NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、転職活動中にやりたい仕事とプラーベートとどちらを優先すべきか迷っている相談者さんからのお悩みです。

萌さんこんにちは。
萌さんが発信するSNSに生活のヒントやトキメキをいただいたり、悩んだ時には、萌さんの著書を定期的に読み返したりしています!
現在私は転職活動をしており、転職サイトで求人を検索する日々を送っています。
今の職種は医療関係の事務で、30歳を目前にして今後の働き方について考え、インテリアが好きなので一人暮らしを始めたく、給与面をアップさせたい・違った仕事をしてみたいと思ったのがきっかけです。
自己分析をしてみて、インテリアや間取り図を見るのが好きなので、不動産やインテリア、ハウスメーカーなどの仕事に魅力を感じました。
ただ、プライベートでは、好きなアーティストのライブに行ったり、友人や家族と出掛ける時間が大切で、土日祝が休みの方が休日の趣味を充実させることができそうなのですが、やってみたい仕事で土日祝という条件はほとんどありません。
プライベートは充実させたいけれど、1日の長い時間を過ごす勤務時間もせっかくなら夢中になれる興味のあることをやってみたい…。
できることなら両方叶えたいのですが、いろいろ探していてどちらも理想通りという選択はなかなか難しいという現実に直面しています。
萌さんだったら、こんな時、プライベートと仕事の充実どちらを優先しますか?
意見をお伺いできると嬉しいです。
(25歳、女性、会社員)

今日は福岡に用事があったので、特急に乗って長崎から行ってきました。

昔からあまり詳しくない町でも自転車を借りるのが好きで、海外でもよくそうしていたのですが、今日はたまにある“絶望チャリ”を引き当ててしまい…。

そもそも電動ではなかったことが誤算な上に、サドルが固定されずカーブを曲がるたびに自分が回るし、タイヤはベコベコだし…と、発車してから気づいたので、次のポートがずいぶん遠い場所で空を見上げて呆然としていました。

そんな日もありますねぇ。

さて、お悩みをお送りいただきありがとうございます。

転職活動中なのですね。

プライベートと仕事の充実どちらを優先するかという問いは、私には答えるのが容易ではない…、というか “右目と左目どちらが大切か”くらい答えのない質問なんですよね…。

どちらも今の時代を生きる上での自分なりの在り方だし、今もし「会社も何もかもすべてやめて、あの場所で何もせず住んでみろ!」なんて指令が出たとしても(誰にされるか知らんけど)、数ヶ月後にはその場所で何かしらの仕事を作っているだろうな、とも思っています。

ただ、相談者さんの気持ちもよく分かります。

大学生で就職活動をしていた頃は、並べられている勤務条件で自分の人生が決まってしまう、と本気で思っていました。

私の場合就活生の頃から夫と付き合っていたので、当時からアスリートである彼は土日が必ず試合でした。

自分のしたい仕事をしつつ、試合に向けて全力で支えつつたまにある平日休みを一緒に過ごすために、そんな理想を叶えられる職場はこの世にはない!と絶望し、結果的に自分で仕事を始めましたが、人生の答えを探すかのように就活サイトを見ていた時期がありました。

「週休二日制」と「完全週休二日制」は違うので、インテリアや不動産関係だとしても“土日勤務”とは一概に言えず、日曜日だけは休めたりシフト次第で工夫できたりするような職場もあるので、二択で考えずにもう少し長いスパンで広い視野を持てると良いのかなと思いました。

ご自身を30歳目前と書かれていますが、振り返ると25歳から30歳までには意外と小刻みに段階があって、自身のモチベーションや自信、世間からの見られ方、1歳ごとにフェーズがずいぶんと違う感覚がありました。

せっかく関心のある分野を自己分析できたのであれば、ひとつの答えに飛び込む感覚ではなく、少しずつ自分の人生をデザインするつもりで新しい日常を始めてみてはいかがでしょうか。

もしかすると、たまにある祝日休みの日に友人とライブに行ったりすることは十分にできるかもしれないし、数年間は平日休みの生活を送ったとしても、“やりたいこと”が“できること”になった暁には、自分の希望する働き方に調整していけるかもしれません。

相談者さんが、将来仮にご出産をすることがあれば、子どもたちは今のところ確実に土日が休みで、運動会や行事も土日に行われることがほとんどです。

そんなライフステージでの決断は悩ましさが更に増していくはずなので、人生を100年時代だと考えた時に、この数年間の自分を俯瞰で見つめてみると良いかもしれません。(とはいっても、目の前にある日常も大切なので日頃のバランスも大切に!)

応援しています。

 

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「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
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