こんにちは!花とんぼのエイミーです。
新緑が眩しい季節、春らしい淡い色からだんだんと主張のある花を扱いたくなります。
そんな今月は、この季節に知っておきたいユリの雑学と、アレンジメントにおけるグリーンの法則について書いてみたいと思います。
知っておくと楽しい、ユリのこと
まずはユリの雑学。
ユリは「アジアティックリリー」と「オリエンタルリリー」に大きく種類が分かれております。
アジアティック:アジアの各種に生息しており、原種は日本。オリエンタルに比べ、花や葉っぱは小ぶり。
オリエンタル:北半球のアジア、北アメリカ、ヨーロッパが産地。花も大きく、香水の様な香りを放ちます。
控えめなアジアティックと、大胆なオリエンタル。
なんだか花も文化と平行しているのようで面白いですね。
春から梅雨の時期に切り替わるタイミングで、アジアティックリリーが市場に出回ります。
お花屋さんでも、アジアティックとオリエンタルを知ってるとユリの注文もしやすいです。
(ちなみに花とんぼでは、小ぶりで香りがさりげない方が好みなため、アジアティックの方をよく使います。)
アジアティックリリーとグリーンの初夏アレンジ
雑学が長くなりましたが、ここからが今日のアレンジ!
今日はアジアティックリリーを使います。
ユリはそのままでもインパクトがあるお花なので、そのまま花瓶にさしても十分。
ただグリーンを少し入れることにより、ナチュラルなニュアンスが加えられますよ。
今日はそんなグリーンが花に与える印象についても書いていきたいと思います。
花材
▼主役の花は1種類
・ユリ(アジアティックリリー)
▼グリーンは3種類
・リョウブ
・白花シモツケ
・ヒメミズキ
活け方
1.まずはリョウブをユリの横に添えてあげます。
リョウブはこの時期小さな白い花も咲きます。
お花とのバランスをとってくれる、とても使いやすい花材です。
2.次は白花シモツケとヒメミズキを、ユリを囲むようにして活けます。
▲白花シモツケは、リョウブと同じく5月の後半には白い花が咲きます。
▲ヒメミズキは少し黄色みがかっていて綺麗ですね。
この2ステップで完成です。
ユリだけで飾るのもシンプルモダンで素敵ですが、少し物足りなさを感じるかと思います。
グリーンを加えることにより、ボリュームアップ、ナチュラル感アップ!
パキッとしたユリを少し柔らかくしてくれる効果もありますね。
グリーンも色んな種類があると、楽しい上に深みが生まれます。
おすすめなのは、花1種類に対して、グリーン3種類の法則!
グリーンも1種類のままにすると、ユリの葉っぱの代わりになりがちなので区別をつけるための3種類でもあります。
この1:3の法則はユリだけではなく、いろんな花に使えます。
グリーンは1種類加えるものと思われがちですが、3種類加えることで深まるタッチをお楽しみください。
それでは素敵な新緑の季節をお過ごしください。
野心を叶えたら、ハッシュタグでシェア!
NEXTWEEKENDでは、毎月季節のテーマに合わせたハッシュタグや、企画ごとのハッシュタグをつくっています。
読者の皆さんと一緒に同じハッシュタグを使って、季節の小さな野心を叶えていき、そのタグに集まった投稿をもとにコンテンツを作るという素敵な循環…!
それを私たちは、「野心サイクル」と呼んでいます。
ぜひみなさんの叶えた野心は、ハッシュタグ「#週末野心」で教えてくださいね。
▶︎今月のハッシュタグ「#ありがとう月間」も募集中!