NEXT WEEKEND DATE

こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。

7月のテーマは「感動するちから
みんなでSNS上で楽しむハッシュタグは #浸りたい日 です。

こんな思いで、テーマを考えました。

突然状況が変わっても、
やり方を変えれば、
いろいろな方法があることは分かった。
便利な時代だから、必要とされれば、
機能はすぐに追いついてくれる。
だけどやっぱり、
必要とするものを補うだけじゃなくて、
予期せぬことで感動したい。
想像を遥かに超えた場所で、
込み上げてくる気持ちに振り回されたい。
本来は、
世界中が毎日感動していたかもしれない
2020年の夏。そんな今年の7月は、
それぞれに自分の生活から見える
当たり前じゃないことに目を向けて、
同時に、
見えているものの裏側を想像して、
ちゃんと感じていきたい、
感動するちから。
そして思い出すだけで、
じわっと心が嬉しくなるような、
#浸りたい日 が少しでも
増えたらいいなと思う。
感動できる、良い1ヶ月になりますように。

それとともに、テーマに合わせてこんなことをしたい!というWISHLISTも、NEXTWEEKEND編集部で月に3つ、考えています。

私はこのWISHLISTにもとづいて、毎月3本のコラムを書いています。

1本目は、「アナログなもので伝えたい」について、子育てを通して五感で伝えたいと思っていることについて書きました。

2本目となる今回は「夏夜のペアリングを楽しみたい」について。

近年様々なシーンでペアリングという言葉が使われますが、ここではフードペアリングについて書いてみたいと思います。

自分の育った環境を思い返すと、幼少期は父がほとんど海外に単身赴任をしていたため(今もだけど)、毎週金曜日の夜から、母と弟と3人で祖母の家に行き、日曜日の夜になったら帰るという生活でした。

祖母の家の隣には同い年のいとこが住んでいて、私たちの到着次第彼女と遊ぶのが何より楽しみでしたが、そこでの恒例行事が「実験料理」なるもの。

祖母の家のキッチンで見つけたものを、煮たり焼いたり好きにさせてもらい、それをみんなに提供するという、子どもたちにとっての一大イベントでした。

麦茶に牛乳を入れて煮詰めた時は、ひっくり返るくらい美味しくなかったことも鮮明に覚えていますが、その遊びのおかげで「お!これとこれは合うかも!」なんていう発見が楽しめて、自分なりの組み合わせに挑戦する習慣がついた気がします。

(大さじ小さじの計量スプーンすら持っていないのは、そのせいなのかも…。)

先日弊社営業の川島文乃が、社内ラジオで「レシピの適量という表記には、いつも困らされる!」と言っていたのですが、そんな真面目な人にも、たまには直感で組み合わせを楽しみながら、レシピ通りにできた時とは違う達成感を味わってもらえたらなーなんて思ったり。

だって夏だし。

自由研究感覚で。

ちなみに実験料理で悲惨なのは、失敗作が大量にできた時。

祖母は私たちになんでも自由にさせてくれましたが、残したり捨てることはもちろん許されず、麦茶牛乳も息を止めながらすべて飲み干しました。

なので、大作に挑戦する前に、ちょっとした組み合わせからペアリングを試してみるのがおすすめ。

ちょうどオードブル用のミニトーストが家にあったので、冷蔵庫にあるものを色々と組み合わせてのせてみました。

(あれ…なんか肉眼で見ると綺麗だったのだけど、パッと見お稲荷さんのようだ)

全部で4列になっているのですが、上の段から軽くネーミングをつけつつ説明します。

さけるチーズでパスタ風

我が家には、オリーブオイルと、てんさい糖、塩と少しのお酢の中に2等分にしたミニトマトを漬け込んだものが冷蔵庫に常備されているのですが(カルパッチョとかにかけたりします)今回は、その中に「さけるチーズ」をさいて、和えてみました。

フォークでくるっと丸めながらトーストにのせて、ブラックペッパーをかけたら完成。

夏夜風コーン

こちらは、フライパンにバターを熱して、そこに茹でてあるコーンを身だけ包丁でそぎ落とし、カレー粉、と少しの醤油を入れたもの。

味を見ながらクミンなどを足しても◎

生ハムと焦がしメープルフィグ

フライパンにバターを熱し、小さめに切ったイチジクを炒め、少ししたらメープルシロップをまわしかけじっくり焦がしていき、最後にトリュフソルト(普通の塩でも)をパラパラっとかけて、生ハムと一緒にのせる。

枝豆ブルサン

先月こちらの記事で、そら豆ブルサンなるものを教えてもらって掲載したのですが、そろそろスーパーからそら豆が消えてきてしまったので、夏夜らしく枝豆で。

もう、そもそもブルサンが美味しすぎるのですが、茹でた枝豆と合わせるだけの簡単技で、凝ったディップに見えておすすめです。

と、まずはこんな小さなところから直感の組み合わせに挑戦しつつ、お酒片手に長い夏の夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(ちなみに一緒に実験料理を楽しんでいたいとこは、世界的に活躍するケーキデザイナーになりました…!)

まだまだ天気も落ち着かない日々が続きますが、良い7月になりますように。

楽しいペアリングができた時には、ぜひ#浸りたい日のハッシュタグで教えていただけたら嬉しいです。

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