こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。

3月のテーマは「始まる季節に想いを寄せて」

みんなで楽しむSNS上でのハッシュタグは  #詠みたい日 にしました。

テーマを作るにあたって、こんな思いを込めました。

1つ目の「十八番レシピを楽しみたい」についてはお重にラディッシュが合うんだよというニッチなことをひたすら書き、2つ目の「身近な風情を感じたい」については、私の幼少期の日課だった野花遊びについて書きました。

3つ目となる今回は「1日の終わりを素敵に締めたい」について。

昨年末に発売した私の新著「深夜の、かけこみ横丁」の前書きの中に、こんなフレーズがあります。

「時計は23時。
まっすぐに帰ることもできるけど、どうもこのままだと涙がこぼれてきてしまいそうな、そんな夜。
いつもの帰り道を、1本早く曲がったところにある、しみじみとした横丁。」

そう、この本は、深夜にモヤモヤを抱えた多くの方に、1日の終わりを少しでも素敵に締めてもらいたくて作った架空のバーという設定でした。

私は英語の“You made my day!”（「あなたのおかげでいい1日になった」）という言葉が好きです。

結局のところ、人生は1日1日の積み重ね。

毎日、今日をいい1日にしようと思っているからこそのセリフだし、その意識こそが、いい人生を貪欲に作れるんだろうなぁと思ったり。

モヤモヤして、このままじゃ1日を締めてしまうのももったいない…！

そんな夜ってどうしてますか？

私の場合、かつては締めのバーを始め、締めボウリングに締めパフェ（これは札幌独自の文化だったなぁ）！

とにかくやんちゃに遊んで締めていましたが、子どもができてからは、密かにmake my dayする日々。

たとえば、締め銭湯

どんなに嫌なことがあった日でも、お風呂は自分の中での切り替えスイッチ。

銭湯に寄って帰れたら理想ですが、行けなかった日のために自宅の入浴剤置き場は我が家で唯一収納がちゃんとされている場所だったりします。

銭湯は、泉質の良い天然温泉のスーパー銭湯か、めっちゃ渋い昔ながらの町の銭湯みたいなところの2種類が私の鉄板です。

たとえば、締め漫画

仕事に行く途中には漫画を読まないと決めています。

昔から漫画を読み始めるとなかなか止められないため、帰りの電車は唯一自分に許している至福の時。

「鬼滅の刃」や「凪のお暇」だってもちろん読んでいますが、今密かに楽しみにしてるのは渡辺ペコさんの「1122」（ちなみに、この作者の漫画は全部読んでる）

すごく仲が良いのに、旦那さんが公認不倫をしているという、それだけ書くとひたすら泥沼な話なのですが、男女ともに心理描写がものすごくリアルで、これこそ日本の多くの人が抱える社会問題なのでは？と思いながら、この漫画についてのディスカッションだけで、友達と焼き鳥とハイボールセットを完食してしまったほど。

いずれにしても、締め漫画や映画で、1日の気分を異次元のところに持っていってあげること、おすすめです。

締め菓子作り

翌日のおやつを夜に作るのが、好き。

まず、朝起きた時に部屋を包み込む、なんとも言えない幸せな香り。

それから、1人夜中のキッチンに立ち何も考えずに無心で小麦をこねて、たんっ！たんっ！とそれを打ち付けて、またこねて…。

そんなことをしていると、心が落ち着きます。

「何かができていない」と思うことの積み重ねで人は自信を無くしますが、「明日これができている」という喜びは、きっと肯定感を育むはず。

まずはクッキーからでもおすすめです。

1日の終わりがモヤモヤしたまま終わってしまいそうになったら、

今この瞬間からmake my dayできるということを忘れずに、残りの3月も少しでも楽しく過ごしたいですね。

皆さんの1日の終わりの締め方も#詠みたい日 のハッシュタグで教えていただけたら嬉しいです。

相変わらず不安定なご時世ですが、どうか皆さんご自愛くださいませ…！