NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
あっという間に街はホリデーシーズン感ですが、まだまだ「食欲の秋」を満喫したいこの時期。
新米にもよく合う、ちょっとリッチな常備菜はいかがですか?
肉のうま味と調味料の味がしっかり染み込んだごぼうや人参は、秋冬の腸活や乾燥肌対策にもおすすめ。
フライパンひとつで作れるお手軽レシピを、是非お試しください。
牛肉と季節野菜の有馬煮風
「有馬煮」とは昔から山椒の産地とされる兵庫県神戸市にある有馬温泉(日本三大古湯のひとつ)地方が由来の、山椒が味の決め手の煮物です。
実山椒や花山椒など、季節ごとに手に入る山椒で作られてきました。
市販の山椒の粉でももちろんOK!気軽に作ってみて下さいね。
今月のキレイメモ
・食物繊維豊富なごぼうをたっぷり使って初冬の腸活をサポート
・人参に豊富なβカロテンは乾燥肌対策に◎
牛肉と季節野菜の有馬煮
材料(2~3人分)
・牛肉 約150g
・ごぼう 1/2本(約50g)
・人参 1/2本(約50g)
・サラダ油 小さじ1弱
・きび砂糖または黒糖 小さじ2
・酒 50ml
・濃い口しょうゆ 大さじ1
・本みりん 大さじ1
・山椒の粉 お好みで適量※牛肉は、しゃぶしゃぶ用で作りましたが、切り落としなど薄切り肉なら何でもOK
※山椒は、実山椒でも可。 山椒の風味が苦手な方はなしでもOK
作り方
【所要時間】約15分
【保存期間】冷蔵庫で約3日間保存可能
1. 牛肉は冷蔵庫から出しておく。人参は薄く短冊切りにする。ごぼうは皮を剥き、ピーラーでスライスしてから水にさらしてアクを抜く。
2. フライパンにサラダ油を薄くひき中火にかける。フライパンがあたたまってきたら牛肉を広げ入れ、まず砂糖と酒を加えて中火で約2分焼く。
3. 肉の色が変わりはじめ砂糖が溶けてきたら、人参とごぼうを加える。醤油、本みりんもここで加える。
4. 落とし蓋(クッキングシートでもOK)をして、さらに蓋をしたら中~弱火で約10分加熱する。
5. 火を止めて蓋を取り、全体をよく和える。
山椒の粉や実山椒を適量加えてさらに和え、ほどよい辛味を足せば完成。
Point
・山椒の代わりにグリーンペパー(こしょうの塩漬け)を加えるのもおすすめです。
・小さなお子さんは山椒を加える前に取り分けて。そのままでもおいしいですよ。
しぐれ煮風の煮物は、白いごはんにもよく合う食欲の秋にぴったりなひと品。
調味料をひと振りするだけで、ちょっぴり本格的なテイストになるから不思議。
人参やごぼうの代わりにさつまいもや長ネギを使ってもおいしいです。
その時々の食材を活用した常備菜として是非お試し下さいね!
おいしく楽しく・体の内側から美しく。
旬食材を上手に取り入れながら健やかに、新しい季節を楽しみましょう。
<参考文献>
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」(SBクリエイティブ)<参考サイト>
食品成分データベース
Editor:Tomomi Watanabe, ふじのあやこ
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