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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。

フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩

今回は、ハーブ&スパイス香る「大根とほうれん草のソテー」です。

今が旬の大根とほうれん草、旨味たっぷりのベーコンを合わせ、ハーブ&スパイスの香りをひとさじ加えたアレンジ自在な万能レシピ。

乾燥からお肌を守る栄養や、妊活に必要な栄養を豊富に含み、幅広いアレンジで日々の料理がちょっと楽しくなる、心にも体にも嬉しい常美菜です。

ハーブ&スパイス香る
大根とほうれん草のソテー


【保存期間】冷蔵庫で約3日間
【所要時間】約15分

材料(作りやすい分量)

※約2〜3人分。
3〜4人家族の方は、ストックを考えて倍量で作るのがおすすめです。

・大根…約250g(1/4~1/5本)
・ほうれん草…約130g(2~3束)
・角切りベーコン…200g
・オリーブオイル…大さじ1/2
【A】
・タイムの粉末…ひとつまみ
・クミンシード(粉末)…ふたつまみ
・ローストガーリック…小さじ1/4
※分量は目安です。
お好みで調整してください。

作り方

1.ほうれん草をよく洗い、水分を切って約3センチ幅に切る。
栄養豊富な根元部分は、捨てずによく洗い、細かく刻んで使う。

大根は、約1センチ幅にスライスして皮を剥いた後、さらに1センチ幅のスティック状に切る。

ベーコンも、ブロック状であれば1センチ角のスティック状に切る。

2.フライパンに油をひき、中火で温めたら、ベーコンの脂がじゅわっと出てくるまでじっくり炒める。

次に大根を加え、絡めながら炒める。
ベーコンに火がしっかり入ったら、大根の上にベーコンをのせるとよい。

3.大根が半透明になってきたらほうれん草を加え、さっと混ぜ合わせて蓋をし、数分蒸し焼きにする。

しんなりしたら火を止め、【A】を加えて全体をよく和えれば完成!

ベーコンの旨味をしっかり吸った大根は、ほどよい歯ごたえも残りシャキッと美味しいです。
ほうれん草とベーコンの相性は言わずもがな。

クミンとタイムの香りに、ガーリックの食欲をそそる味わい…
これは老若男女問わず、きっとやみつき必須です!

アレンジ

パスタやピザの具材にはもちろん、肌寒い日にはスープの具材にするのもおすすめ。

カレー粉やトマトケチャップ、トマト缶を加えて味変を楽しむのも◎

ラーメンの具材にしても、意外と美味しかったですよ!

中央に卵を割り落とし、半熟程度まで火を通して「すごもり卵」風にすれば、朝食にもぴったり。

ホットドッグ風にしてケチャップをかけても。

本当に万能な一品です。

体の中からキレイメモ

大根

腸活に欠かせない「食物繊維」が豊富です。
葉部分には乾燥から肌細胞や粘膜を守る「β-カロテン」が豊富なので、葉付き大根がある場合は葉も細かく刻んで一緒に炒めましょう。
むくみ予防に嬉しい「カリウム」も豊富です。
カリウムは水に溶けだしやすいので、出てきた水分(ソース)ごといただくのがおすすめ。

ほうれん草

年中手に入りますが、旬の冬にとれるほうれん草は、甘みが強く栄養価が高いんです。
特に「ビタミンC」、「ビタミンE」、「β-カロテン」など、細胞老化を防ぐ抗酸化作用の高い栄養素が豊富なのが特徴。
エイジングケアや乾燥肌・ゆらぎ肌対策、花粉症対策にも効果が期待できます。
また、妊活中や妊娠初期に特に必要とされる「葉酸」も豊富です。
貧血予防に欠かせない「鉄分」も多く、まさに女性の強い味方!

ベーコン

旨味たっぷりでほどよい塩味を足してくれるベーコンは、塩や醤油などの調味料を使わず減塩調理が叶う嬉しい食材。
細胞のもとになる「動物性たんぱく質」も補給できます。
加工食品なので、選ぶ際はなるべく添加物が少ないものや、必要な添加物だけが使われているものを選ぶのがおすすめです。

オリーブオイル

油類の中でもオリーブオイルは抗酸化作用の高い「ビタミンE」を豊富に含む良質オイルのひとつ。
オリーブの爽やかな風味は、料理を香り高くさっぱりと仕上げてくれます。

※ほうれん草や大根の葉に含まれる「β-カロテン」は油脂類と合わさることで体への吸収率が高まります。
今回はオリーブオイルやベーコンの脂と合わせることで、乾燥肌対策をより期待できるように組み合わせています!

クミン

お腹のはりや消化不良などに効果が期待されている、香り高いスパイスです。

ガーリック

抗ウイルス、抗菌作用が期待されるほか、抗酸化作用によるエイジングケアも期待されています。

タイム

抗菌・防腐作用が高く常備菜に向いています。
加熱による香りの低減もあまりないので、爽やかな風味を保てます。

材料【A】のハーブ&スパイス類がなくても完成するレシピですが、あればより奥深い風味を味わえます。

ハーブ&スパイス類には美容と健康をサポートする働きも期待されるので、お気に入りをいくつか常備しておくと料理も楽しくなりますよ!

【常備菜ならぬ、“常美菜”】実は気軽で楽しい!スパイス&ハーブの魅力とは?

【常備菜ならぬ、“常美菜”!】初心者こそ知っておきたい!あると便利なハーブとスパイス

幅広いアレンジもぜひお試しくださいね。

今月も体の中からキレイと元気を磨き、心身ともに健やかに「春じたく」を始めましょう!

<参考文献>
・「あたらしい栄養学」(高橋書店)吉田企世子・松田早苗/監修
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)上西一弘/著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)板木利隆/監修
・「旬の野菜の栄養辞典」(X-Knowledge)吉田企世子/監修
・「美肌美人栄養学」(X-Knowledge)蒲生桂子/監修
・「食べる美女肌セラピー」(X-Knowledge)伊達友美/著

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