こんにちは!
NEXTWEEKENDコミュニティマネージャーの永田 尚子です。
この連載「突撃!隣のWeekender」では、私たちと一緒にNEXTWEEKENDを作っている47都道府県の日常編集者「Weekender編集部」の中から、私たちが毎月提案している月間テーマにぴったりのメンバーにインタビューをしていきます。
今月の月間テーマは
【ずっと残したいから #忘れたくないメモ 】
誰もが「やっておきたいな」と思いながら、上手く続けられていないかもしれない「メモを残す」ということ。
今回は、「ならぐらし」というWEBメディアで企画編集をされながら、休日には国内外問わず旅をし、個人のInstagramでも上手に編集して発信されている合田紗規さんをフューチャーしました。
日々の気づきをメモし、活用する方法について伺いたいと思います。
お名前:合田紗規(ごうだ さき)さん
阿波踊りのまち徳島で生まれ、大学進学を機に大阪へ。
その後就職のため奈良へ移り住みました。
奈良で暮らす人、奈良で働く人、奈良を訪れる人をつなぐ、ローカルコミュニケーション企業で、WEBメディア「ならぐらし」の企画編集やECサイトの企画運営を担当しています。
Weekenderになった年:2016年秋冬
住まい:奈良県
生年月日:1991年9月13日
Instagram:@913saki
1.食×旅の情報のリサーチはどのようにしていますか?
なおこ:
いつでも旅先から魅力的な発信をされていますが、訪れたい場所や、その土地でのお店の決め方などにコツはありますか?
合田さん:
情報を発信するという仕事柄、「アンテナを貼る」、「気になることはすぐメモをとって調べてみる」ことを普段から意識しています。
「よくそんなお店知ってるね」と声をかけていただくことがあるのですが、自分が好きなことや興味を日々整理しているので、たくさんある情報の中からその時のベストを取捨選択できるんだと思います。
リサーチの方法
ライフスタイルが素敵だな(好きなモノが似ているな)と思う方のSNSから情報をいただいたり、雑誌(nice things.やBRUTUS)を読んだり。
また、自分のSNSは好きなことだけを投稿しているので「紗規もここ好きやと思う!」と、おすすめのお店を教えてもらうことも。
先日母と沖縄に行った時も、好きなレストランのオーナーさんとお料理についてあれこれお話しするうちに知らなかった沖縄を教えていただいて。
現地の人とお話したり、地産地消のお店でごはんを食べたり、道の駅や地元のスーパーに立ち寄って、そこでの暮らしが垣間見えるような旅が好きです。
ストックの方法
具体的には、ヒントを得たら引き出しとしてGoogle Mapsに「お気に入りの場所」、「気になるお店」のリストを作っておくこと。
自分だけのメモでもいいから、仕事もプライベートもインプットしたことを忘れないうちにアウトプットするようにしています。
旅といえば、直近では秋に友人の故郷・イタリアへ行ってきました。
日々のInstagramの更新などから私が何に興味があるのかを理解してくれていたので、私が好きそうなことをたくさん体感させてもらいました。
その時感じたこと、考えたことはもちろん毎日iPhoneでメモを取っていました。
私の非日常は誰かにとっての日常。
目覚めるたびに見える窓の景色や電車からの風景に幸せを感じて、暮らすように旅するってきっとこういうことですよね。
2.Instagramの更新についてのマイルールはありますか?
なおこ:
写真の切り取り方も言葉の選び方も、個人の日記ではなくて誰かの役に立つような編集視点だなと感じます。上手にまとめるポイントも教えてください。
合田さん:
マイルールは、当たり前のようですが、やっぱり「好きなこと」を投稿することですね。
10月のできごとを11月に投稿することもあるのですが、それも全て自分にとって忘れたくないことだから。
人って案外忘れてしまう生き物じゃないですか?(笑)
Instagramは、まさしくジブンメモとして投稿するようにしています。
自分が好きなことなので無理なく続けられますし、しかもそれがどなたかの役に立つと嬉しいんです。
(メンションやタグ付けをして「行ってみたよ!」と教えてくださる方もいます。やさしい…。)
あと、いつもその時感じた空気や考えを忘れたくないなと思って、シャッターを切っているので、写真を見ればその時の自分の感情が思い出せるんです。
加工について
合田さん:
明るさの調整はしますが、ほとんど加工していません。
色味もこのカラーで統一しよう!と思ったことはなく。
(なぜなら…手の込んだことは続けられない性格なので…笑)
統一感を感じていただけているとしたら、「美しい」、「切り取りたい」、「記憶に残しておきたい」と感じるものが、ブレないんだと思います。
客観的に見てわたしの場合、自然の色が多いですよね。
「ああ、こういう時間が好きなんだな」って自分が投稿したものを見て再認識します。
文字量について
合田さん:
「余白はデザイン」ということを仕事で教えてもらい、それがプライベートにも影響していると思います。
あと、素敵な景色・写真を見た時に、言葉はいらないなって思うこともあって。
無意識に文字量を考えているのかもしれません。
ストーリーズは「わたしも一緒に旅してる気分になって楽しい!」と、何人かのWeekender編集部が言ってくれたのでハイライトにまとめるようになりました。
(そんな風に思ってもらえると思っていなかったのでびっくり)
生活の中の「メモ」。
どんなときに書き留めて、どのように役に立っていますか?
