NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。

フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩

今回は、旨味がぎゅっと詰まった「秋のごちそう巾着」をご紹介します。

具だくさんな
秋のごちそう巾着

秋も深まり、心も体もほっと温まるものが恋しくなってきましたね。

これからの季節は、お肌の乾燥や冷え性が気になるもの。

そこで今回は、お肌の乾燥を防いだり、体を温めてくれる食材を詰め込んだ、コロンとかわいい和風レシピをご紹介します。

【保存期間】冷蔵庫で約3日間
【所要時間】約20分

材料（作りやすい分量：4個分）

作り方

【下準備】

油あげを開き、正方形の袋状にする。

まず、油あげをまな板の上に置き、菜箸で油あげの上をコロコロと均等にこまめに転がす。

その後、 正方形になるよう半分に切り、切り口からそっと開いて袋状にする。

（「油あげの開き方」などで検索すると、動画も出てくるので、参考にしてみてください。
お子様のお料理のお手伝いにもぴったりの作業です！）

1.豆腐は耐熱皿にのせ、電子レンジ（600W）で2分加熱する。
出てきた水分は捨て、へらやスプーンでつぶす。

【A】は、すべて粗めのみじん切りにする。

2.ボウルに【1】と銀杏の水煮、片栗粉、ごま油を加えてよく混ぜ合わせる。

3.【2】を、袋状にした油あげに詰め込み、袋の口は爪楊枝で止める。
（※かんぴょうや三つ葉などでくくってもOKです）

4. 鍋に【B】と生姜を入れて火にかけ、【3】を並べて落とし蓋（※）をし、弱火で約10分煮込む。

（※落とし蓋は木製が理想ですが、下の写真のようにクッキングシートなどを使ってもOKです）

5.火を止め、粗熱が取れ始めた頃が食べ頃！
器に盛り、お好みでトッピングをのせれば完成です。

食材を粗めのみじん切りにすることで、ほどよい食感が楽しめます。
特にしいたけは、細かくしすぎないようにするのがポイント。

保存の際は煮汁ごと保存容器に入れ、落とし蓋ならぬ落としラップをしてから、蓋をして冷蔵庫で保存してください。

おでんやお鍋などの具材に加えてもいいですね。

体の中からキレイメモ

豆腐・油あげ

大豆の良質な「たんぱく質」が豊富な豆腐や油あげ。
高たんぱく・低カロリーなので、ダイエット中にもおすすめの食材です。

銀杏

秋の食材、銀杏。
疲労物質「乳酸」の代謝をサポートする「アスパラギン酸」や、不足しがちな「カルシウム」、「鉄」などを含みます。

しいたけ

キノコ類は低カロリーな上、腸活に欠かせない「食物繊維」や、不足しがちな「ビタミンD」が豊富。
旨味成分もたっぷりなので、料理の美味しさをプラスしてくれます。

春菊

お肌や粘膜を乾燥から守り強くしてくれる「β-カロテン」や「カルシウム」、「葉酸」、「食物繊維」などが豊富な春菊。
ほどよい苦みと食感で、料理の味わいに深みをプラスしてくれます。

生姜

体を中から温める働きが期待される生姜。
冷えが気になる方は、生姜のすりおろしを巾着の中身にプラスしても◎
独特の香りも、食欲を刺激してくれます。

にんじん

にんじんは、「β-カロテン」が豊富で、乾燥肌予防におすすめの食材。
加熱すると甘みが増すため、苦みのある食材と組み合わせると味のバランスが整います。
今回は、銀杏や春菊と合わせて味のバランスを調整しています。

出汁の旨味をしっかり吸い込んだ具だくさん巾着で、心も体もぽかぽかに！

この秋も、体の中からキレイと元気を磨きましょう！

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