NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩
今回は、秋冬に嬉しい栄養が盛りだくさんな、「手羽元と里芋のこっくり煮」です。
手羽元と里芋のこっくり煮
秋が深まり、冬も間近。
こんな時期は、やっぱり温かいお料理でほっとしたいですよね。
そこで今回は、旬の里芋を使った、ヘルシーで体に染み渡る煮物レシピをご紹介します。
食物繊維が豊富なので、美腸作りもサポートしてくれる嬉しい「常美菜」です。
【保存期間】冷蔵庫で約3日間
【所要時間】約20分
材料(作りやすい分量)
・塩水…適量
・手羽元…6〜8本
・玉ねぎ…1個
・出汁…500ml
・黒糖…大さじ1
・濃口醤油…大さじ1
・酒…大さじ1
作り方
1.まずは里芋の下処理をする。
(冷凍里芋を使う場合は、下処理ナシでOKです!)
①洗った里芋の真ん中に、包丁でぐるっと一周切れ込みを入れる。
② 耐熱容器に重ならないように並べ、水大さじ2(分量外)を回しかけたら、蓋(またはふんわりとラップ)をして、電子レンジ(600w)で6分加熱する。
手で取り切れない皮があれば、包丁で仕上げる。
(冷めると剥きにくくなります)
①包丁で里芋のヘタを落として皮を剥き、塩水でさっと洗ったら水気を切る。
大きい場合は半分に切るなどして、大きさをなるべく揃えておく。
(こうすることで、ムラなく均一に加熱されます。)
②鍋にたっぷりの湯を沸かし、竹串がスッと通るまで茹でる。
その後、ザルにあげて湯切りする。茹でる代わりに、電子レンジで加熱してもOK。
その場合は、里芋を耐熱容器に重ならないように並べ、水大さじ2(分量外)を回しかけたら、蓋(またはふんわりとラップ)をして、電子レンジ(600w)で6分加熱する。
2.玉ねぎは、くし切りにする。
3.鍋に【A】を入れ、砂糖がとけるまで中火で加熱する。
4. 砂糖がとけたら、手羽元を重ならないように並べ、上に玉ねぎをのせる。
5.下処理した里芋を乗せ、落し蓋(クッキングシートでもOK)をしたら、中火で5分加熱する。
6.ふつふつと沸いてきたら弱火にして数分煮込み、火を止めてそのまま5分以上おけば、完成!
器にバランスよく盛りつけてみてくださいね。
冷める過程で、食材にしっかりと味が染み込みます。
小口切りにした細ねぎを散らしたり、茹で卵や煮卵を添えると、華やかな仕上がりに。
しいたけやしめじなどのお好みのキノコ類や、大根、長ネギを追加するのもおすすめです!
体の中からキレイメモ
里芋
イモ類の中では低カロリーで栄養価の高い里芋。
特にむくみ予防に嬉しい「カリウム」や、腸活に欠かせない「食物繊維」、代謝をサポートする「ビタミンB群」や、エイジングケアに嬉しい「ビタミンE」などが豊富です。
玉ねぎ
年中入手しやすい玉ねぎには、「カリウム」や「ビタミンB群」、「ビタミンC」などが豊富です。
香り成分の「硫化アリル」には、新陳代謝をサポートする働きがあります。
乾燥により角質層が硬くなりがちな、秋冬のお肌の強い味方です。
手羽元
低カロリーで、良質な「たんぱく質」の豊富な鶏肉。
「たんぱく質」は、新しい細胞のもとになる重要な栄養素です。
手羽元には「コラーゲン」も豊富なので、弾力のある美しいお肌作りをしっかりサポートしてくれます。
黒糖
精製されたグラニュー糖などに比べて低カロリーで、「ミネラル類」が豊富な黒糖。
特に煮物との相性がよく、コクのある仕上がりになります。
「ビタミンB群」や「カルシウム」、「鉄」や「亜鉛」など、美容と健康に嬉しい様々な栄養素が含まれています。
こっくりとしたほどよい甘さを感じるこの煮物。
日本酒はもちろん、赤ワインともよく合います。
秋冬のむくみ予防や腸活、美肌作りにぜひお試しください。
今月も旬食材パワーで、体の中からキレイと元気を磨きましょう!
・「あたらしい栄養学」(高橋書店)吉田企世子・松田早苗/監修
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)上西一弘/著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店) 板木利隆/監修
・「旬の野菜の栄養辞典」(X-Knowledge) 吉田企世子/監修
・「美肌美人栄養学」(X-Knowledge) 蒲生桂子/監修
・「食べる美女肌セラピー」(X-Knowledge)伊達友美/著
野心を叶えたら、
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