合田さん:
週末野心手帳に日記をつけていて、何をした、どこに行ったということだけでなく、どう思ったのか、例えば何が嬉しかったのかなどの感情もできるだけ書くようにしています。
写真でお分かりいただけると思うのですが、「きちんと書こう!丁寧に書こう!」と自分に課してないから続いているのだと思います。
その日食べて美味しかったものを書いている日もあれば、取材先で感じたことをつらつらと書いている日もあるし、共感した言葉だけを書いている日もある。
もちろんいいことばかりじゃないけど、今日何を感じて生きていたか。
きっと何もなければ一年後の自分は思い出すこともできないと思うんです。
それってなんだか味気ないなと…。
日記をつけようと思ったタイミングで目にした佐藤 友子さん(北欧、暮らしの道具店)の
「書くことは、いわば点を打つこと。いくつもの点がやがて線へとつながり、未来の自分を支える糧になる。この先、次の岐路に立った時に、これまでのさまざまな瞬間を書きとめた文章は、自分だけの心強い“過去問題集”として、大切なヒントを与えてくれると思います。」
という言葉にすごく納得して。
今の自分の言葉が、いつかの自分の役に立てばいいなと思って続けています。
小さな気付きなんですけど、数年後に「ああ、そうだったな」って思い返せる時間があると幸せじゃないですか?
プライベートに関しては決めすぎてタスクにならないようにするのが、わたしには合っているんだと思います。
おまけコラム:
「NEXTWEEKENDと私」
NEXTWEEKENDに出会ったことで、どんな風に暮らしたいか考えるきっかけを与えてもらい、自分が得意なことや好きなことを改めて気付かせてもらったと思っています。
以前、NEXTWEEKENDの企画で、【今まさに冬の北海道に行ってみたい!と思っている人が考える、自分だけのオリジナルプランをそのままモデルコースとして発信できる「旅のしおりコンテスト」】があったのですが、たくさんの応募の中から選んでもらって実際にそのプランが現実になったことがあるんです。
短い応募期間の中でその時の自分が叶えたいベストプランを打ち出せたのは、日々のメモのおかげかなと改めて感じました。
▲「暮らすように旅をして、“好き”を見つける3日間。友人と楽しみつくす冬の函館旅」
Weekende編集部の中には、一緒にお仕事をしたり、プライベートな相談や旅行ができる友人もできました…!
それぞれの個性がありながら、萌さんの「せっかくなら」精神を具現化できる人が多くて、大人になって仕事だけじゃないコミュニティができるって幸せだなとしみじみ思います。
「でも、日々の生活でいっぱいいっぱい。そんな風になれるかな。」と悩んでいる方にも、ぜひ新メンバー募集には応募してみてほしいですね。(実はわたしもそう思っていたので、きっと大丈夫!)
Weekender編集部との出会いが何かを変えるきっかけになるかもしれません…!
そういえば、NEXTWEEKENDのサイトに掲載してもらった写真も、嬉しくてアルバムにすべて保存しています。
そんな合田さんの、この秋に叶えたい野心「#忘れたくないメモ」は、1月から10月まで毎月旅に出ていたので、11月はこれまでの10ヶ月を振り返ることだそうです。
写真を現像して言葉を綴って#忘れたくないメモ をアップデートし、一緒に旅行してくれた友人や母に、いつも数枚お気に入りの写真をスクエアプリントして次会う時にプレゼントしているとのこと。
#忘れたくないメモ のシェアですね。
NEXTWEEKENDとやってみたいことは、関西でもマルシェや交流できる機会、関西だからこそ発信できること等を一緒に取り組ませてもらえたら嬉しいです!
いつも素敵なきっかけをありがとうございます!
1.WISHLISTを整理しておくと、たくさんある情報の中からすばやく取捨選択できる。
2.自分の好きを整理して発信することで、情報を引き寄せることができる。
3.今日起きたちょっとした出来事は、メモして後で振り返ると人生に深みが出る。
「メモ」というと、すごく小さな個人の領域。
たとえ親しい友人でも、日記は当然のごとく、スマホの一言メモや、TO DOリスト、スーパーの買い物メモさえも目にすることってあまりないですよね。
でも実は、そんな内側に積み重ねている小さな部分にこそ、時間や情報をうまくコントロールして自分らしく楽しむためのヒントが隠れているんじゃないかと思います。
誰に見せるわけでもないけれど、自分の気持ちに向き合って日々整理しておくこと、これを機に合田さんにならって少しずつ習慣にしたいものです。
みなさんのWISH LISTもぜひ「#忘れたくないメモ」「@nextweekend_jp」を付けて、シェアしてくださいね!
⽇々をより良くしようと貪欲になりながら、共にNEXTWEEEKEND を盛り上げていく全国各地のメンバーの集まり。
Facebook コミュニティ内にて、編集コンテンツ作りの参加をメインとした活動のほか、アイディアを共有したり、同じアンテナを持ったもの同⼠が集まる出会いの場にもなっています。
(Weekender 編集部のメンバー募集は年に2 回⾏っています。
興味のある⽅は、定期的にウェブサイトの情報をチェックしておいてくださいね。)