こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
5月のテーマは「繋げていきたいから」
みんなでSNSで楽しむハッシュタグは #紡ぐこと
こんな思いを元に考えました。
サウナの中でビールが飲みたくなるみたいに、
制限されている中で思い浮かぶ小さな欲は
自分のモチベーションになったりする。だから、今の状況で絞り出される、
こう在りたい、もっとこうしたい、
という気持ちは、大事にした方がいい。そうやって自分に向き合った時、
ふと思い出す人物や、
与えてもらった言葉、
時間が経っても自分に影響を及ぼしている良いことに気づいたら、
もしかしたら、それを誰かに
繋げるタイミングかもしれない。春とも夏とも言い切れない、
心地の良い5月という季節。本当はめいっぱい外で遊びたいけど、
今年は、自分の過去と未来に想像を膨らませて、
自分を通して繋げていくものを考えてみる。
そこにはきっと、紡ぎたいことがある。5月のテーマは #紡ぐことちょっと先の自分と、
周りの誰かのために。
少しでも良い時間になりますように。
同時に考えたWISHLISTは以下の3つ。
私はこの3つのWISHLISTを通して1ヶ月に3本の記事を書いています。
「昔自分が嬉しかったことを、今の自分で翻訳してみる」「好奇心旺盛な子どもを集中させる、あの憧れレシピ」という記事に続いて、今回は「今の気持ちをギフトで贈りたい」について。
これまで私は、人に何かを贈ることが少ない方ではなかったと思うのですが、その多くは毎日の移動の中でたまたま出会ったものを、自分の分と誰かの分を買っておすそ分けするようなことがほとんどで、ちょっと美味しい蜂蜜とかコーヒーとか、可愛いピアスとか、わくわくする文房具とか…。
そういう、ささやかなものがメインでした。
ただ、この状況だとぶらぶらウィンドウショッピングをすることもなく、それでいてちょっとしたものを贈るのも簡単ではありません。
そんな不便な今こそ、なんでも手に入る時と違って、何を贈るかよりも、なぜ贈るのかが大切!のはず。
訪問前に急いで駅で買う、なんていった「とりあえず」がなくなると、案外、相手に対する気持ちが研ぎ澄まされて、立派なものでなかったとしても、「これを贈りたい」と思えるものが見つかるかもしれません。
最近いただいたものや、自分が贈ったもので、小話付きのものをいくつかご紹介したいと思います。
こんな時にやってくる大切な日には、手作りギフトチケット
もちろん通販はこれでもかってくらい便利な時代ですが、同じ家にいる家族に気づかれずに何かを買うのに、今の時期は少しハードルが高いことも。
だからと言って、誕生日や記念日を「落ち着いたらちゃんとする」で終わらせてしまうのではなく、こんな時こそ手作りギフトチケット。
小さな頃に作った肩たたき券の気持ちで、未来のチケットを贈ってみるのがおすすめです。
ちなみにこれは、誕生日に夫がくれたもの。
有効期限1年ということで、本音を言うと無期限にしてほしかったところですが1年間で楽しめることの想像が膨らんで楽しかったです。
NEXTWEEKEND STOREからダウンロードできます。
会えない人への記念メッセージは、オンライン寄せ書きもおすすめ
もちろん長いメールを送るのも素敵ですが、いつも集まることができていたメンバーからはぜひ集合写真とセットでオンラインの寄せ書きを。
何年も経った時、あの年はこうだったねと語り継ぐ写真になるかもしれません。
応援したい気持ちを、誰かへのギフトに
友人や知人が「自分の応援したい店や人」から買って送ってくれたものたちをご紹介します。
漁港からの、獲れたて伊勢海老。
こちらはコロナにより観光の大打撃を受けている伊豆から、友人が送ってくれた伊勢海老。
もともと旅館などに卸していた量も減ってしまい、漁師さんから直接買って送ってくれました。
クラウドファンディングもしながら町を盛り上げようとしている友人の話を聞いて、応援しながらもそれを誰かにギフトするという気持ちが、海老の出汁以上に染みたパスタになりました…。
こちらは、中目黒にあるチョコレート屋さんのテリーヌ。
Chocolatier Taka
お店の建築を担当した知人が、中目黒のお花見シーズンに誰も町にいないのを見て、いてもたってもいられず私の家に送ってくれたチョコレート。
本当に美味しかったので、このチョコレートテリーヌはそれから何度かネットで買っています。
(といっても、もともとその基盤が整っていたわけではないので、職人にDMするというほっこり感なフローなのですが)
本来なら人で溢れかえる中目黒の桜シーズンも、今年はほとんど人目に触れないまま散っていったことでしょう…。
そんな静かな中目黒でチョコレートを作り続ける職人を想像しながら食べる1口は、これまた濃厚な味でした。
出会えてよかった。
調子が気になる人には、遠く離れていても、同じものを食べられるギフトを
弊社は3月からリモートになり、社員とは朝から晩まで基本的にはzoomを繋ぎ、交流はできている方だと思います。
だけどやっぱり、オフィスで顔を合わせていた時のように、ふとした移動時間に少人数になって「最近どう?」なんて話すことや、ちょっとした顔色までは分かりません。
いくら面談で話をしたとしても、パソコンを閉じた後に、ちゃんと楽しく食事をしているのか、モチベーションがどうなっているのかは、実際のところは想像することしかできません。
なので、自分のところで買っている食材を、送ってみる。
今回は北海道から獲れたてのアスパラを。
オフィスに行っていた時は、「○○買いに行くけど、いる人〜?」なんて会話も頻繁にあったので、この状況下でも、それぞれが別の食卓でも同じものを食べて、なんだか少しでも楽しいといいなぁという田舎の母みたいな気持ちで送ってみました。
摘みたての、庭のお花をおすそ分け
5月1日、「すずらんの日」の朝に届いたブーケ。
庭で摘みたてのものをおすそわけしていただきました。
ディズニー映画の冒頭シーンのような、なんとも言えない幸せな気持ちに。
すずらんほどロマンチックなものはなかなか難しいかもしれませんが、たとえば家が近ければおすそ分けしたいようなちょっとしたものを贈るのも、この時期ならではのコミュニケーションかもしれません。
(まるで隣の部屋の人みたいな気軽さで、娘にアンパンマンふりかけを便箋に忍ばせて贈ってくれた友達にどんな切り返しをするかは、いまだに悩み中!)
手作りマスク…!
実家から届いた、母や叔母、いとこからの手作りマスク。
しかも私が昔、初めて海外旅行に1人で行った時にお土産で買ってきたという(忘れてた)パジャマの生地で作ってあってほっこり。
リビングのあの場所に座って作ったんだろうなぁなんて想像して、なかなか帰れていない実家の時間を想像して楽しめました。
最初は、手作りマスクってちゃんと効果があるのだろうか…なんて思っていましたが、手についた菌が鼻や口に触れないようにするためだけでも、ちょっとマンションの郵便受けに手紙を取りに行く時なんかに活躍してくれています。
と、今までのように「ちゃんと準備したもの」や、「相手がずっと欲しかったもの」とはまた違って、あらためて今の気持ちを詰め込んだギフトたち。
平安時代のような、不便な状況における文通の楽しさと、現代のハイテクが合わさった、この時期ならではの贈り物なのかもしれません。
#紡ぐこと のハッシュタグをつけて、みなさんのギフトアイデアも教えていただけたら嬉しいです。
引き続き良い5月になりますように…!