NEXT WEEKEND DATE

いつもの買い物、今日の食事、洗濯や掃除…。
朝起きてから寝るまで、毎日は選択の連続。
そのひとつひとつが自分や家族にとって心地いいものであるのはもちろん、環境や誰かのためにもなっているなら、それはさらに “うれしい選択” になるはず。
この連載では、明日をつくるための小さな工夫や習慣を、NEXTWEEKENDスタッフが等身大で綴っていきます。

こんにちは、営業・広報のあやのです。

我が家には1歳9ヶ月になる息子がおり、この秋にはもう1名 メンバーが増える予定。

夫ともまだ出会って3年というスピード感なので、様々な変化を楽しみ(時に目を回し)ながら、家族としての暮らしを作っている真っ最中です。

そんな中でも強く意識しているのは、今の自分たちがする何気ない選択ひとつひとつが「我が家」の記憶になり、子どもたちの価値観のベースを作るのだということ。

私たちの幼少期ともまた大きく変わった時代を生きていく彼らの未来に対しても「うれしい選択」になるようにと、これまで以上に考えるようになりました。

まだまだ模索中ですが、ここまでの子育ての日々で培われた 我が家のスタンダードについて、棚卸ししてみたいと思います。

 


息子は7ヶ月の頃から保育園に通っています。

初めての入園準備はちょっとしたプチイベントで、必要なものを揃えるのも 夜な夜なお名前シール貼りをするのも楽しかったですが、色々指定される持ち物リストの中で唯一ひっかかったのが「ビニール袋」。

毎日発生する着替えで脱いだ服や、汚れたタオルなどを入れて持ち帰るためのものでしたが、そのために1日1枚のビニール袋を、買ってまで用意するのはちょっと… と思い、先生に相談して、我が家ではそれを洗濯用のネットで代用することにしました。

これがなかなか良くて。

ゴミが出ないという点はもちろんですが、通気性が良く、湿った服が長時間放置されてカビてしまうなんてことも無くなりました。
(最初少しだけビニールを使っていたのですが、すぐ赤カビが出てしまい、何枚も服がダメになったのです…)

濡れてもすぐ乾くので汚れ物との相性抜群。持って帰ってきたらそのまま洗濯機に入れて洗うこともできる!

地味ですが、毎日これで良かった!と思える我が家の「うれしい選択」です。

 

特に息子の離乳食が始まってから、電子レンジを使う機会が増えたことで ラップの消耗ペースもグッと上がり、環境面が非常に気になるようになりました。

ほんのちょっと温めるだけ、たった数時間冷蔵庫に入れておくだけのために、毎回ラップを切っては捨てるの繰り返しを辞めたくて、シリコン製のフタや保存用のアイテムを導入。

IKEAや100円ショップで手軽に入手できるものばかりですが、以前と比較して本当にラップを使わなくなりました。

日々ちゃんと効果を実感できていることが嬉しくて、小さな自己肯定感に繋がっている気がします。

フタ類が便利なのは言わずもがなですが、写真では伝わりづらいけれど右上のピンクのものは半分残った玉ねぎの断面を包んでいて。
ピタッと密着してくれて、とてもお気に入りです。

 


長男が生まれるとき、周りの先輩ママたちから「もし嫌じゃなかったら、お下がりいる?」とたくさん声をかけていただき、ほぼ全てを有り難く受け継ぎました。
お洋服はもちろん、帽子や靴、おもちゃ、ベビーベッド、私の授乳服などなど…。

私自身に強いこだわりがなかったというのもありますが、第一子だし、何かと新品で好みに合わせて揃えたい!という気持ちよりも、子育てという未知の領域に踏み込むにあたって、誰かから受け継いだお下がりがあることは 心強いお守りのように思えたし、「このお洋服が入らなくなるくらい、愛されて大きくなった子がいるんだなあ」と思うと愛しくて愛しくて…
そういうものに囲まれて育つ息子も私たち親も幸せだなあ、と感じていました。

写真の息子が着ているカーディガンも靴もいただいたお下がりですが、ピカピカの新品ではなく 人生の先輩と共にたくさん地面を踏み締めてきた靴を履き、目を輝かせて歩き始めた息子の姿は きっと一生忘れないだろうなあ。

また、お下がりを譲っていただく経験をしていると、自分が買ったものに対しても、捨てる前提ではなく「誰かに譲れるくらい、綺麗に大切に使おう」という目線を持てるのがとても良かったなあと思っています。

新しく買う必要があるときは、リサイクルに積極的なブランドを優先して選んだりするようにもなりました。いい変化。

 

こうして棚卸ししてみると、子どもの価値観のために!なんて偉そうに冒頭で書いたけど、子育ての日々自体が 私自身の価値観を新しくアップデートしてくれているんだなあ、と実感しました。

親は子に、何かを与えてやろうと思ってしまいがちだけど、子が1歳なら親も1歳、家族も1歳。

少しずつみんなで「うれしい選択」を積み上げていきたいな。

いつか息子たちの口で我が家を語ってくれるとき、どんな記憶が残っているか楽しみです。

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