こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
NEXTWEEKENDでは、毎月やってくる1ヶ月を楽しみ尽くせるように、とテーマを設けていますが、2022年の3月に掲げている月間テーマは「色めく季節の過ごし方」。
みんなで楽しむSNS上のハッシュタグは #春を理由にです。
コンセプトメッセージはこちら。
そして、NEXTWEEKENDで考えた3月に叶えたいWISHLISTはこの3つ。
1.おいしいを追求したい
2.今年は色で遊びたい
3.新しい技術を身に付けたい
私は、このWISHLISTに合わせて毎月3本の記事を書いています。
今回は1つ目の「おいしいを追求したい」について。
おいしいというのは、老若男女問わず共通で感じられるものですが、これまでの人生で食べてきたものや、その時のコンディションによってそれぞれに味わいが違うもの。
個人的には、“せっかくなら”という言葉を自分のキーワードにしていることもあり、せっかく食べるのであれば、たまたまそこにあった菓子パンでお腹を膨らせるのではなく、おいしいを追求したいというのは常日頃思っていること。
(それが叶えられることにも感謝しなくてはいけませんが)
その上で、毎日の食事でも「あぁ…これにはラー油があった方が絶対に美味しい…」と気づいてしまったら、走って買いに行くほどには、なるべく一度の食事でベストを尽くしたいと思っていたりします。
そんな中で、味覚以外の五感もフル活用して楽しめる“おいしい”は極上の贅沢。
四季のある日本では、その経験ができる機会がたくさんあります。
私が最も高揚するのは“風物詩”と言われるもの。
今回は「高価でも、ブランドでもない日本酒の味が忘れられない話」というタイトルでこれまでの“おいしい”をご紹介したいと思います。
たとえば、体験型ファーム
今の季節はいちご狩りに出かける方も多いかもしれませんが、食べ放題だからと言って何個食べるかに固執するよりは、いちごのある空間を楽しみ尽くすということ。関西に住んでいた頃に出会って以来、毎年通っている淡路島のいちご狩りスポットでは、いちごピクニックを楽しむことができます。
小さな頃は父親と二人でどちらが多く食べるかを常に競っていて、もちろんそれも楽しかったのですが、ここに出会って初めて、座ってコーヒーを飲みながら「あの列のいちごが美味しかったからもう一回摘みにいこうか」なんて会話ができる豊かさに気づいたのでした。
こちらは、雑誌NEXTWEEKENDの表紙撮影で出会った伊豆真鶴のレモン・オレンジ農園。レモン畑と海を見下ろしながらいただくレモンケーキは、これまで食べたどんなレモンケーキよりも美味しかったな。
たとえば雪遊び
あと少しですべて溶けてしまう雪ですが、寒いからこそ熱いものが一際美味しくありがたく感じるのは言うまでもありません。
今まで飲んだ熱燗で一番美味しかったのは日光の奥、湯西川温泉のかまくらの中でこたつに入りながら飲んだ熱燗でした。
どこまでも開放感があった日本酒は、雪見露天の中で飲んだこれ。
何を隠そう全裸だし…!露天風呂だし…!深々と降り続ける雪の中で友達と酌み交わしたお酒の味は、どこのなんの品種かも分かりませんでしたが極上の味でした。
「加仁湯」
たとえば森林浴
雪が溶けたら一斉に花が咲いて、木々が鮮やかな緑色になりますが、こちらは4月〜9月まで楽しめる、和歌山の森の中にある流しそうめん。
滝の音を聴きながら自分で釣った魚を焼いてもらい、流しそうめんを食べる時間。
家で「今日の昼ごはんはそうめんだよ」と言われて、ものすごくテンションが上がるかと言うとやや難しいところもありますが、こんなにも楽しくそうめんを食べられる場所はなかなかありません。
「赤木渓水郷」
こちらも4月〜11月限定の、川床。
川床といえば京都が有名ですが、石川県にもあるのです。
川床でお抹茶とお菓子を楽しんでから旅館にチェックインして温泉に入る。
大人の川遊びってこういうことだな、と、お抹茶を堪能する時間でした。
「鶴仙渓川床」
と、季節の風物詩をめいっぱい楽しもうとすると、たとえ高価でもブランドでもなくとも、自分にとっては忘れられない「おいしい味」になったりもするものです。
長い冬が終わり、少しずつテラスも賑わってきました。
#春を理由に、今の季節ならではの価値が楽しめる3月になりますように!