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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

新じゃがに春キャベツ、豆類……春野菜が出回りはじめると、冬の終わりに「春」をちょっと先取り気分で感じることができますね。

とはいえ、まだまだ肌寒い日が続く2月。

体をあたためてくれて、ほっとできる和食レシピはいかがですか?

季節の変わり目の栄養補給にもなる食材合わせで、手軽においしいレシピを考えてみました。

 

今日のキレイメモ

・不足しがちなたんぱく質を、ヘルシーな鶏ひき肉でしっかり補給。たんぱく質はエネルギー源だけではなく、肌細胞の新陳代謝にも欠かせません。

・食物繊維豊富なじゃがいもや豆類で腸活もサポート!

・じゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷん質に守られていて、加熱調理による損失も少ないのが特徴。真冬の美肌ケアにも嬉しい一品です。

 

新じゃがの鶏そぼろ煮

材料(約4人分)

・鶏ももひき肉 約200g
・じゃがいも 3~4個(中~大サイズ)
・いんげん豆 約10本
・酒 50ml
・水溶き片栗粉 大さじ3

【A】
・だし汁 400ml(市販の大パックを使えば簡単!)
・薄口しょうゆ 大さじ1
・本みりん 大さじ3
・塩 ひとつまみ

※記事ではじゃがいもで作っていますが、ぜひ旬の新じゃがで作ってみてくださいね!

 

作り方

【所要時間】約20分
【保存期間】冷蔵庫で約2日間保存可能(真夏はその日のうちに食べ切ってください)

1. じゃがいもの皮を剥き芽は除いて半分に切って、数分間水にさらす。そのあと水を捨て、レンジ(600W)でフタまたはラップをして3分加熱。いんげん豆はヘタを除いて半分に切る。

※水にさらして余分なでんぷんを除くことで、調味料の味が染み込みやすくなります。

2. 鍋に酒と鶏ひき肉を入れたら中火にかけ、木べらでほぐしながらそぼろ状にする。そのあと、【A】を加えてひと煮立ちさせ、アクを取り除く。

3.【1】のじゃがいもといんげん豆を加えてフタ(あれば落しブタも)をし、中火で柔らかくなるまで3~5分煮る。竹串がすっと入る程度になればOK。

※あらかじめレンジ加熱しておいたことで、ここでの煮込み時間が数分で済み、時短に!

4. 火を止めたら水溶き片栗粉を回し入れて、さっと全体を混ぜれば完成!

じゃがいものホクホクとした食感、鶏のうま味、だし汁の滋味深さにほっと癒されます。

とろっとした食感で体もあたたまります。

じゃがいもの代わりに、大根やかぶを使ってもおいしいですよ!

お好みで山椒や七味などの和スパイス、また味噌を添えるのもおすすめです。

春人参や菜の花など他の春野菜を加えれば、色鮮やかで具沢山な仕上がりに。

シンプルだからこそ、味変も幅広く楽しめる和のひと品です。

 

献立に迷った日に、お試しいただけると嬉しいです。

季節の変わり目、旬食材で栄養を補い心も体もあたたまりましょう!

<参考文献>
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)

 

Editor:Tomomi Watanabe, ふじのあやこ

 

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