こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、毎月その月のテーマを掲げて過ごしています。
2021年の2月のテーマは、「選ぶに向き合う」です。
コンセプトはこんな感じ。
このテーマを噛み砕いて、みんなで楽しむSNS上のハッシュタグは#うれしい選択です。
NEXTWEEKENDではこの月間のテーマに合わせて、叶えたいことをWISHLISTと呼び、毎月3つずつ提案しています。
今月のWISHLISTはこんな感じ。
今回は1つ目の「今の家を好きになりたい」について書いてみたいと思います。
と言っても、私が今パソコンを開いている場所は、大阪の自宅。
そして、5日後にはこの場所を引っ越して、夫のいる長崎に行きます。
今更好きになるって言っても…、なんて気持ちもありますが、私はこの家が大好きでした。
この春新生活をむかえる、という方も多いかもしれないので、好きだった場所を振り返りつつご紹介したいと思います。
ちなみに、持ち家を建てたり、フルリノベするような方はすでに家に向き合っているかもしれませんが、私のように引っ越しが多く、基本的には「この場所に後どれくらいいられるか分からない…」という人にとっては、仮暮らしのような気持ちになってしまうことは少なくありません。
だけど「仮だからいいや」と思うと、色々な選択を妥協してしまい、とりあえずの集合体みたいな場所で、気がつくと結構な長い時間を過ごすことになるんですよね。
私自身、渾身のフルリノベをした札幌の家をたった1年で離れて、大阪に住むことになったので、その時は「あははーもうなんでもいいやー」みたいなテンションの家探しから始まりましたが、それでも最低2年は住む予定ではあったので、仮だと思うには案外長い期間。
少しずつ気になるところだけでも…、という気持ちで向き合ったら、2年間で随分と好きな家になりました。
せっかくなので、新生活をむかえる方が多い春に向けて、この家の好きだった場所を振り返りながらご紹介したいと思います。
朝7時前のソファが大好きだった。
太陽が昇るのをゆっくり眺めながら、コーヒーを飲む場所。
季節ごとにちょっとだけ壁のあしらいを変えて、今日1日のことを考える時間。
「うん、やっぱりこれにしてよかったな」なんて気持ちから1日を始められる、なんとも自己肯定感の高いスタートでした…笑。
毎日バタバタしていて家全体を変える余裕はないけれど、次の家でも季節ごとに変化を楽しむ場所は、作っていきたいものです。
出たり入ったりできる、リビングの延長にあるベランダが好きだった。
コロナ禍に突入してどこにも行けなかった昨年の春、ベランダにウッドデッキを敷き詰めて、リビングと同じくらいの高さになるようにしたら、見える世界が変わりました。
これまでわざわざ玄関に靴を取りに行って、用事があるときだけ出ていたベランダが、コーヒーを持ってパジャマのままとりあえず出てみる、という距離感の場所に。
夏はプールに、秋はお月見に、と、ベランダライフは、随分と時間の流れを豊かなものに変えてくれました。
仕事と寝る場所、その2つを整えたら全体的に家で過ごす時間が好きになった。
味気ない寝室にピンク色の剥がせる壁紙を貼って、クリスマスツリー用のガーランドランプをつけたら、寝るのが楽しくなったし、これまで子供部屋の一角で平らなところを探して仕事していたのを、思い切ってL字型だけ自分仕様に整えたら、俄然仕事が捗るようになりました。
どうせしなくちゃいけないことを、「早くあの場所に行きたい」と思えるって、モチベーションが180度違います。
次の家は和風の一軒家なので、どうなるのか未知ですが、寝室と仕事部屋は早めに向き合いたいなぁ。
この部屋が切なくなるほど好きなのは、2020年という誰にとっても特別な期間を過ごした場所だからなのかな…。
人との物理的な関わりは断絶されていたけど、オンラインで本当にたくさんの出会いがあったな。
いろいろな自分の感情に触れられたから、思い入れがあるのかもしれません。
間取りや立地ももちろん重要だけれど、結局のところ、その家にどれだけ向き合って工夫するかが、好きになっていくポイントなのだと思います。
条件や持ち物だけ好きになっても意味がなくて、相手と自分の間に何を生み出せるかが重要だなんて、まるで恋愛のよう。
引越しを目前に控えて、ややセンチメンタルな日々ですが、この気持ちを糧に、今の自分に合わせた #うれしい選択 をして、次の家もきっと好きになりたいと思います。
同じように新しい生活をむかえる方も、良い春になりますように!