NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「家族で楽しむ、二十四節気の暮らしカレンダー」。
歳時プランナーとしても活躍するWeekender編集部代表コラムニストSasaki Mayukoさんが、「二十四節気」から紐解く、新しい季節の楽しみ方をお届けしています。
もうすぐ二十四節気では、暦の上での春「立春」を迎えます。
まだまだ体感的にも冬ですが、店頭に並ぶ野菜などは早春の味覚が登場し始めています…!
今月は、待ち遠しい春先取り気分を楽しめるアイデアを紹介します。
2月の二十四節気
「二十四節気」とは、太陽の動きをもとに1年を24等分(約15日ずつ)し、それぞれに名前を付け季節を表したもの。
古くから四季の楽しみや行事、種まきや収穫などの農作業の目安としても活用してきた「季節の移り変わりを知るためのサイン」。
ひと月に二度ある二十四節気のタイミングを意識してみると、新しい季節の楽しみ方が見つかりますよ。
立春(りっしゅん):2月4日頃~
春の始まりとされる日。
暦の上ではこの日から立夏の前日までが春。雨水(うすい):2月19日頃~
雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃。
水が動いて田畑が潤い始めることから、農耕の準備を始める目安とされてきた。
立春(りっしゅん)には、
手作り団子で春気分を
旧暦では一年の始まりは「立春」からとされ、新年が始まるおめでたい日です。
立春の前日は「節分」になりますが、立春・立夏・立秋・立冬の前日は“季節を分ける日“にあたり、全て「節分」とされています。
(なんと、節分は年に4回もあるんです…!)
立春は旧暦でお正月にあたるため、特に2月3日の「節分」が広く知られたそう。
地域によってはまだ氷点下の日もある時期ですが、少しずつ長い冬が明けて春めいてくる頃。
そんな春の訪れが待ち遠しい季節にぴったりの、手作りおやつのレシピをご紹介します。
華やかな「春待ち団子」。
可愛らしさの決め手は、白あんに合わせた天然素材のパウダーです。
色付けするだけでぐっと春らしく、お店みたいなお団子が作れます…!
ほんのり風味も感じる、お野菜や果物から作られたパウダーは、色付けにおすすめです。
(白玉粉と混ぜて作る、カラフル白玉もかわいいですよ!)
製菓材料店はもちろん、100円ショップでは少量サイズが販売されているところも!
Amazonなどのオンラインショップでも気軽に購入できます。
材料(全て適量)
・白玉粉
・白あん
・好みのパウダー
作り方
1. 市販の白玉粉を使って白玉団子を作り、竹串に刺す。
(団子粉で作ったお団子でもOK)
2. 市販の白あんに、お好きなパウダーを適量混ぜ合わせる。
(今回は、ラズベリーパウダーと抹茶を使用)
3. お団子の上に、【2】をトッピングすれば完成!
絞り袋を使ったり、フルーツをのせたりアレンジは無限大です。
余った材料で“最中”にアレンジ
白あんが使いきれなそう!という方におすすめなのが、最中のアレンジ。
あんやアイス、白玉を挟めば和スイーツに変身…!
サクサク食感がやみつきです。
雨水(うすい)には、
梅や桃の花を飾ってみる
雨水には雨や雪解け水が流れ、だんだんと春の訪れを身近に感じられるように。
梅の花も見頃を迎え、「春一番」が吹くのもこの頃が多いと言われています。
3月3日のひな祭り(桃の節句)に向けて、ひな人形を飾る時期としてもおすすめ。
雨水にひな人形を飾ると、良縁に恵まれるとか。
梅の花はもちろん、桃の花も見かけるようになりますね。
枝ものを飾るとぐっと春めいて、おうちの中が華やかに…!
桜の季節はまだ遠いですが、古くは花見と言えば桜ではなく梅だったそう。
梅茶や梅酒などを片手に、おうちで梅見なんていかがでしょうか?
みなさんにとって、素敵な1ヶ月となりますように。
NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。
▶︎今月のハッシュタグ「#うれしい仕込み」も募集中!