こんにちは。
NEXTWEEKEND代表の村上萌です。
「季節の楽しみと小さな工夫で、理想の生活を叶える」ということをコンセプトにしたNEXTWEEKENDでは、1ヶ月ごとに、その月のテーマを掲げて過ごしています。
2021年9月のテーマは「小さな感情を大切に #こそっと言いたい」
コンセプトはこんな感じ。
このテーマを噛み砕いて、みんなで楽しむSNS上のハッシュタグは #こそっと言いたいです。
NEXTWEEKENDではこの月間のテーマに合わせて、叶えたいことをWISHLISTと呼び、毎月3つずつ提案しています。
今月のWISHLISTはこんな感じ。
・花言葉に託したい
・小さな工夫をしのばせたい
・今の感情に向き合いたい
私は、この3つのWISHLISTを自分なりに噛み砕いた記事を毎月3本書いていますが、1本目は「小さな工夫をしのばせたい」に合わせて「ムードを変えてくれる、香りのちから」という記事を書きました。
2本目は「花言葉に託したい」というWISHLISTに合わせて「背中を押してくれる、秋の花言葉」という記事を書きたいと思います。
そもそも花言葉って、誰がいつ決めてるんだ‥?なんて疑問もありますが、品種改良された新しいものに関しては生産者の方がイメージで決めたりもされるそうです。
元々の始まりは 17世紀ごろのトルコの「セラム(恋文)」という風習にあるそうで、文字や言葉ではなく、詩句のついた花や果物を贈ることで気持ちを伝え合っていたことから、それが広まったという説があります。
なんだか日本の短歌みたいで素敵。
NEXTWEEKENDでは月間のテーマを決めて1ヶ月を楽しむことをずっと推奨してきていますが、これだけ混沌とした先の見えない時代、テーマを持つことは今まで以上に重要な気がします。
自分の気持ちすら掴めないような時に、部屋に飾る花の持つ言葉を調べて、「そうそう、そういう感じ‥!」と、今の気持ちに輪郭をつけて、そっと背中を押してもらえると、励まされたり新しいことへの準備ができたりと、身近にある好循環だったりもします。
せっかくなので、私の大好きな秋の花をひとつご紹介します。
まずは、相変わらず花屋さんではなく直売所生活の様子から。
(今年の春から住んでいる長崎の家の近所には、花屋さんの数が少なく、買いたいと思う植物は直売所の方が圧倒的に多いのです)
今回のメインはムラサキシキブ。
祖母の家の庭に沢山生えていたからか、昔から大好きな花。
名前の由来は、もちろんあの「紫式部」。
平安時代中期の女性作家、歌人であり、「源氏物語」を描いた才女。
花言葉には「聡明」、「上品」、「愛され上手」があります。
個人的に「源氏物語」に登場するような、貴族の女性たちの光と闇に包まれた感情に関心があり、大学の卒論テーマも平安時代の女性の経済観にしたほど…。
それを少しずつ描き上げてひとつの作品にした彼女の顔を直接的には知りませんが、この花の存在に彼女を重ねると、なんだか一気に知的好奇心が湧いてきて、朝のリビングでコーヒーを淹れながら、SNSをだらだら見るのをやめて、1日の棚卸しに向き合えたりと、色々頑張れる気がするのです。(たんじゅん)
和室にも。
(ちなみに栗の花言葉は「贅沢」ススキは、娘が魔女ごっこをしてまたいだので短くなってしまいました‥)
(デスクに飾ったケイトウは「個性」)
家中の花がそれぞれに色々なメッセージをくれている感じ。
とはいえ、ほとんどの花言葉には複数の花言葉があって、どれも諸説あり、という注釈付きなので振り回されるよりは、朝のニュースの占いみたいな気持ちで楽しむのがおすすめです。
(紫陽花なんて「移り気」と「家族団欒」が並んでいるんだから‥。好きな意味だけ受け取って、飾りたいものを飾るのが一番!)
来週9月21日(火)、中秋の名月は1年で1番、月が美しいとされる夜。
ちなみにススキの花言葉には「活力」「生命力」があります。
花言葉と一緒に季節の準備を楽しめる1ヶ月になりますように!