春の風と初夏の日差しが相まって、心も開放的になる5月。
そんな季節にぴったりなのが、写真や日記とは別のかたちで「今」の家族のムードを残す「おうちアート」。
作ること自体がひとつのイベントとして楽しめて、完成した作品はインテリアとして目にするたびに嬉しい気持ちになれるのが魅力です。
#かぞくごと パートナーズと集めた「おうちアート」のアイデアが、みなさんの暮らしの楽しみ方の参考になりますように。
#かぞくごと って?家族との時間を楽しむためにNEXTWEEKENDが作ったSNS上のコミュニティ。
今期は15人のパートナーズと企画を盛り上げていきます。
#かぞくごと に集まる投稿を見るだけでなく、ぜひ家族との小さな野心を叶えた瞬間を切り取って、ハッシュタグをつけて楽しんでいただけたら嬉しいです。
インテリアとしても楽しめる「おうちアート」のアイデア
How to
1. 紙コップにアクリル絵の具と洗濯糊を1:1の割合で入れ、割り箸でしっかりと混ぜる。(混ざり切っていないと描く時にダマになります。)2. 各色の【1】をつくったら、割合を考えながら1つのプラカップに注ぎ込む。
3. 【2】のプラカップにキャンバスで蓋をして、思い切り天地をひっくり返す。
4. カップを上へ持ち上げ、自由な模様を描く。風通しのいい場所で2日ほど乾かしたら完成。
Point
✔️薄いキャンバスボードだと反ってしまう可能性があるので、厚みのある張りキャンバスがおすすめ。今回は20cm四方のキャンバスに対して合計100ml程度の絵の具をたらし込みました。✔️プラカップに注ぐ際、メインにしたい色を多めに入れ、ポイントに使いたい色を少なめにすると模様にメリハリが出ます。
✔️絵の具をポタポタ垂らしたり、キャンバスを上下左右に動かしたりして、マーブル模様を描きながら絵の具をキャンバス一面に広げていくと味のあるアート作品に。
✔️娘と息子にとって初めての本格アート。せっかくなら親も参加して“家族のファーストアート”にできればと思い、4人で楽しみました。作品はリビングに飾っています。
How to
1. キャンドルの表面に押し花を当て、その上からクッキングシートでキャンドルごと覆い、低温のアイロンをあてる。2. ろうが一気に溶けて火傷しないように、少しずつアイロンでろうを溶かして押し花を接着していく。
3. 数秒置いて粗熱がとれたら、クッキングシートをはがして中の様子を確認し、押し花全体がキャンドルに接着するまで繰り返す。
Point
✔️子どもたちが摘んでプレゼントしてくれた花を押し花にしてストックしていました。それを形に残したくてボタニカルキャンドルに。✔️アイロンを使用した方法は手軽でびっくりするくらい簡単。押し花の厚みが薄いものほど接着しやすいです。
✔️5月は娘のお誕生日だったので、お花とキャンドルをこっそり用意。目を輝かせて喜んでくれて、思い出に残るバースデーテーブルに。
✔️子どもたちと野の花を摘んで通った道、家族で育てた庭に花がたくさん咲く光景…数年後には忘れてしまうかもしれない愛しい景色を、いつまでも側に感じられる嬉しいインテリアになりました。
How to
1. 空き瓶にガラス絵の具で好きな模様を描く。2. 乾かしたら完成!
Point
✔️絵の具の上に瓶を転がすと簡単に模様が出来るので、小さなお子さんにはこちらがおすすめ。✔️家にある空き瓶でできて、大人も子どももアートを楽しめます。
✔️中にキャンドルを入れ、明かりを灯し、美味しいお皿を家族で囲むのもまた、楽しいひとときでした。
昼間は置いておくだけで美しい影ができるので、インテリアとして楽しめます。
How to
1. 染めたい生地や紙と植物を用意し、作業台が傷つかないように新聞紙やタオルを生地や紙の下に敷く。2. 植物の位置を決めたら、クリアファイルに挟んで固定する。
3. 植物のある部分をハンマーで叩くか、スプーンの背でこすって、生地や紙が染まっていれば完成。
Point
✔️ハーブや草花が元気よく成長した気持ち良い季節を形に残せたら素敵だなと思い、たたき染に挑戦。母と一緒にお散歩に行き、庭にある植物の名前を教えてもらいながら選びました。✔️水分の多い植物を使うとあっという間に染まります。輪郭は特に丁寧にハンマーの角などを使い叩くと◎
✔️まだお腹にいる我が子に「あなたが生まれる季節に咲く花だよ」「素敵な色してるね」なんて早く直接教えてあげたいです。一緒に「おうちアート」を楽しめる日も今から待ち遠しい!
