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NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「キレイを作る、常美菜レシピ」。

フードコーディネーターとしても活躍中のWeekender編集部代表コラムニスト國塩 亜矢子さんが、「体の中からキレイ」をテーマに、旬の食材を使って誰でも簡単に作れる常備菜レシピをお届けしていきます。

ここではこれを、“常美菜”と呼んでいます♩

今回は、先月の「料理がもっと楽しくなる、知っておきたい調味料の豆知識」に引き続き、連載1周年記念のスペシャルコラム!

あると便利なハーブとスパイス、その使い方についてご紹介します。


先月、1周年特別企画でお伝えした、調味料の基本のお話

ご覧いただいたみなさま、ありがとうございます!

実は、まだまだ伝えたい・伝えきれていないことが…。

それは、料理に欠かせないハーブとスパイスのお話。

今回は、料理が苦手な方やお料理初心者さんこそ、あるととっても便利な使えるハーブとスパイス、簡単な取り入れ方についてご紹介したいと思います。

わたしが実際に育てているハーブも、一部ですがお見せしますよ!

 

使いやすいハーブ5選

▲写真奥側が、左からミント、チェリーセージ。手前側が、左からローリエ、ローズマリー。

タイム

卵料理やひき肉料理によく合う、すっきりとしたやさしい香りのタイム。

どんなお料理にもひと振り加えるだけで、ちょっと洋風テイストに仕上がる万能なハーブです。

シンプルなハムチーズトーストに、ぱらっとひとつまみ加えるだけでも美味しくなるのでお試しあれ。

タイムは、お花屋さんで苗が売られていることも。
料理にも使える種類のものを見かけたら、ぜひ手に入れて気軽に育ててみましょう。

ローズマリー

爽やかな清涼感が特徴のローズマリー。

肉や魚の臭い消しにはもちろん、盛り付けに彩りをプラスしたい時にも活躍します。

フレッシュな枝タイプをレモンと一緒にミネラルウォーターに入れておけば、暑い日にぴったりのデトックスウォーターに。

乾燥タイプは、料理はもちろん、クッキーなどの製菓材料としても使えます。

下味をつけて保存する際にもよく忍ばせるのが、このハーブです。

▲塩コショウをした鶏もも肉に、オリーブオイルとローズマリーを加え、マリネにして保存したもの。

ローズマリーは、プランターなどでも元気にたくましく育ちます。
暑さにも寒さにも強く、冬に葉を落としても、春になるとまた元気な葉が生えてきます。

セージ

セージは、主に魚料理の臭み消しとして使われることの多い爽やかなハーブ。

煮込み料理やソテーにはもちろん、天ぷらやフリットなど、魚介類の揚げ物の衣に混ぜるのもおすすめ。

粉末タイプを持っておくと便利です。

種類豊富な苗がそろうセージは、ベランダで育てるのにもおすすめ。
買ってきたお花に数本足して生ければ、ナチュラルなかわいさになりますよ。

パセリ

彩りはもちろん、鉄分やカロテンなどの女性に嬉しい栄養補給も叶うパセリ。

色鮮やかな生のパセリも美味しいですが、乾燥粉末タイプがあると便利です。

ポタージュなどのスープ類にトッピングしたり、カフェ風のワンプレートごはんを作った際にライスにトッピングしたりすると、おしゃれな仕上がりになりますよ。

バジル

爽やかな香りが食欲を促進するバジルは、イタリアンに欠かせないハーブのひとつ。
トマト料理との相性は抜群です!

パスタやピザにちょっと加えるだけで、奥行きのある味わいに。

フレッシュタイプ(生のもの)は、カプレーゼなどの清涼感を出したい料理に。
乾燥粉末タイプは煮込み料理などに加えます。

 

お庭やベランダで育てやすいハーブ4選

我が家で育てている主なハーブはこの4つ。
(この後、1つずつ紹介します!)

子どもたちもいつの間にかハーブの名前を覚え、摘んだり飲み物に加えたり…。
一緒に「ハーブのある暮らし」を楽しんでいます。

ローズマリー

春先にローズマリーの新芽が生えてくると、うきうきします!

小さな花もとってもかわいいので、料理はもちろん、テーブルに飾ることも多い便利なハーブです。

ローリエ(月桂樹)

かれこれ4年ほど鉢で育てているローリエ。

毎年新芽の時期は、料理好きな友人に、新芽のたくさんついた枝をプレゼントするのがわたしの恒例です。

スワッグみたいに吊り下げておいてもかわいい!

バジル(夏季)

バジルは冬を越せないハーブですが、爽やかな味が恋しくなる春夏の料理に幅広く使えるので、毎年苗を購入して育てています。

葉を摘むのは小さな子どもたちの夏の日課に。

手作りのジェノベーゼソースは最高です!

ミント(春夏)

ミントは春夏に育てやすいハーブ。
うまく育てれば翌年も新芽が出てきます。

ミネラルウォーターやノンアルコールカクテル(モヒート風)にたっぷり加えれば、爽やかでおしゃれなドリンクが簡単に作れます。

 

使いやすいスパイス5選

ハーブと同じく、スパイスも料理を楽しく美味しくするために不可欠な存在。

カレー粉やブラックペッパーなどの超定番のもの以外で、私が愛用しているおすすめスパイスはこちらの5つです。

ジンジャーパウダー

体を芯から温めてくれる生姜を乾燥させ、粉末状にしたものがジンジャーパウダー。

お料理にはもちろん、紅茶などのドリンクにひと振り加えるのもおすすめです。

いつでも手軽に冷え予防ができちゃいます!

▼ジンジャーパウダーを使った常美菜レシピはこちら

【常備菜ならぬ、“常美菜”!】かぶの器が楽しい!ひき肉と野菜を詰め込んだ、絶品「ファルシ」

カルダモンパウダー

清涼感のある香りが特徴のカルダモンパウダーは、特にクッキーなどの焼菓子に加えることが多いです。

ほんの少し加えるだけで、甘さの中にスッキリ感がプラスされ、飽きない美味しさに。

スパイスからカレーを作る時にも欠かせません。

クミンシード

ポトフやキャロットラペなど、にんじんを使う料理に少し加えると奥深い味わいになるクミンシード。

ビストロ系、エスニック系のお料理に、少し足すのがおすすめです。

▼クミンシードを使った常美菜レシピはこちら

【常備菜ならぬ、“常美菜”!】春にんじんと豆苗のエスニックソテー

五香粉

常美菜レシピに登場した時は、一部で「これ、いい!」と盛り上がっていたらしい(?)知る人ぞ知るスパイス、五香粉。

ひと振りで、ほんのり中華・台湾料理風な味わいに変身する、魔法の調味料です。

炒め物にひとつまみ加えたり、唐揚げの衣に混ぜるのもおすすめですよ。

▼五香粉を使った常美菜レシピはこちら

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健やかに元気に生きるため、そして内側からキレイになるために欠かせない日々の食事。

そんな日々の食事を、「より楽しく」「より美味しく」してくれるのがハーブやスパイスです。

なくてもいいけれど、試してみるとその魅力にどんどんハマるはず。

「使い方の正解」なんて気にしすぎず、自分の感覚で料理に加えてみましょう。

きっといつの間にか、料理が、暮らしが、ちょっと楽しくなっていますよ♩

常美菜レシピにも「あれば加える」という表記でよく登場するスパイス&ハーブたち。

暮らしの中に、気軽に取り入れて楽しんでいただけると嬉しいです。

「キレイを作る!常美菜レシピ」コラム
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