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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする、「おうちがもっと好きになる、季節のしつらい帖」。

インテリアコーディネーターとしても活躍するWeekender編集部コラムニスト 小林華子さんが、移ろう季節の中で楽しみたいしつらいをご紹介しています。

日中は暑さを感じクーラーの効いた部屋が心地よくも感じますが、夜は窓を開け、虫の音を聞きながら、優しく涼しい風を感じて過ごす時間が最近のお気に入りになっています。

気づけば夏も、もう終わりに近づいていますね。

来たる9月9日は、五節句のひとつ「重陽(ちょうよう)の節句」です。

重陽の節句は、五節句の中では一番馴染みが少ない節句かもしれません。

旧暦の9月9日は、現在の10月中旬にあたり、菊がまさに旬の時期。

重陽の節句は、「菊の節句」とも知られています。

菊は漢方としても親しまれていたことから、健康を祈願する日として広まりました。

今回はそんな菊を楽しむ方法として、味わい方と飾り方をご紹介したいと思います。

 

菊酒をたしなみ、祈る。

重陽の節句では、邪気を払い、長寿を願う「菊酒(きくざけ)」がたしなまれてきました。

食用菊の花びらを、お酒に浮かべるだけ。

食用菊はスーパーの青果コーナーなどに並んでいることが多いです。

気軽に楽しめる菊酒は、見た目も美しく、菊の香りも広がります。

日本酒だけでなく、白ワインやノンアルコールドリンクに浮かべるのもいいですね。

菊は栄養素が多く、アンチエイジング効果や美肌効果、リラックス効果も期待できると言われています。

爽やかな香りも楽しめ、さっぱりとした味わいの菊は、サラダやマリネ、ちらし寿司など料理も一気に華やぐので、気軽に楽しみたいですね。

レモンクリームパスタに和えるのもおすすめです。

 

菊を生け、愛でる。

自宅に飾る時に選びたい、様々な菊

菊といえば仏花としての印象も強く、なかなか普段生ける花としては選びにくいと思われる方も多いかもしれません。

ですが菊は、一年中手に入りやすく、花持ちが良いので、自宅に飾るのにおすすめの花でもあります。

現在は品種改良により、「仏花」という印象の強い菊だけではなく、様々な色や形の菊が手に入るようになりました。

こちらには糸のような細く繊細な花びらが美しい「糸菊」と、優しい緑色が魅力的な「スプレーマム」、2種類の菊を生けました。

 

菊の花手水(はなちょうず)

神社やお寺には手や口を清める「手水舎」があります。

最近では、感染症対策の観点から使用を中止している所も増えました。

そこで神社やお寺の粋な計らいで、手水舎に花を浮かべられていることがあります。

それを初めて見たとき、水に浮かんだ花の美しさに見惚れてしまいました。

水で手を清めることはできませんが、その美しさで身も心も清められるようなそんな気持ちになります。


(花だけでなく、夏には青紅葉の浮かぶ手水舎も見かけました)

ささやかではありますが、ダイニングテーブルの真ん中に菊の花手水を。

水を張ったボウルに、菊の花を浮かべるだけ。

茎が短くなった花も、こうすれば長く楽しめます。

またステイホームな日が増えている方も多いかと思うのですが、そんな日の癒しになりますように。

 

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それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
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