How to
1. 好きな色のペンキを5、6色選び、紙コップに出す。2. 紙の上で色を混ぜていくイメージで、色の混ざり具合を楽しみつつ塗っていく。
3.しっかり乾かしたら完成。
Point
✔️塗料に壁紙用ペンキのサンプルを使ったことで、作品になったときにインテリアに馴染むのがポイントです。作品は余白をとって額に入れて飾ると◎✔️リビングの空いたスペースに飾るアートが欲しくて、せっかくなら娘と!と思い挑戦しました。絵や工作が大好きな娘は、大きな画用紙や刷毛を見て「今日何するの!?」と大興奮でした。
✔️「ママも一緒に塗って〜!」と言われ、一緒に作業した時間もいい思い出。スペースを気にせず思いっきり描くってそれだけでわくわくしてすごく楽しかったので、季節ごとに絵を描いて変えていくのもいいなぁ、と思っています。
How to
1. 好きな形に切ったはぎれを、布用ボンドや接着剤で、タペストリーやフォトフレームに貼りつけていく。2. ボンドが乾いたら完成。
Point
✔️切って貼るだけ、自由に簡単に作れるので、隙間時間にもさくっとできておすすめです。✔️甥っ子が産まれたことで、スタイなど少しずつハンドメイドに挑戦したいな〜と思っているここ最近。きっとこれから頻繁に出てくるであろうはぎれを、せっかくならまた別の形で楽しめたらなと思い、今回は飾れるアートに変身させてみました。
How to
1. キャンバス地とアクリル絵の具、絵の具を手に塗る筆などを用意する。2. 手に絵の具を塗り、手形をランダムに押して形を整えたら完成。
Point
✔️キャンバス地に描くためにアクリル絵の具を使用しましたが(アクリル絵の具を塗った手はすぐに洗ってください)、普通紙に手形を押すなら水彩絵の具でもOK!✔️息子の好きな黄色をテーマカラーにして、様々な黄色で濃淡をつけながら、思い思いにペタペタ。大人も童心にかえる気がします。
✔️みんなで押した手形が、エイエイオー!をしているような印象で、家族のチーム化を可視化できた気がします。息子にローマ字を書いてもらって文字を入れました。
✔️“私たちだけのお花”ができてじんわり嬉しいです。引っ越し先に飾ってもきっと「今」この時を思い出し、励まされ、見るたびに元気をもらえると思います。
How to
1. iPadのお絵描きアプリ(今回はAdobe Frescoを使用)でブラシや色を設定する。2. 自由に描いて印刷したら、完成。
Point
✔️「子どもに絵の具をやらせてあげたいけど賃貸だからな…」と思っていた時、iPadの水彩ブラシで描いてもらったら、汚さずに味がある抽象画風アートができて、そのお手軽さに感動しました!✔️1歳児でもスムーズに抽象画風に仕上げるコツは、太い水彩ブラシ(今回は「水彩ウォッシュソフト」480px前後)で描くこと。太めの水彩だと滲みのおかげで余白がいい感じに埋まります。
✔️使用する色は、配色サイトを参考に3色程度選んでおくと、子どもの集中を妨げることなく色を変えて描いてもらいやすいです。
✔️指でも描けるので、まだ筆圧が弱かったり、ペンを握るのが難しいくらい小さなお子さんでもできそうです。
✔️額に入れて部屋に飾ることでインテリアに。夫は娘が描いた絵だと気づいていませんでした!
今回は #かぞくごと の4つの切り口の中から、“楽しみ方” をキーワードに「今を残すおうちアートのアイデア」を集めてみました。
情報が多いことが必ずしも自由であるかというと、それによって思ってもいなかった意見に左右され、取り越し苦労をすることだってよくあること。
しなくてはいけないことに追われるだけでなく、したいと思うこと、嬉しいこと。
かぞくごとでは、家族との時間をめいっぱい楽しむことを大切にします。
家族の「今」を切り取って、インテリアとして残しておける「おうちアート」の数々。
気になるものは見つかりましたか?
雨の日の過ごし方としても楽めそうなアイデア、ぜひ取り入れてみてくださいね。
そしてみなさんのご家庭の「おうちアート」にもぜひ #かぞくごと のハッシュタグをつけて教えてください。
楽しみにしています!
Writer : ふじのあやこ
Designer:Yuri Gomi
Editor : Tomomi Watanabe