NEXT WEEKEND DATE

大きな声では言いづらいちょっとした悩みや、あえて近い存在のひとには話しにくい悩みは誰にでもあるもの…。

この連載では、みなさまから匿名で募集したお悩みに、NEXTWEEKEND編集長 村上萌が答えていきます。

今日ご紹介するのは、男性を信じられず悩む相談者さんからのお悩みです。

こんにちは。
前向きで、ありきたりでない言葉に、初めてご回答を拝読した時、大変感動しました。
これまでいくら考えても答えが見つからないため、投稿させていただきます。
私は男性を信じることができません。
理解したいのに理解することができなくて苦しいです。
男性の不倫のニュースを見るたびに、自分のことのように女性側の気持ちになり、悔しくて悲しくなります。
「付き合っている彼が他の女性と」とほんの少し頭をよぎるだけで胸が張り裂けそうになり、浮気以前に、アダルトなお店や動画すらも、もし彼が行っていたら、見ていたらと思うだけで自分の価値も女性の価値も否定されたような気持ちになってしまいます。
また、自分の好きな人だけでなく、世の中のすべての男性が、付き合ったって結婚したって多かれ少なかれ、いつか彼女や奥さんよりも若くて可愛い子を夢見るのかと思うともはや男性と付き合う意味すら分からなくなりました。
「男はそういう生き物だ」と割り切ることがどうしても出来ません。
誰のことも信じられません。
愛されるとはなんでしょうか。
自分が浮気をされたという経験があるわけではなく、これまで生きてきていろいろな人を見てきた上で、「世の中の男性にとって女性は使い捨てなのかな」と、それが私の勘違いなのか真実なのかは分かりませんが自分の力ではどうにもならない気持ちになり、考えても考えても答えが見つからず苦しいです。
私の彼は愛情を言葉にする人ではなく、だからどんなに楽しくいてもいつも不安で、だけど「重たい女にはなりたくない」と思い、我慢して1人でストレスが溜まって、最終的に抑えられなくなり、喧嘩を繰り返してしまいます。
そんなこともあって彼のことも悩み、彼を諦めて振り切ろうとしても他のすべての男性もそうなのかと思って前を見ることが出来ずにいます。
(23歳・女性・会社員)

毎日いろいろなニュースが錯綜していますね。

いざ公園に行ってみると、ものすごく穏やかな光景が繰り広げられていることにギャップがありますが

早く日常が戻ってくるといいですね。

そしてお悩みを送ってくださりありがとうございます。

これだけゴシップで騒がしい昨今だと、相談者さんほど共感性が高い方は本当に胸が締め付けられる日々ですね。

私も、かつては本当にそういうことに理解ができず、「男はそういう生き物」なんて言う人には、男女問わず「何開き直ってるんだ?」と腹が立ったし、そもそも浮気をする人種としない人種がいて、する人は全然違う価値観で暮らす人だと思っていました。

浮気されたらすぐ別れるし、本当にありえないことだと心から思っていたのですが相談者さんより少し年齢が若い頃に、大好きで何年も付き合っていた人の浮気が発覚した時(なぜか向こうが泣きながら白状してくるという、やるせない知り方でしたが悲しみとか怒りよりも「あぁ、なんでそうさせちゃったんだろう」と、非行少年の母のような気持ちになってしまったんですよね。

で、そこから結局普通にまたお付き合いの日々が始まりました。

泣いて許してほしいと言ってくるくらいなら、墓場まで持って行ってほしかったとすら思いましたが、その時に初めて、浮気する人種とそうでない人種を分けることはかなり難しいのではと思いました。

それと同時に、自分のことすら信じられなくなって、目の前に歩いている幸せそうなカップルも、自分の親ですらも、ものすごく脆い中で幸せを保っているんだ、と何を見ても辛くなる時期がありました。

相談者さんは、男性の多くが浮気をすると思って辛い気持ちになってらっしゃるかもしれませんが、被害の声があまり聞こえないだけで、女性にだってそういうことをする人は沢山います。

