!

しっかりとしたタレは白いご飯にもよく合うので、たっぷりタレをかけた丼仕立てにするのもおすすめです。

ブリを細かく切って、ミントと一緒にホットドッグの具材にしても美味しく食べられます。

濃いめのタレと清涼感のあるミントを組み合わせることで、また違った味わいを楽しめますよ。

体の中からキレイメモ

ブリ

冬が旬のブリには、細胞老化を促進する活性酸素の働きを抑える、抗酸化作用の高い「ビタミンE」がたっぷり。
また、新しい細胞のもとになる「良質たんぱく質」や、女性ホルモンの働きや脳の働きをサポートする「良質脂質」も豊富です。
不足しがちな「カルシウム」の補給にも。
女性に必要な栄養が盛りだくさんな魚です。
できれば鮮度が高く、旨味たっぷりの天然物を狙って!

りんご

豊富な「食物繊維」で腸活をサポートしてくれるりんご。
疲労回復をサポートする「リンゴ酸」も含まれています。
たんぱく質の分解をサポートする「消化酵素」も豊富なので、今回のレシピのような魚料理や肉料理の付け合わせにぴったりです。

玉ねぎ

玉ねぎには、「カリウム」や「ビタミンB群」、「ビタミンC」などが豊富です。
香り成分の「硫化アリル」には、新陳代謝をサポートする働きがあります。
乾燥により角質層が硬くなりがちな、秋冬のお肌の強い味方です。

シナモン

シナモンは、血流を促進し、冷えを防ぐ働きや消化を助ける働きが期待されるスパイス。
リンゴとの相性がよく、料理に風味を足してくれます。

にんにく

味わい深く、コクのある仕上がりにしてくれるにんにく。
体を芯から温め、血流をよくする働きや抗菌作用も期待されています。
冬の冷え性予防や免疫アップにおすすめの食材です。

旬の食材をシンプルに味わう今回の常美菜レシピは、エイジングケアや冷え性対策、腸活、疲労回復など、この時期ならではのお悩み解消にぴったりな栄養素がギュッと詰まっています。

ぜひお試しくださいね。

この冬も、体の中からキレイと元気を磨きましょう!

<参考文献>
・「あたらしい栄養学」(高橋書店)吉田企世子・松田早苗/監修
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)上西一弘/著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店) 板木利隆/監修
・「旬の野菜の栄養辞典」(X-Knowledge) 吉田企世子/監修
・「美肌美人栄養学」(X-Knowledge) 蒲生桂子/監修
・「食べる美女肌セラピー」(X-Knowledge)伊達友美/著
・「からだにおいしい魚の便利帳」(高橋書店)藤原昌高/著
・「医者が教える最強の食事術」白澤卓二/監修(宝島社)
・「スパイス&ハーブの使いこなし事典」(主婦の友社)

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