NEXT WEEKEND DATE

器コーディネーター伊藤唯さんによるコラム「知っておきたい器のあれこれ」。

今月も器で楽しむテーブルアイデアをお届けしていきます。

知っておきたい器のあれこれ、3月のテーマは春のテーブル

まだひんやり冷え込む日もありますが、日差しには暖かさを感じる日も増えてきました。

食卓でも春らしさを感じられたらいいなと思い、今回は「春のテーブル」を叶える器選びのポイントを3つご紹介します。

 

軽やか、柔らかい…春と同じイメージの器を選んでみる


▲オーバルプレート:辰巳 香

軽やか、柔らかい、春というとそんな言葉を連想します。

器も春と同じイメージのものを合わせると、春らしさのあるコーディネートになるように思います。

例えば、触り心地までどこか優しい、形も色味も柔らかなプレートを、和風のおかずの盛り付けに。

赤玉ねぎも手伝って、そっけなくなりそうな茶色いおかずも、どこか優しい雰囲気になってくれました。

 

小さな冷たいデザートは、湯呑み茶碗でかわいらしく


▲金継ぎの湯呑み:大嶺工房、残りの二つ:本田絵里

すこしずつ気温が上がるにつれて、冷たいデザートも欲しくなってきた気がします。

と言っても、たっぷりというよりは、すこしだけ。

今の時期ならキラキラしたグラスよりも、ちょっと落ち着いた雰囲気も似合うかも…と、食器棚から選んでみたのは、乳白の湯呑み茶碗たち。

器の落ち着いた白に、デザートのクリーミーな質感と赤が映えて、春のはじまりのよう。

小さなデザートと湯呑み茶碗、ちょっと素敵かもしれません。

 

いつものランチで春を迎えるなら、あると嬉しいピンクプレート


▲深皿:大園 篤志

色ものの器で、ブルー、グリーン、その次に使い始めたのがピンクの深皿。

パッとテーブルが明るくなるので、おいしい支度をした日や気分を変えたい日に、よし!と取り出したくなる一枚です。

おすすめしたいのがシンプルな料理。

鮮やかな色が背景になるので、すっかり違った雰囲気に仕上がります。

トッピングをお皿の上に散らして、色遊びを楽しむのも。

春のテーブルでの何気ないひとときが、好きな時間になりますように。

 

今月の器メモ

パスタには平たいプレートを合わせたくなりますが、サッときれいに盛り付けたい時は、深皿を選ぶのもおすすめです。平皿だといろんな方向に麺が広がってしまうこともありますが、深皿なら縁があるので広がりにくいんです。

 

Editor:Tomomi Watanabe , ふじのあやこ

 

野心を叶えたら、ハッシュタグでシェア

NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。
▶︎今月のハッシュタグ「#春のムード」も募集中!

Share On