NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
まだ肌寒さは残っているものの、いよいよ春本番!
新○○、豆類、山菜など、春ならではの食材たちがスーパーなどで所狭しと並べられている光景は、ちょっと心が躍るもの。
そんな春野菜のおいしさをぎゅっと巻き込んで作る、白いご飯にも合う煮物をご紹介。
ジューシーな鶏もも肉でくるりと巻いた煮物は、断面もかわいらしく、春のおもてなしの一品にもおすすめ!お祝いの席にもぴったりです。
ぜひお好みの春野菜で作ってみてくださいね。
今日のキレイメモ
・食物繊維豊富な春野菜で腸活をサポート!
・不足しがちなたんぱく質を、ヘルシーな鶏もも肉でしっかり補給。
たんぱく質はエネルギー源だけではなく、肌細胞の新陳代謝にも欠かせません!
春野菜ととりもも肉の照り煮
材料(約4人分)
・鶏もも肉 1枚(約200g)
・春人参 1/8本
・新ごぼう 約10cm幅1本
・いんげん豆 約3本
・ごま油 小さじ2【A】
・水 150ml
・料理酒 150ml
・薄口しょうゆ 大さじ2
・本みりん 大さじ1
・きび砂糖 小さじ2
作り方
【準備するもの】調理用たこ糸(約50cm)
【調理時間】約30分
【保存期間】冷蔵保存で約3日間 ※夏場は早めにお召し上がりください
1. 鶏もも肉は厚みが均等になるように、切れ目を入れてなるべく平らに広げる。余分な脂は取り除く。
2. 野菜を準備する。さっと洗って水分をふき取ったらヘタを切り落とす。新ごぼうは、太い場合は皮ごと約5mm角に細長く切る。人参は皮ごと約5mm角に切る。耐熱容器に入れて塩(分量外)を少量まぶし、電子レンジ(600W)で約2分加熱する。水にさっと通して、キッチンペーペーで水分をふき取り粗熱をとる。
3.【1】の鶏もも肉の手前に【2】の野菜を置いてくるりときつく巻き、たこ糸できつく縛り成型する。フライパンにごま油をひき、全体に焼き色がつくまで中火で転がしながら焼く。
4. フライパンにある余分な脂をキッチンペーペーで丁寧に取り除いてから、【A】を加える。引き続き中火で転がしながら、煮汁がなくなるまで煮れば完成!
※途中何度か煮汁をかけると味が染み込みやすくなりますよ。
約1.5cm幅に切り分け、器に盛り付ければ彩り豊かな一品が!
鶏もも肉のジューシーな旨味、春野菜の甘みがマッチした、季節を感じられるひと皿。
菜の花や、うどなどの山菜類を具材にしてもおいしいです。
もちろん人参だけ、いんげんだけ……といった野菜単品巻きでもOK。
冷蔵庫にあるお野菜をカスタマイズして作ってみるのも楽しいものです。
ご飯にもおつまみにピッタリな、春野菜と鶏もも肉の照り煮。
普段のおうちごはんに、おもてなしのひと品に、お試しいただけると嬉しいです。
旬食材で季節を楽しみ、体の内側からキレイに・健やかに。
2024年の春も楽しみつくしましょう!
<参考文献>
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
Editor:Tomomi Watanabe, ふじのあやこ
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