NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、育休が明けて、不規則な勤務で子どもに不安な思いをさせないか悩んでいる相談者さんからのお悩みです。

萌さん、こんにちは!
以前イベントでお目にかかった際に、とーっても素敵な方でそれから大好きです。
ずっと応援しています!
相談ですが、育休からの職場復帰についてです。
私はCAの仕事をしています。
現在3歳と1歳の子供がおり、育休中です。
そろそろ復帰を、と考えているのですが、CAの仕事は不規則で、朝早い日は子供がまだ寝ているうちに家をでて、夜遅い日は子供が寝てから帰ることになります。
週3日程度の勤務です。
また子供が小学生になったら、泊まりの勤務もあります。

現在3歳長女は幼稚園に通っており、毎日「いってらっしゃい」と「おかえり」を言ってあげられることが平凡ながらとても幸せです。
次女の産休に入る前は、長女を保育園に預けながらCAの仕事をしており、不安定なこともあって、保育園に行きたくないと泣くこともありました。
今は落ち着いた生活で元気に幼稚園に通ってくれていて、親として何より嬉しく、母親業を優先してCAの職に復帰できなくてもそういう選択も幸せかもしれない…と頭をよぎることもあります。
ただCAの仕事はなりたくて就いた職で、大好きですし、いつか娘たちに働く姿を見せたいと誇りに思っています。
辞めて定時の仕事に転職したとしても、やっぱりCAがよかったと後悔してしまうのもこわいです。

夫と協力できれば1番なのですが、夫は転勤が多く単身赴任が続きそうです。
(長女を保育園に預けていた時も単身赴任で、近くに住む私の母に送迎や朝の身支度、夜寝るところまでお願いしていました。)

萌さんは、出張もありながらバリバリ働かれていて本当にカッコよく憧れで、いつも励まされますが、出張など多い生活スタイルに迷うことはないのでしょうか?
朝晩ママがいなくて不安にさせないかな、と葛藤することはないでしょうか?
また、これまで都倉選手の所属先に一緒に行かれていますが、娘さんが小学生になられてもそのスタンスで出張をこなしながら子育てされる予定なのかも、お聞きしたいです!

子供が生まれる前は、好きな仕事をして輝く姿を子供にみせるのが夢!と思っていたのに、こんなふうにに悩む日が来るなんて思ってもみませんでした。
大好きな萌さんも不規則なお仕事をもつママという面では似た境遇だと思うので、どんな心境でいつもお仕事と子育てをしていらっしゃるのかお聞きしたいです!
(32歳、女性、会社員)

長崎生活も3年目に入り、突然小慣れ感を出してきた夫が魚を“ジャケ買い”してくるのですが、ふぐの一夜干し(8匹入りで300円)、ブリの白子(湯たんぽくらいの大きさで250円)が、最近のホットトピック…!

ふぐはフィッシュ&チップスに、ブリは大葉と包んでフリットにしたら(どちらも揚げ物になってしまいましたが…)本当に美味しくて!初めて作る料理って、わくわくしますよねぇ。

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。

仕事に専念したい気持ちも、今しかない子どもたちの成長を見逃したくない気持ちもよくわかります…!

少し前にお答えした「将来の自分のために今やるべきことと並行して、後悔しない育児はできますか?」というお悩みで、育児と仕事のバランスをシーソーでたとえたのですが、天秤とは違って、シーソーのように座る場所と共に突然バランスが変わるのが現実で、維持し続けられる完璧な答えはどこにもないのだと思います。

私自身も、相談者さんの言葉で言う、「いってらっしゃい」と「おかえり」を毎日言ってもらえる環境で育ったので、娘が起きる前や保育園に行っている間に出張に出てしまうような時に、切ない気持ちにならないかと言ったら嘘になります。

ただ、“母が常に一緒にいられる”ということ以上に、子どもが今“安心しているかどうか”が大切だなと思って行動しています。

我が家の場合、夫と数日間2人で過ごしてもらって私が単独で出張に行くこともあれば、横浜の実家に娘を預けて、そこから通勤する形で私が仕事をするスタイルもあります。

行き先が、実家のある関東圏ではない時は、出張先でスクールに通ったこともしばしば…。
(札幌、神戸、沖縄、ヨロン島など…!)

慌ただしく見えるかもしれませんが、とにかくどの期間も、娘に「安心で、楽しみ」と思ってもらえるような環境づくりだけは心がけています。

それはしばらく留守が続いた後に、長崎の園に帰る時も同じです。

些細なことですが、“今日の給食”“今週お誕生日の子”“予定表を見ながら不在の間の出来事シェア”“お気に入りのヘアスタイルで行く”など、ある程度の温度感を伝えて、ちゃんと楽しみにさせることで、少しでも安心して戻れたらいいなと思っています。

「ママがいない」ということはもちろん寂しいことかもしれませんが、それよりも「理解してくれる人がいない・ここには居場所がない」と思わせないこと。

その環境を整えた後に、子どもがもう言葉を理解できる年齢なら、ママが今何をしているか知っている、いつ帰ってくるか知っている、不在の期間にひとつでもお楽しみを作る、と、会えない時間が「待たされている寂しい時間」だけにならないような設計は意識しています。

旦那さんが単身赴任とのことですが、サポートしてくださるお母様と一緒に、ママのいない曜日に名前をつけてプロジェクト化してみるなど、成長とともに少しずつそんな日常を作っていけるといいですね。

ちなみに私もたまに色々疲れて、突然床に寝転がって「あー、もうママ全部やめてずっとこうしてようかな」なんて、娘にぼやくこともあるのですが、娘は必ず断固反対します笑。

私が仕事をしていることも、何かを手がける時にたまに彼女に相談することも含め、誇らしいと思ってくれているようで、最近は街を歩いていても、「これ、今度コモンフィールドで売った方がいいんじゃない?多分子どもたち喜ぶよ」なんて発言も増え、すっかりこちら側です。

きっと相談者さんのお子さんたちも、今はまだちょうど言葉が追いつかないかもしれませんが、ママがどこへ出張に行くのかに合わせて、その場所はどんなところなのかを調べてみたりと、毎回の不在をプロジェクトに変えられたら、もしかすると他の誰よりも地理やカルチャーに詳しい子たちになるかもしれません。

途中からCAになることは難しいと思うので、無理しすぎない程度にベストを尽くして、本当に厳しいと思ったら、その時に決断してもいいのではと思います。

娘が生まれてから5年以上、私は基本的に毎月1回以上は子連れで飛行機に乗っていると思うのですが、小さな頃は毎回、泣き叫ばないか、突然オムツが漏れないかなど不安もいっぱいでした。

「うちも3歳の娘がいるんです」「うちはもう大きくなっちゃって懐かしいです」とか、一言添えた上で沢山気遣ってくださるママCAさんの優しさには本当に救われました。

子育てをしている相談者さんだからこそできるお仕事があると思います。

共に楽しく頑張りましょう〜!応援しています!

 

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「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

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身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
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▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
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