NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。
フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。
芋・栗・かぼちゃがおいしい秋冬シーズンは、お肌の乾燥や冷えなど美容面でのお悩みが増える時期。
そこで今回は、そんなお悩みを改善してくれる栄養豊富な食材「かぼちゃ」を主役にした簡単レシピをご紹介します。
美容食材のデーツや黒ごま、食材の甘みを引き立てるスパイスとの組み合わせで、いつものかぼちゃ料理を美味しく変身させ、体の内側からキレイを磨きましょう!
今月の「キレイメモ」
かぼちゃやデーツには細胞の老化を防ぐ抗酸化作用の高いビタミンE、乾燥からお肌や粘膜を守るβ-カロテン、腸活をサポートする食物繊維などが豊富です。
デーツにはこれらに加えて、鉄や亜鉛など、大人の女性に不足しがちな栄養素が幅広く含まれています。
ごまにはビタミンEに加えてゴマリグナンと呼ばれるセサミンなどを含む独自の抗酸化成分が豊富です。
ビタミンEはエイジングケアだけでなく、血流促進の働きも期待されているので、秋冬の冷え性予防やお肌の血色改善にもおすすめですよ。
スパイス香る、
かぼちゃとデーツの胡麻和え
【所要時間】約15~20分
【保存期間】冷蔵庫で3日間保存可能
(※ベーコンやすりごまの油脂で食材をコーティングすることで、冷蔵しても水分が出にくく数日間美味しく保存できます。)
材料
・かぼちゃ…200g
・ドライデーツ…30g※レーズンでも代用可
・角切りベーコン…100g
・オリーブオイル…大さじ1【A】
・シナモンパウダー…少々
・オールスパイス…少々
(なければどちらかのスパイスだけでもOK!)
・すりごま(黒)…大さじ1
作り方
1.フライパンにオリーブオイルを引き、角切りベーコンを弱火でじっくり加熱し脂を引き出す。
その間に材料を切る。
※火が強いと油が跳ねやすいので注意!
2.かぼちゃを2㎝角に切る。
ドライデーツは細切りにする。
(レーズンならそのままでOK)
3.ベーコンから脂が出て軽く焼き色がついたら、かぼちゃを重ならないように入れて木べらでさっと混ぜ炒め、全体に脂を回す。
蓋をして、弱火でかぼちゃに火が通るまで蒸し焼きにする。
4.かぼちゃに火が通ったら火を止め、デーツと【A】を加え、全体をよく和えれば完成!
かぼちゃにベーコンの旨味が絡まり、デーツの甘みやごまの香ばしい香り、スパイスの爽やかな風味が口の中でふわっと広がる一品です。
パンにはもちろん、ごはんにも合うので、シーンを問わず常備しておくととっても便利!
翌朝はピザ用チーズと一緒に食パンにのせて、ピザ風トーストにしても美味しいですよ。
スパイス使いのメモ
シナモンパウダーとオールスパイスは、どちらも少しエキゾチックで爽やかな香り。
合わせる食材の甘みを引き立て、味わいに深みを与えてくれるスパイスです。
シナモンには冷え性改善の働きも期待されており、冷え性が気になる秋冬には特におすすめ。
シナモンはホットミルクなどのドリンクに、オールスパイスはポトフやローストポークなどにもよく合いますよ。
スパイスは単体使いよりも数種類合わせる方が美味しく、奥行きのある味わいに仕上がります。
栄養豊富な食材で、秋冬の美肌作りや冷え性予防を…!
ぜひお試しくださいね。
<参考文献>
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「スパイス&ハーブの使いこなし辞典」(主婦の友社)<参考サイト>
食品成分データベース
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