大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、SNSで知り合った相手を一方的に傷つけてしまい、悔やんでいるという相談者さんからのお悩みです。

こんにちは。相談させてください。
5年ほど前にSNSで知り合った高校生の女性がいたのですが会うことも電話をすることもなく、何ヶ月かアプリの中だけで話していました。
相手の学校であった辛いことや当時の僕には重いような事も段々と話すようになり、最初は相手が落ち込んでいる時は相談に乗り、前を向いて欲しいと思って励ますような言葉をかけていたのですが、気付けば楽しい会話ではなくマイナスな話ばかりになってしまいました。
僕も精神的に少し来てしまい、これ以上関係を深くしてしまうと疲れてしまうし、離れる時に相手に大きな傷が出来てしまうと思い、早めに関係を切りたいと思いました。
毎日連絡をとっていた訳ではなく、そこまで気にされてはいなかったとは思うのですが何日か空いて、いきなり「今日こんなことがあって凄く辛かった、もう無理。」と連絡があり、大丈夫だよと返信したのですが「私の事捨てないでね」と言われたことが重くて怖くなり、数日連絡が無い間にブロックして、アプリごと退会してしまいました。

それから5年程経ち、あまり思い出すこともありませんでしたが、最近ネットで女子高生が男性との関係でトラブルになって身を投げてしまったというのを見て、自分がブロックしてしまった相手も自分が唯一の相談相手だったとしたら、自分がいきなり居なくなったことで身を投げたりしていないかな…、という考えが頭に浮かんでしまい、罪悪感にとらわれ大変悩んでいます。
相手が今どうしているか、何をしてもいくら考えても分からないんだと考えると、余計にマイナスに考えてしまって、あの時に何も言わずにいきなり退会するのではなく何か伝えてから辞めるべきでは無かったのか…、でもそれはそれで別のアプリでの会話を提案されて更に重い関係になっていたよな…など、後悔しても仕方の無いことを考えてしまいやる気が出なくなってしまいます。
どう考えれば前向きになれますか？
（18歳、男性、学生）

お悩みを投稿いただきありがとうございます。

たまたまこの場所にたどり着いてくれたのでしょうか。苦しかったですね。

私にもその彼女が今どうしているのかは分かりませんが、もし相談者さんが誰かに「大丈夫だよ」と言ってほしくてここに送ってくださったのだとしたら、多分大丈夫だと思います。

というのも、今回このお悩みを私が選ばなかった場合、相談者さんは記事公開日の10日と20日に何度か覗きに来てくれるかもしれないし、そこからしばらくは「こんなに困っているのに、なぜ選ばれないのだろう…？」とヤキモキするかもしれません。

だけど、その後は「大丈夫だよ」と言ってくれる誰かを探すために、別のお悩み相談コーナーを探しませんか？

失った時の傷の大きさは、失う前の存在の大きさに比例します。

その彼女も、相談者さんから返信が来なくなった時は悲しかったでしょうし、相談者さんの存在がどれほど大きかったかは私には計り知れませんが、もしこの情報量だけで判断するのであれば、会ったことも声も聞いたこともない関係で、それでいて相手のことをお互い深く知っているわけでもないけれど弱音を吐くと励ましてくれるという存在はアプリ内を探せば他にも出会えると思います。

場合によっては、彼女からの相談が重たくて相談者さんが本当に精神を病んでしまうことだってあったかもしれません。

当時の彼女にそれを想像する余裕はなかったかもしれませんが、それにより突然スマホを触れなくなってしまうパターンだってありえる話です。

他にも、料金が支払えなくてスマホが継続できなくなったとか、親から使用禁止通達が出たとか、突然音信不通になったという事実は変えられませんが、それに対していくつか解釈の可能性パターンを考えられれば、相談者さんの心は少し楽になるかもしれませんね。

今できることは、彼女が他の相談できる誰かに出会えたと願い、ブロックよりも傷つかない音信不通のパターンで解釈してくれた可能性を信じるしかないと思います。

上記のように突然消えるにしても相手を傷つけないための嘘はつけたかもしれませんが、それはこれからの人生で、自分の言動や行動に責任を持つための糧にして、これから出会う誰かを傷つけないために使ってください。

きっと人の気持ちを想像できる、優しい言葉を使える人になれるはずです。

応援しています！

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人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい！

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その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
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身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。

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▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
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食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。