NEXTWEEKENDコラムよりお届けする「いつもの食材でつくる、ほめられレシピ」。
このコラムでは、フードコーティネーターの鈴木麻友子さんが、手が込んで見えて実は身近な食材で手軽に作れるレシピをお届けしています。
今回は、簡単に作れる基本のクレープと3つのアレンジをご紹介します。
基本のクレープ
小さい頃に憧れたあの三角形、「クレープ」。
習い事の帰り道、母におねだりしていたのが懐かしいです。
(なぜか甘いものではなく、ツナサラダをチョイスしていたんだよなぁ)
いまだにクレープを作るところを覗くとわくわくします。
さて、まずはそんな基本のクレープからご紹介します。
材料(26cmフライパンで6枚分)
グラニュー糖…大さじ1
卵…1個
牛乳…250ml
バター…10g
油…適量
作り方
1.ボウルに薄力粉、グラニュー糖を入れ、混ぜ合わせる。
2.卵を入れて混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら混ぜ合わせる。
3.バターを別の容器に入れてふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで20秒ほど加熱して溶かす。
4.【2】に【3】を加えて混ぜ合わせたら、ラップをして冷蔵庫で30分以上寝かせる。
(生地を寝かせることで、粉が生地に馴染みますし、もっちりしすぎるグルテンの働きも抑えられます。
夜のうちに生地を作って朝焼くなど、できれば半日ぐらい寝かせるのが理想です。)
5.弱火で熱したフライパンにキッチンペーパーで油をひき、生地をおたま1杯ほど入れ、薄く広げて焼く。
(弱火で熱した後、一度火から外して生地を流し込むと、焦らずに薄く伸ばせます。なるべく素早くフライパンを回して伸ばすのがコツです。)
6.ひっくり返してさっと焼く。
薄く焼き色をつけたクレープは、赤ちゃんのほっぺのようにふんわりモチっと。
しっかり焼き色をつければパリッとしたクレープになるので、お好みの焼き加減を見つけてくださいね。
シュガーバタークレープ
材料(1人分)
バター…10g
グラニュー糖…適量
作り方
1.基本のクレープ生地を片面焼く。
2.焼き色がついてきたらバターをのせ、溶かして馴染ませ、こんがりと焼いていく。
3.フライパンの上で折ってから皿にのせ、グラニュー糖をふりかける。
(フライパンから移動させるときに、熱いバターが出てくるかもしれないのでお気をつけて!)
シンプルだけど、一番クレープを楽しめるシュガーバター。
パリッと焼けたクレープの中から、あったかいバターが溶け出してグラニュー糖が絡まる、最高の幸せ。
グラニュー糖の代わりにはちみつを使ってもいいですよ。
ハムチーズとりんごのクレープ
材料(1人分)
ハム…2枚
スライスチーズ…2枚
りんご…1/8個
作り方
1.りんごを千切りにする。
2.クレープに、ハム、スライスチーズ、りんごの千切りを置き、くるくると巻く。
3.皿に盛り、お好みでマスタード、はちみつを添える。
朝食にも、おやつにも、おつまみにも。
ハムチーズに、食感のいいりんごの千切りを合わせました。
お子様には、ケチャップやマヨネーズを足してみたり、もちろんそのままでも。
大人のおつまみ寄りにするなら、生ハムやブルーチーズにりんごなど、具材の種類を変えてみてもいいですね。
いちごのクレープシュゼット
材料(1人分)
いちご…中8個(100gくらい)
グラニュー糖…大さじ2(甘さ控えめなら大さじ1)
白ワイン…80ml
バター…10g
バニラアイス…適量
作り方
1.いちごを4等分にし、グラニュー糖をまぶして30分ほどおく。
飾りのいちごは1つとっておく。
2.フライパンにバターを溶かし、【1】と白ワインを加えて、弱火で5分ほど煮る。
3.クレープを4つ折りにして入れ、1分ほど煮る。
4.皿に盛り、バニラアイスといちごを飾る。
旬のいちごを使った、ピンク色のかわいいクレープシュゼット。
フランベや難しい作業はなしで、簡単に作ってみました。
いちごソースで煮ると、クレープがもっちりして美味しいですよ。
溶けてきたアイスを絡めて、贅沢に食べていきます。
ストロベリーアイスでいちご満載にしても、クッキーアンドクリームやチョコのアイスでアポロ風にしても楽しめますね。
スタイリング
主役となるクレープは焼き色がかわいいので、シンプルに。
アンティークのような雰囲気のお皿との相性がいいですよ。
クレープシュゼットは、いちごの赤が映えるように白いお皿で。
合わせるクロスもピンクにすれば、春らしくかわいいテーブルになります。
手軽に作れるクレープ。
バナナとチョコソースでも、いちごと生クリームでも、もちろんツナマヨとレタスを巻いてもよし。
みんなで巻くのも楽しいですね。
お好みでカスタマイズして、美味しく食べましょう!
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