絶望的かもしれませんが、環境やタイミングが合ってしまえば、いとも簡単にそっち側になってしまう人は本当に沢山いるんだと思います。

でも、絶望しないでください。

だからこそ、パートナーシップにおいて大切なのは、いかに「失いたくない」と思う相手と関係を作っていけるか、ということなんだと思います。

繰り返しになりますが、人は環境やタイミングで変わってしまう生き物なので、「絶対に浮気をしない男の人」というのを探すのは簡単ではありません。

それは女性側も然りです。

そもそも「絶対に」なんていう言葉がどれだけ脆いか

今、浮気をしなくても、相談者がさんが仰るように10年後どうなるかはお互いに分かりません。

だけど、お互いにとって「失いたくない相手」で居続けられれば、それは防げるかもしれません。

万が一防げなかったとしても、お互いが失いたくない相手なのであれば、努力の上で再構築していくことだってできるかもしれません。

究極は、それでいいと思っています。

大切なのは、失いたくない相手で居続けることです。

この前、映画「JOKER」を観ました。

1人のコメディアンの男性が、徐々に狂気の道化ジョーカーに変わっていく話です。

共感はできないけど、理解できました。

JOKERが大きく変貌してしまう時、守りたい人や、大切にしたいものが何も思い浮かばなかったのです。自分も含めて。

守るものがあれば自制できたことや、罪悪感を持てたことも、もはやその世界に戻る必要がないから、彼は少しずつ悪の選択を繰り返して、気づけば遠いところに行ってしまいました。

映画を観た感想は、「彼の状況なら、私もなり得るかもしれないな」ということでした。

相談者さんは今、どうせいつか浮気されるくらいなら、付き合う意味も分からないし、一緒にいても不安しかない。

と思ってらっしゃるかもしれませんが、裏切られた時に傷つかないようにするために、楽しまないようにするよりは、お互いの人生にとって「失いたくないもの」で在り続けられるように、一緒に楽しい時間を過ごしてみてはどうでしょうか。

万が一、大切にしていた人に浮気されてしまったとしたら、目の前の景色が全て変わってしまうほど落ち込むとは思いますが、その分必ず、強く優しい人になれます。

だけど、大切にもしていなくて、もともと一線を引いていたような人に浮気をされたら自分に期待するのも諦めて、人間不信になっていく一方です。

「浮気しない人もいますよ」とか、「男ってほんとあほですよね」なんてまとめ方はできないのですが、要は、男女ともに誰しもが常に様々な選択と隣り合わせにいる人間関係の中で、「失いたくない」と思える相手と一緒に居続けられる、ということは、人生において何よりの宝物になるはずです。

そしてそれは、「浮気されたくない」という思いだけでは見つけられません。

これからも相談者さんは、誰かを信じて、辛くなって、信じられて、新しい自分を知って、と沢山の経験をされると思いますが、笑ったりときめいたり、思わず抱きしめたくなるような気持ちこそが、毎日を豊かにしてくれると思います。

起きていないことを不安に思い嘆くよりも、新しい気持ちを教えてくれる目の前のことに感謝して素直に飛び込んでみてくださいね。

そこで知る新しい自分が多ければ多いだけ、きっといつかの強さになるはずです。

諸行無常の世の中ですが、お互いに目の前のことを必死で愛しく思いながら生きましょう。

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「編集長がこたえます」が本になりました

人生の変化を迎える全ての女性に贈りたい!

NEXTWEEKENDの人気連載「編集長がこたえます」が1冊の本になりました。

その名も「深夜の、かけこみ横丁」。

「自分が何者でもないことが不安です」
「浮気した夫とのこれから」
「仕事に求めるものを見失いました」
「生きている意味がわかりません」
「セックスレスで、毎晩涙で枕を濡らしています」

身近な人にこそ言えない、人の悩みは十人十色。
今日もきっと、誰かが悩んでる。

横丁で隣に座ったような気持ちで、誰かのお悩みを聞いて、考えて、語って。
気づけば自分のお悩みもスッキリするような1冊です。


▲共感を集めた31のお悩みを掲載
恋愛、人間関係、仕事、子育て、自分自身…
WEBでは選べなかった、深い内容も初公開。


▲悩みを解決する5ステップの思考法&書き込みノート
自分のモヤモヤを客観視することで今やるべきことが見えるかも…!
今自分が悩んでいることを書きこんで整理できるノートつきです。

▲悩んだ日に食べたい、横丁のレシピ
悩んだ日でもお腹は空く。
食べたら明日からちょっと元気になるようなおつまみとお酒のレシピも、お悩みのシーンごとに掲載しました。

 

「深夜の、かけこみ横丁」
著者:村上萌
発行元:カエルム株式会社
仕様:176ページ/B6版製本
定価:1760円(本体1600円)
流通:全国書店、ネット書店
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