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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする、「おうちがもっと好きになる、季節のしつらい帖」。

インテリアコーディネーターとしても活躍するWeekender編集部コラムニスト 小林華子さんが、移ろう季節の中で楽しみたいしつらいをご紹介しています。

今年は例年よりも、かなり早めの梅雨入りが各地で発表されていますね。

雨が続くと、薄暗くじめじめとした空気に、なんだか気持ちも沈みがちに。

それでも、私は梅雨が嫌いにはなれず、この時期だからこその楽しみがあります。

それは、紫陽花。

我が家の近所には、道沿いに紫陽花が連なる場所があります。

その場所に紫陽花が咲き始めると、雨の日でも遠回りをして、その道を通りたくなるのです。

今回はそんな紫陽花で梅雨を楽しむ、「紫陽花守り」と「紫陽花色のキャンドル」をご紹介します。

 

紫陽花守り

日本では古くから、紫陽花には魔除けの力があると信じられていたそうです。

梅雨の時期には物が傷みやすく、また心身ともに優れない日が続きがちだからこそ、昔から紫陽花がこの時期の唯一の癒しであったのかもしれません。

そんな紫陽花を、6月の6のつく日に「花守り」として、玄関など「家の入り口」に吊るす風習がありました。
(土用の丑の日に吊るすと金運が上がると言われている地域もあるようです。)

インテリアとしても素敵な紫陽花守り。

簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

 

材料

・紫陽花
・和紙などの紙2枚
・水引などの紐

 

作り方

1. 紫陽花の葉は全て取り除き、和紙などに、「名前」や「生年月日」、「願い事」を書いて紫陽花の花の下に結びつける。

2. その花を和紙で包み、水引や紐などで結ぶ。

梅雨明け頃の紫陽花は水分量が少なく、そのままドライになります。

ドライになった紫陽花も温かみがあってインテリアにもおすすめなので、紫陽花を長く楽しんでくださいね。

 

 

 

紫陽花色の手作りキャンドル

雨の日が続くと、おうちで過ごす時間もさらに増し、おうちでの過ごし方が単調になりがち。

そんな時は、晴れた日の明るい部屋とは違う、薄暗くて落ち着いた雰囲気の部屋で過ごすのもおすすめです。

あえて電気はつけず、キャンドルを灯して、暗がりを楽しんでみるのはどうでしょう。

おうちにある材料で、オリジナルのカラーキャンドルを作ると次の雨の日が楽しみになるかもしれません。

材料

・ろうそく
・クレヨン
・割り箸
・耐熱容器(シリコンカップや紙コップ、牛乳パックでも◎)
・ボウルや鍋
(キャンドル作りに使用したボウルや鍋は調理には使用できないので注意してください)
・鍋やフライパン
・カッター

 

作り方

1. ボウルにろうそくを折って入れる。

2. 【1】のボウルに好きな色のクレヨンを削り入れる。

3. 水を張った鍋やフライパンに【2】のボウルを入れて、火にかけ湯煎する。
(直接火にかけると危険なので、必ず湯煎してください)

4. キャンドル芯を取り出し、真っ直ぐにして割り箸に挟み、容器の真ん中にくるように垂らす。
溶けたロウは耐熱容器に入れる。
(ボウルも熱くなるので注意)

5. ロウが固まったら、耐熱容器から外す。

溶かしたロウにエッセンシャルオイルを数滴加えると、アロマキャンドルになります。

様々な形のキャンドル用の型(モールド)が販売されており、好きな色で好きな形のキャンドルを作ってみるのもおすすめです。

今回は紫陽花をイメージして、カラーキャンドルをいくつか作ってみました。

作る工程も楽しく、どんな色に仕上がるのか、出来上がるまでわくわくします。

雨が降り続き、ジメジメとした日が続きますが、この時期だからこその楽しみを見つけて、ぜひおうち時間を楽しんでくださいね。

 

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