NEXT WEEKEND DATE

こんにちは。NEXTWEEKEND代表の村上萌です。

「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、1ヶ月ごとに、その月のテーマを掲げて過ごしています。

2021年12月のテーマは「今だから味わえること #今年のだんらん

コンセプトはこんな感じ。

このテーマを噛み砕いて、みんなで楽しむSNS上のハッシュタグは#今年のだんらんです。

NEXTWEEKENDではこの月間のテーマに合わせて、叶えたいことをWISHLISTと呼び、毎月3つずつ提案しています。今月のWISHLISTはこんな感じ。

✔️特別感を演出したい

✔️1年間をかみしめたい

✔️わが家の定番を作りたい

私は、この3つのWISHLISTを自分なりに噛み砕いた記事を毎月3本書いています。

1本目は「わが家の定番を作りたい」に合わせて、「いつかの定番は今日からだって作れる!冬の朝食会場が教えてくれたこと」という記事を、2本目は「特別感を演出したい」に合わせて、「“〜みたいな”の形容詞は、仕上げのひと手間が作る」という記事を書きました。

3本目となる今回は「1年間をかみしめたい」に合わせて、「今年のマイベストをふりかえる、棚卸し時間のすすめ」という記事を。

私は例年12月になると、手帳に今年1年のふりかえりを書いています。

かれこれ作り始めてから7年目になる週末野心手帳には、そんなコーナーも設けています。

もちろん、1年の総集編を言葉にしてみるというのでもいいのですが、心が震えるような思い出、誰かに教えたくなるくらい気に入った買い物など、カテゴリーに分けて記憶を掘りおこしていくと、忙しい毎日に紛れ込んでいた宝物のような瞬間に出会えたりします。

実際週末野心手帳には、思い出、場所、言葉、映画、出会い、本、音楽、レシピ、アプリ、買い物、レストラン、といったカテゴリーを用意しているのですが、だいたい私が先に書き始めるのは、場所と言葉とレシピ。

これは自然に頭の中に浮かんでくる順に埋めているので、完全に感覚なのですが、たとえば「映画、本、アプリ」が先に埋まるような方もいるんだろうな、と思うと、これこそが自分の感性のアンテナがどこにあるのか、ということを知るヒントなのかもしれません。

まだ書いている途中ではありますが、最初に埋まった「場所」の話をすると、2021年、自分の中でインパクトがあった場所のほとんどは土地に根付いた体験価値ができるかどうかということが重要だった気がします。

物理的な移動が制限された数年だったからこそ、わざわざその場所を訪れた時に、どれだけ季節やその土地ならではの体験ができるのか、ということにとても魅力を感じたのかもしれません。

たとえば、熊本の山の中で出会った「kinon

こちらのアトリエイベントは、ランチというひとつの体験に合わせて庭にあるプール遊びと木工のクラフトワークショップがセットになったもの。

ランチのプレートに一緒に盛ってしまえばそれで済む食後のデザートも、別の場所でわざわざ展開してくれることで、どれだけワクワクしたことか!
「ランチを食べる」ということに、どうしたら前後に体験価値を作れるか。

仕事で企画を考える上でも、私の中ではとてもインパクトのある貴重な時間でした。

たとえば、伊豆・修善寺にある古民家「羅漢

1日1組限定の創作料理屋さんで、友人が連れて行ってくれて初めて知った場所。

古い家と、その周りの自然を贅沢に使いながら、前菜を食べる場所、メインを食べる場所、お茶を飲む場所、何度も場所を移して楽しむフルコースは、贅沢そのもの。

季節に合わせて、その土地の一番魅力ある顔を知っていることの重要性をあらためて実感した経験でした。

たとえば鹿児島のグッドネイバーズ・ジャンボリー

数年越しの野心を叶えられた、1年に1度のイベント。

森の中だけで使える通貨に換金してから始まる空間。

旧校舎と5,000平米の森を舞台に自由に遊ぶ子どもたち、ツリーハウスのあちこちで開催されているお茶会、樹齢100年の楠の木を囲んで踊る大人たち、日本中の行きたかったお店のシェフたちの名前が平然と連なる屋台、静かな森の中に響き渡る心地の良い音楽、どれをとっても、この場所でしかできない体験で、静かに高揚し、刺激と喜びと一種の悔しさ、色々な感情を味わえた空間でした。

たとえば、東京・深大寺にあるレストラン「Maruta

ここは私自身、成蹊大学に通っていた学生時代、何度も前を通過していた道沿いにできたレストラン。

一軒家、中庭の自家菜園、薪火料理、季節のハーブやフルーツを使った実験のようなドリンクコーナー。

コース料理の中には「スタッフみんなで近所の川の上流に行き、採ってきたクレソンです」なんてものまで登場して、レストランと中庭を行き来しながら東京では到底叶えられないようなキーワードを経験していると、何事も言い訳にせず、思想を追求することの大切さを痛感します。
季節ごとに通いたい場所です。

こうして、自分の感動を都度写真で切り取って残しておくこと、そして感動を定期的に棚卸しすることで、「いい時間だったな」と噛みしめて、そして、今の自分にあらためてインプットできる気がします。

新しい年に向けて、カテゴリーごとに1年をふりかえる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

2021年も後少し!引き続き良い12月になりますように!

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