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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする、「おうちがもっと好きになる、季節のしつらい帖」。

インテリアコーディネーターとしても活躍するWeekender編集部コラムニスト 小林華子さんが、移ろう季節の中で楽しみたいしつらいをご紹介しています。

冬と春の「季節」を「分ける」と書く「節分」も、もう間もなくですね。

節分が終わるといよいよ寒さの厳しい冬が明け、春を迎えます。

暦の上では春とは言いつつ、この時季にはまだ肌寒く冬のような寒さが残る日も多いですよね。

ただ、周りを見渡してみると梅の花が少しずつ蕾を開かせているのに気づいた時には、春を見つけたようで嬉しくなります。

梅は昔から、春の訪れを知らせてくれる「春告草(はるつげぐさ)」と呼ばれ、愛されてきました。

少しずつ増えてくる春を探すのは、なんだか宝探しをしているよう!

季節の変わり目には悪い気が入りやすいと言われており、その悪い気の象徴でもある鬼が節分にやってくるとされていました。

今年は、節分のしつらいの豆飾りと邪気払いができる柊のスワッグをご紹介します。

邪気を払う「豆飾り」と「柊のスワッグ」

豆飾りは節分の日の前日に、豆を煎って枡やお気に入りの器などに入れてお供えのようにしつらえます。

豆を煎るのは、鬼を「射る」と掛けているという説も。

邪道かもしれませんが、我が家では節分の豆まきには毎年ピーナッツを採用しています。

私の母はピーナッツが好きで、後片付けが楽だからという理由でいつも用意してくれていました。

それに倣って、私もピーナッツを。

そして、節分といえば「柊鰯」。

柊の枝に鰯の頭を刺してしつらえます。

柊のトゲと、鬼の嫌いな鰯の匂いで鬼を追い払うという意味があるようです。

少しぎょっとするその見た目に、なかなかハードルが高いですよね。

そこで、今年はトゲのある柊を使って、インテリアに取り入れやすいスワッグを作ってみませんか?

もちろん柊だけではなく、松や南天などの枝物や好みのグリーン、お花を一緒に束ねても◎。

邪気払いをして、清々しい気持ちで春を迎えられますように。

 

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